夕木　茉莉(まつり)。夕木家の母。ノットゲーマー。ゲームにハマる家族達に心底呆れており理解が出来ない。だが、一方で昔の仲睦まじい家族の形を取り戻したいとも思っている。ある日、ケイオースと名乗る謎の存在と出会い、ゲームを通じて家族の関係修復に臨む事になる。

混沌の神。ゲーム好き。
ゲームの持つ無限の可能性を強く信奉しており、夕木家の絆は取り戻せるという方にBetし、コスモースと対立した。茉莉に直接干渉し、力添えする事になる。特殊な技能である「遊技」を授ける。普通の人間には姿が見えない。

秩序の神。ゲーム好き。
ゲームの深みにハマった人間を救う術は無いという真理を強く信奉しており、夕木家の絆は戻らないという方にBetし、ケイオースと対立した。ケイオースに対し、他干渉の方法で妨害を行う。

夕木　獏斗(ばくと)。夕木家の祖父。ボードゲーマー。
若い頃は新宿で真剣師として、麻雀で生計を立てていた経験を持つ。現在は囲碁を中心に興じている。シニア囲碁界ではその強さから「五碁帝(ごごてい)」の1人として君臨している。

夕木　虚子(うろこ)。夕木家の祖母。メダルゲーマー。
ボケ防止にいいと勧められて始めたメダルゲームに大ハマり。ボケるどころか頭は冴えに冴え、その安定した立ち回りから行きつけの「Bound1」で預けているメダルは20万枚を誇る。同世代でメダルゲームをしている友人達とのコミュニティに属してはいるが、本気度の差を感じている。

夕木　灰人(かいと)。夕木家の父。ソーシャルゲーマー。
月に50万円ほどソーシャルゲームに課金を行うが、その全ては個人で行なっている株取引やFXの利益から捻出しているため、茉莉も文句は言えない。元々はテレビゲーマーだったが、仕事の出張の多さからソーシャルゲームを主戦場としている。

夕木　大亜(だいあ)。夕木家の長男。オンラインゲーマー。
大学を休学して一日中オンラインゲームに興じている。自身の学費は大会の賞金や配信で得た広告収入で賄っており、茉莉も強く注意出来ないでいる。

夕木　伽座(ぎゃざ)。夕木家の次男。カードゲーマー。
天才的な読みとヒキの強さで大人達をも圧倒する強さを誇る。その徹底的に最適化されたプレイングは同世代のエンジョイ勢から疎まれているが、伽座も彼らを見下している。