エピソード
挿絵イラスト
キャラクター
- チャリキルアニキ
全身に自転車を着た兄貴。本名リキ。
身体中の自転車を自在に操作出来る。各自転車の車輪の回転、走行だけでなく、巨大化、縮小化、複製までも可能。
なぜ彼はチャリを着るようになったのか?頭がおかしいのか?全ては本編で明かされる。
着衣はその人物の性格、人生、価値観までを表す。自転車を着るような人物は奇妙に思えるだろう。だが我々が着ている普段着ですら時代や文化が違えば奇妙に見えるはずだ。
- マキ
チャリキルアニキことリキの妹。気が強く口が悪い。口調は荒いが兄思いで優しさを持つ。
兄リキとは一歳違い。きょうだいは幼い頃から仲が良い。
友人のトイと組んだバンドではボーカルを担当。力強い声で歌う。この物語はマキが一人暮らしの兄を訪ねてくるシーンから始まる。
序盤でマキは変わり果てた兄に向かい質問を投げ、ツッコミを入れる。チャリを着るという謎の行為に対し疑問を投げかけてくれるのだ。
- フカダ
輪を広げるサークル、エキスパンズの支部長。人当たりがよく誰に対しても丁寧。
サークルに訪れたきょうだいに対し茶をふるまう。タップノベルの素晴らしいポイントのひとつにキャラごとに200字の説明を入れることが出来る点がある。
序盤で今後の展開を考えると色々情報をふせておきたい人でも200字使える。
よってこのスペースはキャラプロフィール以外でも有意義な情報やどうでもいい話を掲載する。
- ミツワ
輪を広げるサークル、エキスパンズの挨拶係。身長186センチ。サークルを訪ねてきたきょうだいを心よく向かい入れるが…。
カッコいい兄貴分に見られたい、人から尊敬されたいという願望を持つ割に、素行が悪い為ほとんど人から尊敬された経験がない。
ゆえにエキスパンズ内でなんとかのし上がり輪の中心に行こうと張り切っている。
承認欲求の塊だからこそエキスパンズという輪に入るのに抵抗がなかったのだ。
- ミツワトライク
ミツワの真の姿。三輪車を着こなすワキルスト。エキスパンズ幹部の中で一番下っ端。
三輪車の回転を利用し拳を繰り出す三輪パンチなど肉弾戦を得意とする。
もともとは自転車の選手。練習に励むも成果が出ず三輪車のトライクに変更。全国18位まで行った。しかし素行が悪く結局競技から離れる。失意の時にエキスパンズに出会い入信する。
熱心に輪を尊び輪を着る練習に励んだ結果、見事ワキルストになれた。
- 総帥
シルエットで表現されるエキスパンズの謎のボス。
シルエットの語源は18世紀フランスの財務大臣エティエンヌ・ド・シルエット。影で表現した肖像画を好んだ。
当時フランスの財政は危機的状況。経費削減の為、シルエットは豪華な肖像画を控えて影の肖像画にしろと命令していた。影は謎、ミステリアスな要素はもちろん、かように経費削減の側面も持っている。
低予算のホラーでシルエットが活躍するのはこの為だ。
- トイ
マキの友人。マキとは小学生からの幼なじみ。中学で離れたが高校で再会した。
マキと組んでいるバンドではキーボードを担当。
幼い頃からピアノを習っていた影響で会話の中にフォルテ、ピアニッシモ、マルカートなど音楽記号を入れがち。
声を聞いただけでマキの精神状態や体調までも察することが出来るいい耳の持ち主。1話では少しだけ登場する割と重要な人物。
- テジョーザポリス
手錠を着こなすワキルスト。
常に無線でワキルスト相手にしゃべる。最後に「どうぞ」をつけてしまうのが口癖。エキスパンズ内の犯罪行為をもみ消している悪徳警官。
エキスパンズの幹部であり情報局長。チャリキルアニキを監視するドローンの操作、情報の解析などを担当する。
手錠を自在に操り、どんな者でも拘束する。手錠で相手を締め付けながら拷問するのが趣味。
エキスパンズ結成初期からのメンバー。
- クノウ
リキをエキスパンズに誘った男。大学1年生。車が好き。
大して人望もなく目的もなく何となく大学まで行ったタイプ。リキとは小学校時代の同級生。特別仲が良かったわけではない。
流されやすく意思が弱い。明るく振る舞うものの常に心の中に不安や苦悩を抱えている。
周りに流されず自分を貫くリキに嫉妬している部分もある。
- イチリ先生
リキの小学生時代の担任。エキスパンズの集会で偶然にもリキと再会する。
再会というのは必ずしも喜ばしい状況ばかりではない。過去と現在では違うことばかりだ。人は否が応でも変わってしまう。
- ティーチャーイチリ
エキスパンズの幹部。開発局長としてキルスト光線の開発に関わる。
一輪の近未来的な車輪を自在に操る。この車輪は縮小、巨大化が可能。攻撃を防ぐ盾の役割のほか、一輪車としての移動手段としても使われる。
更にこの車輪にはこれまでのワキルスト研究のデータも蓄積されており、車輪を眼鏡にすることでワキルストの体調の変化なども測定できる。
非常に高性能な一輪だがミツワトライクの三輪車のような複製が出来ない。
- リキ
高校を卒業し大学に入る直前頃のリキ。
人生とは変化の連続だ。ある学校や会社などの組織に入ったことで瞬く間に人生が変わって行く。
人は環境に振り回されるものなので、どうしても周囲の影響で変わらざるをえない。
この頃のリキはまさか数ヶ月後に自分がチャリを着る人間になっているとは思いもよらなかっただろう。
だが。どんなに見た目が変わっても、リキの魂は変わらないようだ。
笑いすぎて涙止まらないしずっと変な声出てました。
ほんとうに最高でした。
すっごく楽しく読ませていただきました。
お兄さんのチャリに対する情熱を感じました。笑
三輪車の人もすごくて、この二人意外と気があうんじゃないかと思いました。
チャリに翻弄された妹想いの熱い兄がベースでも、そこからすごい状況の装飾がされていて本当にびっくりしました。なにか訳が分からない世界だけど、妙に応援したくなる!
コンセプトがおもしろすぎます。お兄様のチャリンコへの愛がめいっぱい伝わってきましたよ。ハマりすぎるとこんな進化をとげてしまうんですね!
全て自転車に纏わった技?や話になっているところが面白かったです笑
ちょっとカオスな感じはしますし、もし自分がそこにいたらめちゃくちゃ突っ込んでそう笑