エピソード
キャラクター
- 太刀狛ふとし
社内から早くいなくならないかなぁと思われていたのに、いざ定年退職する時になると特に関心を払われなかった。
- 太刀狛ふとし
小学6年生。特撮が好き。
終業式の日にだけ誰かをボコボコにするという儀式の生贄に6ヶ年連続で選出されているが、心配かけさせまいと母には言えずにいる。
九九の6の段と8の段の答えを逆に覚えている。
ぎょうにんべんの漢字を必ずにんべんで書く。
- 天使
人生で1度や2度
天使が家に来ても
不自然じゃないだろ!!!!
お前頑張ってるよ
胸張って生きろよ
- 太刀駒ふさえ
女手ひとつでふとしを育てる。パートで働き詰めのため、余裕がなくて季節の行事なんかは忘れがち。
母の苦労をよく理解するからこそ、ふとしはあらゆることを受け入れて生きるしかなかったのだ。
- 木打ましゅと
やさしいんだけど、やさしさの基礎が全て思い込みから成り立ってるのよカレ。若いからっていい気になってさあ
よくないよっっ!
ベテラン占い師・摩訶出魅阿€夏子による評
- 飯矢倉あおい
特技はメンコ。8枚めくりよる。
- 二瀬典子
二瀬典子は平凡な淑女であった。
「惑星(ほし)の心臓(まごころ)」という地球の重力を司る宝玉を託された点以外は、平凡な淑女であった。
惑星の心臓は何者の目にも触れてはならず、所有者の手を離れてもならない。紛失した場合、12時間以内に取り戻さなければ、地球は自転公転を停止し死の星と化す。これを避けるため、二瀬典子は惑星の心臓を特撮玩具のブレスに収納した。
みたいな話があったりなかったりするかも。
- ねこ
ブレスの役割をネコにするという考えもあった。そこに落ちていたものが何でも、太刀狛少年は立ち止まっていた。
太刀狛ふとしの疎まれがちな要領の悪さは、少ないリソースを広く様々な物事に使ってしまうことに起因するのだ。太刀狛は人より気を配るから、成果を見ると人より不出来。
全部夢だったわけですが、彼にとっては意味のあることだったように思えます。
何度もやり直しをして、結局のところ元に戻って、そこから先がまだありますからね。人生って。
もう一つの人生のふとし顔変わりすぎ(笑)ギャグ要素に笑いながらも、とても切ないお話でした🥲自分の人生をどう脱臭して、どう香りづけていくかは自分次第!?何か教訓を学ばせていただいた気がします☺️
毎回キャラ紹介が凝っていて面白いです(笑)
過去をやり直して立派になって…姿もだいぶ変わってしまって…と思ったら夢だったのですね笑
しかしこの夢のおかげで心情の変化があったようでよかったなぁ。
どちらの人生を選択していたとしても彼は彼なりの努力をしたという事実が素敵でした。ご褒美で見た別の人生も、夢から覚めてみると庭に咲いた梅を愛でる心があることの方が幸せをかんじたのでしょうね。
タイトルと表紙で気になっていた作品でした。
読んでみると、表紙を見て感じた印象とは良い意味でかけ離れていて驚きました。
ギャグ要素は面白く、オチの現実世界では何も変わっていないけれど救いが生まれる終わり方が素晴らしかったです。最後のセリフがタイトル回収+ギザったらしくなくお洒落で素敵でした。
もっと評価されて良い作品だと思います。第二回コンテストの投票に1票入れました。本戦に行って欲しいです