エピソード
挿絵イラスト
キャラクター
- くもり
東側の軍人として前線に立つ。
優秀な銃手であり、友人思いの優しい性格。
しかし戦場では、自身の生命よりも敵を斃すことを優先する。
- 風 (ふう)
西側の軍人。
徴兵された身の上であるため、本心では戦いを嫌悪している。
- ユナ
東側の看護兵。
友人として、くもりが戦場で危険を冒す姿に心を痛めている。
- リャオ
東側の通信兵。
くもりの友人で、女の子とイチャイチャしたい願望がパンク寸前。
- ミカド
東側の最高指導者。
東西の統一という野望を抱いている。
「戦って、殺して…最期は殺されて」 それでいいと思っていた。彼と再会するまでは── かつて一つの国であった、東側と西側の戦争は一つの区切りを迎えようとしていた。 東側の兵士である『くもり』。彼女は戦場で、かつて自分を救ってくれた少年『風』と再会する。 互いに敵として、望まぬ形での再会。しかし、くもりとの再会を喜ぶ風の提案によって、狙撃銃を使った文通という奇妙なやりとりが始まるのだった。
完結最新 :Message In A Bullet
2022.12.31 最終更新
東側の軍人として前線に立つ。
優秀な銃手であり、友人思いの優しい性格。
しかし戦場では、自身の生命よりも敵を斃すことを優先する。
西側の軍人。
徴兵された身の上であるため、本心では戦いを嫌悪している。
東側の看護兵。
友人として、くもりが戦場で危険を冒す姿に心を痛めている。
東側の通信兵。
くもりの友人で、女の子とイチャイチャしたい願望がパンク寸前。
東側の最高指導者。
東西の統一という野望を抱いている。
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あまり見ないタグと思いつつ、自動を切って読み進めましたが……読後、実感しています。
セリフと状況の一つ一つを噛み締めて読む物語でした。
途中くもりの口から関西弁が出て、
「もしや日本の分割統治計画を題材に?」と想像を掻き立てられるなども。
そしてレターショット。殺伐とした戦場で、僅かな日常を感じられ……素敵な作品でした。
短い中で魅力的な少女たちを描き、それが残酷なラストを際立たせて、切なくも鮮やかでした。
印象に残るシーン続きで、2000字とは思えない濃厚なドラマでした。悲しい予感の漂うラストですが、どうぞふーちゃんの素直な言葉がくもりに届きますように。
余談ですが、たい焼きの効果音に、同じものを使っていらしたので、勝手に親近感が沸きました😊
これは切ない……2000字に濃密な世界が圧縮されて、キャラクターが運命に翻弄されながらも生ききる様を目撃しました🥲
最後、ふーちゃんはくもりを「見つけた」のでしょうね…😭
ミリタリーや戦時下の世相を実感させる設定がお見事でした
リャオの煩悩とブラちらに癒されました 笑
悲しさが深く突き刺さる作品でした。時代が違えば、二人はとても素敵な関係で将来を歩めたはずなのに…。
手紙の内容は作中で深く語られなかったですが、良い意味でくだらないものだと想像できるところが良かったです^^
まるで一本の戦争映画を観ていたかのような切ない物語でした。
エフェクトと効果音の臨場感も表現がとても上手で、ミリタリー好きな人間としてはナイトビジョンとして緑背景が登場した時には『わぁ!』と喜んでしまった(笑)
レター弾という発想も素敵で、あえて想像の余地を残してエンディングに余韻もたせる作風も…まるで途切れてしまった文通のようで感情が揺さぶられます。
つい何度も読み直したくなる素敵な作品でした。