とある出版社でオカルト雑誌の記者兼編集者をやっている。理系学部卒のガッチガチの現実主義者だが、敢えて志望して今の部署に来た。周りの予想に反して今の部署を志望したのは、オカルトを徹底的に否定するためだった。睦海と言う名前にコンプレックスが有り、呼ぶのをゆるしているのは幼馴染みの刑事、昏木だけ。

オカルト雑誌で編集をやっている青年。ある事件が大学生時代に身近で起きて以来、その経験からオカルト、特に鬼に執心し、今の職に就いた。刑事の昏木とは同僚である昏木の幼馴染み、添田を通じて知り合い、持ち前のフットワークの軽さや人懐っこさを活かして得た情報や、それらを踏まえて考察した意見を聞かせるまでに関係を築いている。

“現代の三十人殺し”と巷を騒がせた、ご令嬢。しかし取材後、彼女は……。

お人好しが服を着て歩いている、とは彼のこと、と添田と袂に言われている某胡散臭いオカルト雑誌の編集長。もともとは政治経済を主とした新聞社の事件記者だったが、ある事件を切っ掛けにこの編集部へ。なので警察やその他、政治関係にも人脈が在る。最近社会人になった娘に「痩せて！」と怒られてカロリーを気にしているパパでも在る。

警視庁の警部。国家試験をストレートに突破したエリートで、かなりの変わり者。見た目的に好青年の可愛らしい坊っちゃんだが、無駄に圧を感じるときや、異様な空気を醸し出すときが在る。いろいろな秘密を抱えているようで……？オカルト雑誌記者をしている添田は、幼馴染み。