完結おめでとうございます。
いま、この時期に投稿されることへの勇気、メッセージ性の高い作品に感動しました。
自分が人生におけるストーリーの主人公であること、人生は一度きりであることをあらためて感じます。

親のために心を偽って生きざるをえない宗教２世のお話…本当に胸が苦しくなりました。思いや体験をこうした形に昇華された作者様の勇気と手腕を尊敬いたします。

人生の岐路に宗教があって、その時々の心情の吐露が胸に迫ります。読みやすく惹きつけられる描写で、一気に読んでしまいました。中々触れることのできない希少なお話をして頂き、ありがたく思います…

こういう考えを宗派の教えと肯定するか、マインドコントロールと否定するか、今まさに法整備されようとしている最中ですね。
どっちにしても幼い頃から親の考えを植え付けれてしまえば、家庭しか知らない子供は慣れるしか生きていく術がない。
ネット友達にアップデートされていく主人公に、人間関係は大事だなあと思います。

遅ればせながら一気にここまで読ませていただきました。
愛するお母様が大切にしているものを自分も大切にしたいという思いと、それを心から受け入れられず体調にまで影響してきてしまった明菜の気持ちを思うと胸が痛みます。
幼い頃からの思想的な教育にもかかかわらず、自分で考えることを放棄しなかった彼女だからこその苦しみなのでしょうね。明菜の今後を見守りたいと思います。