エピソード
挿絵イラスト
キャラクター
- 幽子(ゆうこ)
地縛霊になってしまった、経介と樹逗の腹違いの姉。生きていれば経介の5歳上。
幼くして父・木業と離別、さらに3歳の時に母とも死別。その際木業が引き取りに来るが、敵を作りやすく孤独な祖母を一人にできないと感じ自ら祖母の元に留まった。
生れつき身体が弱く、病院生活が長いため世間知らずで子供っぽい一面がある。
結局、病院でそのまま帰らぬ人に。享年19。
祖母と二人暮らしだったため家族の触れ合いに飢えている
- 相木 経介(そうぎ きょうすけ)
ちょっとヒネた性格の高校1年生。
誰に対しても一歩距離を置いたような態度をとるが、根は優しく面倒見がよい。
一年前、実は自分に腹違いの姉がいて、しかも最近病気で亡くなったと突然知らされた。しかし家族の心情や自分の微妙なお年頃の事を考えた結果、その事に憤るどころか「生前に知らされなくてよかった」と思ってしまった事に心のどこかで罪悪感を持っている。
自覚はないが霊感が強く、霊が近くにいると悪寒がする
- 相木 樹逗(そうぎ じゅず)
元気で明るい小学5年生。屈託のない性格で誰にでもフレンドリーだが兄に対してだけは気が緩んでいるため辛辣。
一年前、実は自分には腹違いの姉がいて、最近病気で亡くなったと突然知らされた。あまりに急な話に実感が持てずどこか他人事のように感じてしまったが、姉に生前会えなかった事は心の底から残念に思っていた。なので霊であろうと姉ができた事が嬉しくて仕方がない。
霊感は全く無いが幽子の事はちゃんと見えている
- 相木 木業(そうぎ もくぎょう)
経介と樹逗、幽子の実父。彫刻家。顔は恐いが気が弱い。
若い頃、地元の名家の娘と恋仲になり揉めに揉めた末どうにか結婚、その妻との間に幽子が産まれるが、結局妻の母に追い出されてしまう。会えないまま妻に先立たれ、幽子を引き取りに行くが本人に拒否される。
その後、泉子と出会い結婚、経介と樹逗が産まれる。
会えない姉の事を経介と樹逗に教えるべきでないと思い、亡くなるまで黙っていたが、その事に罪悪感がある
- 相木 泉子(そうぎ せんこ)
相木 木業の後妻で、経介と樹逗の実母。活発で賢く、人当たりが良い。
夫と先妻の子である幽子の存在は夫と出会った頃から知っていたが、複雑な事情に口出しできず夫に判断を一任していた。結果として幽子には生前会う機会はなく、申し訳なさを感じている。
自分の子供達に対しても、幽子が亡くなるまでその存在を明かせず、複雑な想いをさせてしまった事に罪悪感がある。
霊になった幽子に会い、娘が増えたようで嬉しい
- 幽子の祖母
相木 木業の先妻の母。地元の名家を取り仕切る豪腕だが、やり方が強引なため身内にも敵が多い。
娘に相応しくない夫・木業を家から追い出し離婚させたが、その結果娘も見る見る弱って亡くなってしまったので後悔している。
孫の幽子の前では純粋に優しいお婆ちゃん。幽子を溺愛していたが病気で亡くしてしまい、気落ちするあまり自分も体調を持ち崩しほどなく他界。
罪悪感から、家を木業に相続させた。
幽子との絶妙な距離感が味がありますね。
姉ではあるが、限りなく他人に近い。でも、どんどん姉としての関係性が出来てくるのに別れの時は近づいて…
さっすが澤井さん!死んでるのに明るく振る舞う幽霊の姉と、未練を晴らすために嫌嫌ながらも奮闘する弟。切なさと笑いのバランスが凄くいいですね!
最後の「透けてるぞ、姉ちゃん」がいつか必ず訪れる姉の昇天、別れを予感させて凄く切ない気持になりました…
幽子のキャラがいいですね😊💕
短い中にドラマが詰まってて、じんわり温かくて切なくて、これぞヒューマン!面白かったです✨️
霊体でも飲食できるんだ!家族についていけるなら、旅行もテーマパークも行けちゃう?
成仏させたくなくて冷たくしてしまったり、色々な展開ができそうです。
幽子カワイイ♥
お話しが面白いだけでなく、効果音やBGMの使い方にセンスと臨場感を感じました。
もう一生このままの家族のカタチで良いのでは無いでしょうか。
くうぅ、こんなの泣いてしまいますやん。
テンプレ要素もあってがっつりヒューマンしてました。半分血が繋がってるのもいいですし、各話出来るだろうけど、長編で見たいですね。この半分ってのが、なんとも、なんとも憎い。上手い。そして、揺れ動く少年の心がまた良かったです。
十二分な満足感でした。最終回ギャン泣きしますよ、これ。