幼馴染は魔王の娘

夏目心 KOKORONATSUME

6 ダルク訪問(脚本)

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〇闘技場
  それから10年の時が流れて、俺達はと言うと。
アスタロト「見事だヴィダール!ここまで刀を扱える様になるとはな!」
ヴィダール「ありがとうございますアスタロトさん!こうして自分が出来る様になるのが」
ヴィダール「ここまで楽しいだなんて俺知らなかった!」
アスタロト「当然だ、どんな事にでも鍛錬は必要だ・・・それはどんな種族でも変わらない・・・」
アスタロト「千里の道も一歩からだ・・・寧ろここからが本番だと思え・・・」
ヴィダール「はい!」
アリエス「へぇ、頑張ってるじゃないヴィダール・・・」
ヴィダール「アリエス?そっちのやる事は終わったの?」
アリエス「えぇ、手が空いたから様子を見に来たけど、」
アリエス「ヴィダール、あなたとても良い動きをする様になったわね!」
アリエス「10年前のあなたならどんな魔族にも勝てる感じ全然しなかったのに!」
ヴィダール「ちょっとアリエス、そんな風に思ってたの?そう言うアリエスも、」
ヴィダール「見た目だけなら弱そうだったよ?」
アリエス「へぇ、あなたもあなたって事ね・・・丁度暇だしヴィダール、」
アリエス「あたしと勝負しなさい!」
ヴィダール「え?良いの?」
アリエス「勿論よ!今のあなたがどれだけの実力か、あたしが確かめてあげるわ!」
アリエス「アスタロト、良いわね?」
アスタロト「アリエス様のお望みならばやりましょう!2人共、直ぐに準備を!」
ヴィダール「はい!」
アリエス「さぁ、今回も軽く捻ってあげるわ!」
ヴィダール「アリエス、絶対負けないからな!」
アスタロト「それでは2人共、武器を構えて・・・」
アスタロト「初め!」
アリエス「へぇ、流石に鍛えてるだけの事はあるわね!」
ヴィダール「そりゃそうだ、簡単に負けるつもりは無いよ!」
アリエス「えぇ、これなら手加減なんか要らないわね!」
ヴィダール「おぉっと!」

〇洋館の廊下
  数分後。
アリエス「あぁ、後一歩の所で勝てたのに、まさか2人共武器を落として引き分けだなんてね・・・」
ヴィダール「いや、それでもアリエスはやっぱ強いよ・・・少しでも気を抜いてたら、」
ヴィダール「俺が確実に負けてるから・・・」
アリエス「・・・そう言う風に言ってくれて嬉しいわ・・・」
アリエス「でもヴィダールが強くなってるのも確かよ?あたしも胸を張って言えるわ・・・」
ヴィダール「そっか!それはありがとう!まだまだ頑張らないとな!」
アリエス「うん、でもそうして自分を追い込まない様にね?」
アリエス「頑張り過ぎてぶっ倒れた事が何度あった事か・・・」
ヴィダール「大丈夫!もうそれが分からない程馬鹿じゃ無いから!」
アリエス「まぁ、気を付けてね?これからの事だってあるんだからさ・・・」
ヴィダール「ん?これからって?」
アリエス「・・・まぁ良いわ・・・お互い精進しましょうね?」
ヴィダール「あぁ!勿論だとも!」
ヴィダール「所で、最近ダルクさん出掛ける事が多いけど、何してるの?」
アリエス「お父様?あぁ、お父様は最近ね・・・」

〇ファンタジー世界
  一方、ダルクさんはと言うと。

〇謁見の間
ウラヌス「うむ・・・」
ダルク「国王ウラヌス、それが我々魔族が取り扱っている薬品のリストだ・・・」
ダルク「私の配下には人間の男が1人いる・・・其奴が体調を崩した際のデータも」
ダルク「内の者が全て残さずに記録している・・・安全性は我々が保証する・・・」
ウラヌス「おぉ!これだけの記録があれば、我が夏目王国の医療技術も進展するな!」
ウラヌス「感謝するぞ、魔王ダルク!」
ダルク「・・・当然だ、我々が前進する為には、他種族との手の取り合いが必須だからな・・・」
ダルク「無駄な争いなどしている暇は無いのだよ・・・」
ウラヌス「そうだな・・・人間と魔族の共存、ワシもそれを望んでいる・・・」
ウラヌス「そう思ってたんだがな・・・」
ダルク「ん?ウラヌス、何か気になる事でもあるのか?」
ウラヌス「あ、あぁ・・・最近街で良からぬ噂が立っていてな・・・」
ダルク「良からぬ噂だと?」
ウラヌス「あぁ、最近街で種族を問わず窃盗が盛んになっててな・・・」
ダルク「窃盗だと?」
ウラヌス「そうだ、だが不可解な事にな・・・」

〇西洋の街並み
  とある日。
住民「ま、待ってくれ!俺は本当に知らないんだ!」
住民「何を寝ぼけた事を言ってるの!?これを盗んだのはあなたでしょ!?」
住民「そ、そんな馬鹿な!俺はさっきまで居酒屋にいたんだぞ!!」
住民「そんな物盗んだ覚えは!!」
住民「さっきから何訳の分からない事言ってるのよ!?そこまでしらばっくれるなら、」
住民「警護団に引き渡すしか無いわね!」
住民「や、やめろ!待ってくれ!!」

〇謁見の間
ダルク「何?盗んだ時の記憶が全く無いだと?」
ウラヌス「そうなんだ・・・当人達から話を聞いても記憶が無い、」
ウラヌス「何も知らない、気付いたらこうなってたの一点張りでな・・・」
ウラヌス「仮に突然こうなったとしても余りにも不自然だし、」
ウラヌス「何者かが意図的な何かをしたとしか説明のしようがないのだよ・・・」
ダルク「・・・人間だけで無く、魔族でもそうなったのだな?」
ウラヌス「そうなのだ・・・」
ダルク「成る程、この話は覚えて置こう・・・記憶が無いと言うならば、」
ダルク「何かしらの魔力操作の可能性もある・・・これを野放しにすれば、」
ダルク「我々の平和協定にも支障をきたし兼ねない・・・」
ウラヌス「頼むぞダルク、ワシも詳しい事があれば直ぐに話そう・・・それはそうと、」
ダルク「何だ?」
ウラヌス「人間の配下がいると言っていたが、我らの元に返すと言う気は無いのか?」
ダルク「・・・そう言う事は本人に直接聞け・・・私はここまでだ・・・」

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