幼馴染は魔王の娘

夏目心 KOKORONATSUME

7 2人で調査(前編)(脚本)

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〇魔王城の部屋
  数時間後。
Dr.アドロフ「成る程、ウラヌス国王がその様な話を・・・」
ダルク「そうなのだ、街の住民が口を揃えて何も知らないを連呼したなら、」
ダルク「何かしらの呪術が使われた可能性があると思うのだ・・・」
ダルク「アドルフ、何か分かる事はあるか?」
Dr.アドロフ「記憶が無いとなれば記憶操作の可能性がありますね・・・」
Dr.アドロフ「催眠や魅了、それらが使える魔族はサキュバスや悪魔系の者が大半でしょうし・・・」
ダルク「確かにあの辺りなら容易いな・・・」
ダルク「(問題はその術師がどこに現れるかだな・・・)」
ダルク「(ウラヌスがしてくれた話では居酒屋がどうとか言ってたな・・・)」
アリエス「お父様、その話は本当なの?」
ダルク「何だアリエスか、いつから聞いてたのだ?」
アリエス「最初からよ、お父様の後継人になるなら、どんな相手の話もキチンと聞かないとね・・・」
ダルク「・・・流石は私の娘だ、最近その様な事がウラヌスの所で頻繁になっててな・・・」
ダルク「アリエス、お前ならどうする?」
アリエス「そうね、あたしなら直接現地へ赴いてそのチャンスを伺うわね・・・」
アリエス「こう言う所で御託を並べても何も変わらないし・・・」
ダルク「賢明な判断だ・・・アリエス、術師の調査をやって見るか?」
アリエス「勿論よ!護衛はあたしに選別させて貰える?」
ダルク「あぁ、やって見ろ・・・ウラヌスは居酒屋で目撃情報があると言っていたぞ・・・」
アリエス「ありがとう!あたしが必ず突き止めて見せるわ!」
Dr.アドロフ「ダルク様、宜しいのですか?」
ダルク「私が良いと言ったのだ・・・仮に止めても言う事を聞くとは思えん・・・」
ダルク「何より、子供はいつか親元を離れる・・・」
ダルク「ならば多くの経験を積ませる事も、親の役目と言えよう・・・」
Dr.アドロフ「親元を離れる、ですか・・・余り気分の良い話ではありませぬな・・・」
ダルク「そう言うな、それが親子の宿命だ・・・」

〇海沿いの街
  翌日。

〇ヨーロッパの街並み
ヴィダール「突然別の仕事をくれるなんて話が来たから何かと思えば・・・」
ヴィダール「アリエス、何で急に街へ遊びに行こうなんて言い出すのさ?」
アリエス「あら?ヴィダールはお城で訓練してた方が良かった?」
アリエス「それとも自室で自分を腐らせるつもりだったの?」
ヴィダール「いやいや!それはそれでどうかと思うよ!」
ヴィダール「て言うか今日の俺の仕事って、どっちかと言うとアリエスの護衛だよね?」
ヴィダール「俺1人だけで本当に大丈夫なの?」
アリエス「何を言っているの?そもそもあたしは魔王の娘だから護衛なんていなくても良いのよ?」
ヴィダール「・・・?それならどうして?出掛けるなら1人でも・・・」
アリエス「ちょっと、あたしはヴィダールだから誘ったのよ?」
アリエス「あたしに誘われるのがそんなに不服だった?」
ヴィダール「あぁご、ごめん!流石に失言だったね!」
ヴィダール「アリエスもちゃんと考えた上で俺を連れて来た訳だし、やる事あるなら確りやるよ!」
アリエス「・・・それで良いのよ!さて、先ずは甘い物でも食べましょう!」
アリエス「お金ならあたしが出すから・・・」
ヴィダール「えぇ!それは流石に悪いよ!」
アリエス「これは命令よ?こんな所であたしとやり合いたく無いでしょ?」
ヴィダール「あ、うん・・・そうだね・・・」

〇中華料理店
  それから俺はアリエスに連れられて近くの居酒屋に行く事となった。
アリエス「ヴィダール、偶には訓練の事とか忘れて好きな物食べましょう!」
アリエス「あたしが全部奢るから!」
ヴィダール「どうもありがとう!このお礼は実績で返すよ!」
アリエス「えぇ!楽しみにしてるわ!」
アリエス「(それはそうと、ウラヌス国王が言ってた居酒屋ってどっから見てもここよね?)」
アリエス「(この街には他に居酒屋は無いし、人目も多いからそう言うのがいても)」
アリエス「(おかしく無いわね・・・)」
ヴィダール「ん?あそこにいるのは?」
ヴィダール父「そうだよな!真面目に仕事してるってのに高い所で胡座かいてる奴が報われるとか」
ヴィダール父「おかしいよな!」
ゴブリン「全くだ!誰のお陰で飯が食えてるなんて台詞は俺ら見たいな下っ端の台詞だよな!」
ヴィダール「(あ、あれは父さん!?こんな所で何やってるんだ!?)」
ヴィダール「(指名手配が解かれて無いのは知ってたけど、どうしてこんな所に!?)」
アリエス「どうしたのヴィダール?お腹でも壊した?」
ヴィダール「ご、ごめん今ちょっと静かにして欲しいんだ!」
アリエス「え?本当にどうしたの?」
ヴィダール「気になる人を見つけたんだ・・・ちょっと様子を見たくてさ・・・」
アリエス「(もしかして、お父様が話してた事件の犯人かしら?)」
アリエス「分かった、どこにいるの?」
ヴィダール「あっちだ・・・」
ゴブリン「それであんちゃん、例の物は?」
ヴィダール父「勿論持って来た、ほらよ!」
ゴブリン「本当にこれでハイな気分になれるんだよな?これを警護団に吸わせりゃ良いんだろ?」
ヴィダール父「勿論さ!やってくれたら約束のもんくれてやるからよ・・・」
ゴブリン「・・・まぁ良い、貰えるからには引き受けてやるよ・・・」
ヴィダール父「あぁ、頼んだぜ・・・」
ゴブリン「さて、もう一杯飲んだら始めるか・・・」
アリエス「あいつ、ゴブリンに何か渡した?あれを調べれば!」
ヴィダール「あ、アリエス!今外に出たあいつを追い掛けて良いかな?」
アリエス「え?良いけど?」
ヴィダール「ありがとう!悪いけどゴブリンの方はお願い!」
アリエス「・・・とにかく、あのゴブリンが持ってる瓶を調べないと!」
アリエス「ねぇ、そこのあなた!」
ゴブリン「あん?誰だ?今気持ち良く飲んでたってのに・・・って、」
ゴブリン「んにゃ!あ、アリエス様!?魔王の娘さんがどうしてこんな所に!?」
アリエス「御託は良いわ、あなた今人間の男と話してて何か瓶見たいなの貰ったでしょ?」
アリエス「今直ぐあたしに見せなさい、歯向かったらどうなるか分かるでしょ?」
ゴブリン「あわわ!アリエス様に逆らう魔族などいたりしませんよ!」
ゴブリン「言う通りにしますので!これがその瓶です!」
アリエス「あなたの心意気に感謝するわ、さてと、」
アリエス「・・・・・・」
アリエス「こ、これは洗脳系の物質!?記憶を消す作用まである見たいね!」
アリエス「あなた!これで一体何をしようとしたの!?」
アリエス「答えなければ首が消し飛ぶわよ!?」
ゴブリン「あぁ、バレちまった・・・わ、分かりました!話します!」
ゴブリン「実は、カクカクシカジカ・・・」

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