一週間前に王家に嫁いだ、この国のプリンセス。
猪突猛進で頑固だが、心優しい18歳。
幼い頃はジーク王子と仲がよく、優しく愛に溢れた彼に惹かれていた。
会えなくなった後も、噂に流されずジークを信じていたが……

この国の王子。
19歳にして軍の総司令官を任されている。
冷徹非情と人々に言われ、いつしか“氷王子”と呼ばれるようになる。
噂では『視線で人を殺す』ことができるとか。
この人を怒らせたらとんでもないブリザードが吹き荒れるらしく、誰も逆らえない。
しかし彼には、彼も知らない過去があるようで……

プリンセス付のメイド。
カレンの我が儘にも付き合う、プリンセスの良き理解者。
配属当初はプリンセスであるカレンに畏縮していたが、共に過ごすうちに打ち砕け、カレンから「友達」認定を受ける。
それ以降、カレンとは“何でも話せる女友達”のようなポジションに。
恋バナは大好きだが、自分の事には鈍感。

ジーク王子の専属護衛。
ジークは、彼に全幅の信頼を置いている。
ジークの部屋に入ることを許可されているのは彼のみ。
頭が固く口数も少ない。
一部のメイドの間では“クールビューティー”と持て囃され、ハンナもその一人だとか……

王室御用達の画家。
フレンドリーで、誰にでも気兼ねなく話しかける。
口を動かしすぎてジーク王子に「口ではなく手を動かせ」と怒号されたが、描くスピードも早く彼を黙らせた過去がある。
多弁すぎる彼は、いつかジーク王子に首を跳ねられるのではないかと城中が心配している。

城下で流行りの恋愛小説家。
ハンナも彼の描くロマンス小説にハマっている。
しがない町民であるが、実はどこかで王家と繋がっているという噂も。