郡山　大和(こおりやま　やまと)。
奈良県出身の小学校6年生。
転校して東京にやってきており、都内のアパートで一人暮らしをしている。陽気で人懐っこいが、縁日の事となると目つきが変わる。失踪した両親の手がかりを得るため、デミセンSランクの特権である「わんぱく交流会」への参加を目指す。

石岡　獅子(いしおか　れお)。
郡山が転校した小学校のクラスメイト。
縁日のセンスは高くないが、努力家。家が貧乏のため、デミセン昇格条件の累計使用金額での達成が出来ず、クラスで唯一のDランク。

佐原　大祭(さはら　たいさい)。
クラスで最もデミセンが高く、Aランカー。
かつて達風組と二大反社会組織として有名だった佐原組の御曹司。政府お抱えの露店業となって勢力を伸ばした達風組と対照的に、佐原組は勢いを失っている。組の今後を憂いている大祭は、「わんぱく交流会」への参加を目指して日夜縁日に通う。

川越　茉莉(かわごえ　まつり)。
獅子の幼馴染。高い遊撃センスを持ち、デミセンはBランク。昔は獅子とよく話していたが、今はそっけない態度をとっている。

西大寺首相(さいだいじしゅしょう),
現職の総理大臣であり、子供の娯楽への厳しい制約と出店戦闘力のシステムを構築した。高い指導力と庶民によりそった政治活動から、「庶民宰相」とも呼ばれている。多忙ではあるが、年に一度出店戦闘力「S」ランク達成者との会合、「わんぱく交流会」には必ず参加し、そこではあるゲームを行なっているとのこと。

郡山　五條(こおりやま　ごじょう)。
大和の父。天才プログラマーとして業界では有名だつた。
5年前に発令された縁日法の制定に関して、強い憤りを覚え、家を出た後帰って来ずに、失踪し生死不明。

郡山　明日香(こおりやま　あすか)。
大和の母。天才ゲームデザイナー。夫の五條とともに、5年前に謎の失踪。

郡山　吉野(こおりやま　よしの)。
大和の祖母。奈良で金魚の養殖業を営んでいたが、政府からの妨害を受け廃業した。両親が失踪し悲しみに暮れていた大和を支え、縁日の英才教育を施してきた。

達風　盆人(たっぷう　ぼんど)。
非公式ながら国家が運営している公式縁日の元締めである達風組の組長。佐原組とは犬猿の仲で、以前は勢力は同程度だったが、現在は名実ともに日本最大の組織となった。西大寺とは密に連携をとり、表面上はうまくやっているが、西大寺に時折疑念を持つ。

出店の熟練度を測る指標。通称デミセン。
主に累計使用金額か、特定のミッション達成で上位ランクに上がる。小学生にとってデミセンが高い事がステータスであり、ヒエラルキーを決定づける。ランクはS〜Dまであり、Sランカーは「大縁祭」の「わんぱく交流会」参加資格を得る。