エピソード
挿絵イラスト
キャラクター
- オーリィン
オーリィン・ヒロイック
ゆうしゃとして生まれた存在
ヒロイック家に伝わる家訓忠実に守る子。
また「女によって殺される」一族に伝わる呪いを恐れている。
できることなら魔王から世界の半分をもらい、男だけの国を作って、まずは安全に暮らしたい。
ゆくゆくは皆が自分を大事にしあえる世界を作ることを目標に掲げる。
家訓:ゆうしゃたるもの自分を大事に‼
- ルビネット
魔王の娘。押しが強く、傲慢なところがある。
オーリィンと出会い、他者を思いやる心を育んでいく。
可愛いモノが大好き。特に少年。
- コウギョク
傾国の美女としてギオウの目に留まり、半年まえより妃の地位についたもの。王を誑かし、建国記念日には逆賊1万とハオランの処刑を実行しましょうと提言する。
常に煙管を手放さない。
彼女の香には怪しげな心掻き立てる力があると囁かれている。
- ブレーバーン
世界を征服しようとし始めたばかりの魔王。迫害されてきた魔族の民を思い、魔族の楽園を作りたいと願っている。威厳は余りない
- イエスマン
魔王に逆らわず、一切の難題をイエスの一言で乗り切ってきた魔物。命令こそ至上の喜び。
脳がないので考えるのがめんどくさいという理由もある。
- クイーンクェ
オーリィンの母親。
肌露出の多い、ちょっと扇情的なお母さん。
このたび、オーリィンがゆうしゃとして旅立つ朝天に旅立つ。
羽を持っていることから、明らかに人ではないようだが・・・
- ハックナイン
親の虐待に会う少年。
オーリィンの同級生。
卒業式の日、別れ間際のオーリィンに告白を敢行する。
その際に、オーリィンが男であったことを知り葛藤を抱える。
- ヘイシ―
いち兵士
ある女性を一途に思うも、身分の差で求婚できずにいる。魔法の威力は無いが非常に正確で繊細である。
- 王様
はじめの国の王
一週間前に邪竜に姫をさらわれおり、勇者が現れるのを待ちわびている。
王様としては勇者にまともな支度品を送ろうとする良識派。
- メルキュー
行商人。金儲けが趣味で生きがい
しかし人の死も金勘定してしまうことには嫌気がさす
心の持ち主。旅を続けている為、各地の情勢に詳しい。
- シエン
一年前、前王によって、四将に登用された。
素性は不明。力だけで地位を手に入れた男。
噂では三将が束になっもなすすべなく敗北したと言う。
王に忠誠を誓っているかも分からない謎の男。
- アサガオ
コガネの国の重鎮。将軍という席には居ないものの、オウの国侵攻の為、密かに軍を率いる。
忘れっぽくて、心配性なのは歳のせい。
非道な人物で目的の為には手段を選ばない。
- ハオラン
ギオウの妹で第二王位継承者。
謀反の疑いで半年前に捕らえられ、地下牢に幽閉される。道術と薬学に造詣が深い。
コウギョクとは幼馴染である。
自分の身より、コウギョクや民の心配する強さと優しさを持つ。
- フェイファン
四将の一人。祖父も元四将。
内政はからきしだが戦闘力は確かなモノ。
彼女の操る火刀仙の前にしては、立っていられるものは少ない。弟のタイシンが無茶をしないか心配している。
- ギオウ
オウ国の王様。父が崩御し、1年前よりその地位につく。
元々は良き王になると民から羨望されていたが、王になると家臣を反逆の疑いで捕らえるなど、蛮行が始まる。
また、他の国に対し戦争の準備も進めているようである。
- クオ
四将の一人。
道術に長けた強さを持っているが、それ以上の自信家。
人を見る目を持っていない。全ての視線は自分に向けられているナルシスト。
- ガオハン
現在では四将の最古参。以前は、大きな権力を握っていたが、寵愛されているコウギョクと一年前より四将に登用されたシエンに立場を奪われ、政治力を急速に失っている。
- タイシン
爺ちゃんを助けに行こうと剣を取る少年。
家族愛が暴走し、無茶に走りがちでフェイファンに心配されている。戦闘能力はないが、強い覚悟を持つ少年。
- プローメ
魔王軍団長、六魔公の略奪のプローメとして恐れられている。勇者討伐の為、魔王にはじめの国に向かうように言われたが、街を襲うでもなく、しばらくの間、街の側に軍を置き静観している。
彼女の目的とは一体・・・
- バスティース
プローメの使い魔
おおよそ非力な猫又だが、時を操る力をもつ(?)
長い文字は覚えられない。
プローメに懐いているが、口は辛辣である。
口調は「である」。
- フローテ
はじめの国の姫
邪竜、堕炎に攫われる。
しかし、彼を恐れておらず、逆に彼の話しを聞きたがる稀有な人物である。
普通の生物なら怖気に囚われるが、その様子はない。
彼の話しは歴史の一端であり、また貴重である。
- 堕炎(ダエン)
天より落とされた竜。邪竜として忌み嫌われている。
強大な力を持ち、誰も干渉しようとしないせいで、日々に飽いていたのもあり、はじめの国の姫に気まぐれに付き合っている。
姫に語る一人の女の話しは、彼の懺悔でもある。
因果が狂った原因の、罪の一つを担う者。