エピソード
キャラクター
- 玉兎
葉玉兎(ギョクト)。どんな武術でもあっという間にマスターしてしまう天才で、その能力は礼儀作法から変装術にまで応用可能。
修行漬けで育ったため、世間知らずでちょっとズレている。後継の座を双子の弟に譲り、自分の能力で人助けをしようと旅に出た
- 寒月
陰寒月(カンゲツ)。皇帝そっくりの青年。その容貌を買われて皇帝の影武者となった。扱いづらいひねくれ者だが、プライドが高いため仕事には責任を持つ。「金払いがいいから仕えているだけ」と言いつつも、武官になるのは小さい頃からの夢だった。わかりにくいが皇帝のことを尊敬しており、彼の力になろうと努める。
- 皇后
本名は崔甜果(テンカ)。容貌・才知を備えた皇后だが、後ろ盾が弱い。宮廷における権力闘争のバランスをとるために皇后に選ばれた。好きなものはおしゃれと権力。潤沢な国庫を維持し後宮の予算を削られないために密かに献策をする強かな女性。皇帝の立場や不自由な境遇に同情し「戦友」と称するも、自らもちゃっかり利用している。
- 皇帝
本名は李万寧(バンネイ)。自由奔放すぎるやんごとなきお方。威厳がないと評判。側近たちに無理難題を課して楽しむのが趣味。頭は切れるが、即位から日が浅く、日々老獪な大臣と火花を散らす。そのストレスを発散するためにちょくちょく宮廷を抜け出すため、影武者を採用したという経緯。皇后との仲は良好だが、皇族の夫婦関係はビジネスだと互いに思っている。
- 雨琳
雨琳(うりん)。後宮の宮女。皇后やほかの妃たちに心底怯えている。主人公と同時期に宮女となった。臆病で泣き虫、どんくさくて仕事が苦手。ズレ具合が玉兎とどっこいどっこいなため、気が合う。
- 麗華
麗華(れいか)。皇后の侍女を務める貴族の子女。目鼻立ちのはっきりした美女。気位が高く、どこの馬の骨とも知れない玉兎のことを快く思っていない。言葉はきついが、実は情が深くて世話焼き。仕事はバリバリにできる。皇后とは実家時代からの付き合いで、深い信頼関係にある。
- 小宝
小宝(ショウホウ)。皇后宮の宦官。皇后の「躾」を身をもって知った人物で、皇后に心酔している。気が小さく、地位と権力に弱い。大真面目に滑稽なことをやらかし、しばしば皇后に叱られている。玉兎に対してはやたらと先輩風を吹かせる。
- 淑妃
本名は尹梅花(バイカ)。死んだ太子妃の妹で、現宰相の娘。姉である桜花の死後に入宮した。皇后に次ぐ地位の「四夫人」の一人である淑妃(シュクキ)。地位は高いが、太子妃への気兼ねから皇帝の寵愛はない。
- 徳妃
本名は姫金糸(キンシ)。いじわるで高慢ちきな「四夫人」の一人である徳妃(トクキ)。実家は大金持ちの大貴族。皇帝に恋をしており、寵愛を受ける皇后を目の敵にしていた。絶大な後ろ盾があるため、やりたい放題している。定期的に皇后のもとを訪問してはいじわるをするため、皇后には気に入られている。