アイドル市長

りをか

市長、絶体絶命のピンチ!!(脚本)

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〇コンサート会場
星野愛香「初めまして。私達、週末限定アイドル 『Polaris』です」
アイラ「ファンのみんなぁ、三人ともすんごく可愛いでしょ~?」
ミレイ「それでは、今からメンバー三人に自己紹介してもらうね」
星野愛香「はい。 Polaris最年長リーダーを務める『アイカ』です」
月島虹花「初めまして。 Polarisのセンター『ニジカ』です」
立花花音「初めまして。 Polarisの『カノン』です。 よろしくお願いします」
アイラ「三人共、自己紹介ありがとう。 けど、またまだ『Polaris』のことファンのみんなは知りたいよね?」
アイラ「なので、リーダーのアイカから『Polaris』について説明してもらうね。アイカ、よろしくお願いします」
星野愛香「はい。私たちは、新生地域密着型アイドルとして、多数の応募者の中から選ばれました」
星野愛香「普段は仕事をしながら、週末限定のアイドルとして、これから活動していきます」
星野愛香「またグループ名でもある『Polaris』は北極星を意味しています」
星野愛香「Polarisは、他の星座の様に移動することがなく場所が同じな為」
星野愛香「旅人の道しるべとなっていたそうです」
星野愛香「私達は、そんな人生の岐路に迷っている人達の道しるべになるべく結成されました」
星野愛香「まだまだ未熟な私達ですが、『Polaris』の応援よろしくお願いします」
アイラ「みんなぁ、可愛い妹アイドル『Polaris』も私達同様、応援してね~」
ミレイ「では、今から『Polaris』が私達の曲をメドレーで歌ってくれまぁす」
アイラ「三人共、準備はいい?」
月島虹花「はい。お願いします」
  『Polaris』はたくさんのファンを目の前に、堂々と笑顔でステージを飾った。

〇コンサート会場
  そして、カウントダウンライブは無事に幕を閉じた。

〇綺麗なコンサートホール
月島虹花「はぁ~、無事に終わって良かったぁ。 愛香、花音。改めて明けましておめでとう」
星野愛香「明けましておめでとう。虹花、花音。 これから『Polaris』としてよろしくね」
立花花音「明けましておめでとう。 三人でこれから足並み揃えて頑張っていこうね」
月島虹花「そうだっ! ねぇ、今から神社行かない?初詣しようよ」
星野愛香「いいね。 行こう」
立花花音「賛成~ 実は私、めっちゃお腹空いてるんだよね」
月島虹花「私もだよ。 ライブ前、緊張で何も食べてないもん」
星野愛香「あははっ! 実は私もなんだよね」

〇劇場の座席
  正月休みが終わり、愛香は仕事始めとして二十歳の集いで式典の挨拶に来ていた。
星野愛香「新成人の皆様、本日は誠におめでとうございます」
星野愛香「これからは、大人の仲間入りとして様々な責任が伴ってきます」
星野愛香「つまり、これまでのような甘い考えではいかなくなります」
星野愛香「常に自覚ある行動をし、他人に迷惑をかけない行動を心がけていきましょう」

〇Bunkamura
  式典が終わり、愛香と石川は新成人にインタビューをする。
星野愛香「新成人、おめでとうございます」
新成人「ありがとうございます」
星野愛香「素敵な振袖ですね。 ご自分で選ばれたんですか?」
新成人「はい。 ピンクが好きなので、パッと見でこの振袖にしました」
星野愛香「すごくお似合いですよ」
新成人「ありがとうございます」
星野愛香「新成人を迎えて、これから頑張りたいことはありますか?」
新成人「看護の専門学校に通ってるので、そこで資格を取り、立派な看護師として頑張りたいです」
星野愛香「立派な看護師目指して頑張って下さいね。私も心から応援してます」

〇Bunkamura
石川「新成人おめでとうございます」
新成人「ありがとうございます」
石川「いやぁ、素敵な髪色ですねぇ 何でこの色にしたんですか?」
新成人「何かぁ、目立つかなぁと思って・・・ 特に深い意味はないっす」
石川「僕も、もう少し若かったら、こんな派手髪にしたかったですね」
新成人「まだまだいけますよ。 お兄さん、若いっすよね?」
石川「こう見えて、三十路前なんで派手髪は頭皮に悪いかなぁって・・・」
新成人「そうっすか・・・」

〇Bunkamura
星野愛香「新成人おめでとうございます」
新成人「ありがとうございまぁす」
星野愛香「メイド服、可愛いですね」
新成人「はい。私、アイドルになりたくて今メイド喫茶でバイトしてるんです」
星野愛香「アイドルですか?」
新成人「はい。 ピンキームーンってアイドルが大好きで、超憧れてるんです」
星野愛香「あなたなら、可愛いアイドルになれますよ。笑顔が素敵なので」
新成人「そう言われると、照れちゃいます」
星野愛香「因みに、今頑張ってることはなんですか?」
新成人「やっぱり、推し活ですね」
新成人「実は私、地下ドル大好きなんです」
新成人「ついでにピンキーの妹アイドル『Polaris』も可愛いので今ハマってます」
星野愛香「『Polaris』ですか?」
新成人「はい。 最近妹アイドルとして結成された三人組ユニットです」
新成人「そうそう、この間地下アイドルが開催する カウントダウンライブを観に行ったんですよ」
新成人「そこで初めて『Polaris』っていうグループに出逢って、」
新成人「そのメンバーの中だと長髪の女の人が顔立ちがキレイで何となく気に入っちゃって」
新成人「あれ?市長さん、何だか『Polaris』のメンバーに似てますね・・・」
星野愛香「いやいや、似てる人なんてこの世にたくさんいますよ」
星野愛香「推し活、頑張ってくださいね」

〇Bunkamura
石川「新成人おめでとうございます」
新成人「ありがとうございます」
石川「素敵なスーツですね。 似合ってますよ」
新成人「ありがとうございます。 この日の為に、オーダーメイドスーツにしました」
石川「オーダーメイドですか? 気合い入ってますねぇ」
新成人「一度きりの人生ですからね。 かなり奮発しました」
石川「なるほど。 では一度きりの人生、どんなことを頑張りたいですか?」
新成人「そうですね。今大学で経済を学んでるので、それを活かせる様な職に就きたいです」
石川「立派な目標をお持ちですね。 頑張って下さい」
石川「それじゃあ、最後にもう一人インタビューしてみましょう」
石川「おっ?君、変わった格好してるねぇ。 新成人おめでとう」
新成人「あっ、ありがとうございまぁす」
石川「今日の衣装には、何かテーマがあるのかな?」
新成人「はい。 僕、まだまだ子供でいたいんです。だから学生服で今日は来ました」
石川「どうして子供でいたいの?」
新成人「だって、僕は永遠のアイドルだからぁ。 歳を取ってはいけないんですぅ」
石川「そ、そうなんだね・・・」
石川「じゃあ、最後に君の夢は何かな?」
新成人「僕の夢は、ピンキームーンの二人と結婚することでぇす」
石川「なにっ!? ピンキーの二人と結婚するだとぉ? そんなの、断じて許さん!!」
新成人「へぇ~、あんたピンキーのファンなんだぁ。じゃあ、僕のピンキークイズ答えてみなよ」
石川「なにぃ~?クイズだとぉ? よしっ、やってやろうじゃないか。 掛かってらっしゃい!」

〇個別オフィス
  式典が終わり、役所に戻った愛香は紅茶を飲みながら、一息ついていた。
星野愛香「新成人のみんな、晴れ着姿可愛かったなぁ。髪型もメイクもお洒落だったし」
星野愛香「個性溢れる子達もたっくさんいて、いい式典だったわ」
星野愛香「けど、メイド服の女の子の発言にはビックリしたなぁ。危うくバレるところだった」
星野愛香「それにしても、石川くん遅いわね。 ひょっとしてこのまま直帰したのかしら」
  すると突然、愛香のスマホが鳴り出した。着信相手は、マネージャーの夏目からだった。
星野愛香「あっ、夏目さんからだ。 どうしたんだろう」
  愛香は急いで電話に出る。
星野愛香「もしもし・・・」
「星野さん?明けましておめでとう」
星野愛香「おめでとうございます」
「カウントダウンライブ、無事に成功したみたいね。ピンキーの二人から聞いたわよ」
星野愛香「あっ、ありがとうございます」
「それでね、このライブがピンキーの公式YouTubeで配信されることになったの」
星野愛香「YouTubeにですか?」
「そうよ。配信されれば、Polarisの知名度はぐんと上がる。問題ないわよね?」
「他の二人は問題ないって言ってるの。 寧ろ、配信を嬉しがってたわ。 あなたはどう?」
星野愛香「二人がいいなら、私も大丈夫です」
「じゃあ、その方向で話し進めとくわ。 あと、週末事務所に集合ね。 よろしく」
  夏目はそう言って、一方的に電話を切った。
星野愛香「YouTubeかぁ。 問題ないって夏目さんには言ったけど、ホントに大丈夫かしら」
星野愛香「YouTubeに上がってしまったら、多くの人が観るわよね」
星野愛香「てことは、石川くんや裕太に私がアイドルしてることがバレてしまうじゃない」
星野愛香「リスクが大きすぎる・・・」
  不安がっていると、部屋のドアが勢いよく開き、石川がムスッとした表情で入ってきた。
星野愛香「いっ、石川くん! 今まで何処に行ってたの? 心配してたのよ?」
石川「市長〜、聞いて下さいよぉ。 今日の新成人の中に、ムカつく男がいたんですよっ!」
星野愛香「ムカつく男?」
石川「はい。 自分はまだ子供だからぁとか言って、似合いもしない制服着やがって」
石川「挙げ句の果てに、その男何て言ったと思います?」
石川「ピンキーの二人と結婚するとか言ってきたんですよぉ?頭可笑しいですよね?」
星野愛香「何かと思ったら・・・そんなことで?」
石川「そんな事で、じゃないですよ!ピンキーに長年貢がせてきた僕からには腹立ちましたよ」
石川「一般人のくせに到底、無理に決まってるじゃないですか!!」
星野愛香「別にそこまで気に障らなくても・・・ 彼、本気で言ったわけじゃないと思うわよ?」
石川「それにあの男、ピンキークイズとか出してきて、生意気なヤツですよ」
石川「近くで顔見てやったら、青髭男でしたよ どう見ても、立派な成人男じゃねーか」
星野愛香「それで、そのピンキークイズに石川くんは勝ったの?」
石川「負けました・・・ あの男、自分の得意ジャンルばかり出題するんですよ?」
石川「卑怯すぎて、ますます子供ですよ」
星野愛香「何か、大人なのか子供なのか分かんないとこあるわね。 その彼・・・」
石川「要するに、中身が子供なんですよ! 市長、そいつのインタビュー、カットしましょう」
星野愛香「それで、ずっと言いあってたの?」
石川「はい。もうアイツのせいで精神くたびれましたよ。今思えば最後に関わらなきゃよかった」
星野愛香「まぁ、その人を相手にする石川くんも子供みたいなとこあって、どっちもどっちね」
石川「あんなヤツと一緒にしないで下さい!僕の方がまだマシですっ!」

〇小さい会議室
  週末Polarisのメンバーは、事務所に来ていた。
事務所関係者「皆さん、新年明けましておめでとうございます」
事務所関係者「正月はゆっくり過ごせましたか?」
月島虹花「はい。久しぶりに実家に帰ってゆっくり過ごせました」
事務所関係者「そうでしたか。立花さんは、どうお過ごしでしたか?」
立花花音「はい私も実家に帰ったら、祖母が作ったお節料理とお雑煮がめちゃくちゃ美味して・・・」
立花花音「つい食べ過ぎちゃって太っちゃったかもです」
事務所関係者「ハハハ。それは困っちゃいましたね。一応アイドルなので体型維持も気を遣って下さいね」
立花花音「はい。すみません」
事務所関係者「星野さんはどうでしたか?市長なのでお忙しくはなかったでしょうか?」
星野愛香「そうですね・・・」
星野愛香「私は、成人の集いで式典の挨拶をしたり、新成人のインタビューなんかでバタバタでした」
星野愛香「ですが元旦は実家に帰り、愛猫に久しぶりに癒されました」
事務所関係者「皆さん、それぞれにいいお正月を迎えられて良かったですね」
事務所関係者「カウントダウンライブも無事に成功して良かったです」
星野愛香「あの、それで今日呼ばれたのは何でしょうか?」
事務所関係者「そうでした。 夏目さん、詳細を話してもらってよろしいですか?」
事務所関係者「実は、Polarisの楽曲を手掛けてくれるプロデューサーが見つかったの」
星野愛香「ほっ、ほんとですか!?」
事務所関係者「ほんとよ。最初、ピンキーのプロデューサーにお願いしようと思ってたんだけど、」
事務所関係者「とあるプロデューサーが、自らPolarisに携わりたいと言ってきたの」
月島虹花「その方は、他のアーティストの曲も作られてる方なんですか?」
事務所関係者「基本は地下ドルの楽曲を手掛けてる方なんだけど、有名な方ではあるわよ?」
月島虹花「そうなんですね・・・」
事務所関係者「そういうわけだから、近々そのプロデューサーに挨拶しに行くわよ」
月島虹花「分かりました」
事務所関係者「それから、YouTubeの件だけど来週の金曜日に配信が決定されたわ」
事務所関係者「再生回数が良かったら、いずれピンキーとの共演も考えてる」
事務所関係者「Polarisの知名度を上げる為に、これからは忙しくなるわよ?気を引き締めてね」
星野愛香「はい・・・」

〇繁華街の大通り
月島虹花「はぁ、何かこれから先が不安になってきたなぁ」
星野愛香「私達って、週末限定アイドルだよね?」
立花花音「何か、想像してたものと違う気がするのは私だけ?」
月島虹花「ううん、花音だけじゃないよ。 私もそんな気がしてる・・・」
星野愛香「私だって、二人と同じ気持ちだよ」
月島虹花「ねぇ、他にも週末限定アイドルっているんだよね?」
立花花音「多分、いると思うけど・・・」
月島虹花「そうだ、今から地下ドル見に行かない?」
立花花音「いいねぇ。 社会勉強の為に見に行こう」
星野愛香「そうだね・・・ 何事も勉強だよね・・・」

〇ライブハウスのステージ
  三人は、とある地下のライブハウスを訪れる。
RUI「こんにちはぁ。 私達、週末限定アイドル『アルティナ』です。よろしくお願いしまぁす」
アイ「初めましての人もいるから、紹介するね。『アルティナ』のアイです」
RUI「ルイでぇす。 よろしくお願いしまぁす」
ティナ「ティナです。よろしくお願いします」
RUI「私達は半年前にグループを結成し、週末のみのアイドル活動を行っています」
アイ「また、グループ名の『アルティナ』はメンバーの名前から付けられたものです」
ティナ「覚えやすい名前になってるので、忘れないで下さいね」
RUI「それでは、私達の歌を引き続き聞いて下さい。次の曲は・・・」

〇ライブハウスの入口(看板の文字入り)
  ライブを観終わえた三人は、入り口で話し込む。
月島虹花「アルティナの三人、可愛かったね」
立花花音「うん。歌もダンスも上手だったし」
星野愛香「まさか、あの人たちも私達と同じ週末限定アイドルだったなんて思わなかった」
星野愛香「結成して半年で、あんなにもファンの人を虜にするなんて」
月島虹花「ねぇ、Polarisが名を広めたらさぁ・・・」
月島虹花「そのうちアルティナのライバルになったりしないかなぁ?」
立花花音「そうだね。でも、まだレベルが違うもん」
星野愛香「私達も彼女達に負けない様に頑張らなきゃ!」
月島虹花「うん」
立花花音「そうだね」
  三人が話していると、ライブハウスの入り口からアルティナの三人が現れた。
月島虹花「あっ、噂をすればアルティナの三人だわ」
「あのっ」

〇ライブハウスの入口(看板の文字入り)
アイ「あれ?あなた達、ライブ観に来てくれてた子達だよね?」
月島虹花「はっ、はいそうです。 皆さん、すっごく可愛かったです」
RUI「ありがとう。 そう言ってもらえると嬉しい」
星野愛香「あの、皆さんはどの様にしてアイドルになったんですか?」
ティナ「私達はこのメンバーで、色んなイベントのステージに参加し」
ティナ「その時に、たまたま来てた今の事務所にスカウトされて、地下ドルをすることになったの」
星野愛香「そのイベントには、どうやって参加したんですか?」
RUI「自分達から無理を承知で、イベントに参加させて下さいって頼み込んだのよ」
アイ「それで、主催者の人もうちらの熱意に負けて、イベント参加をOKしてくれたの」
立花花音「そうだったんですね・・・」
アイ「けど、どうしてそんなこと聞くの?」
立花花音「あっ、いや、何となく気になってしまって・・・」
RUI「もしかして、あなた達もアイドルを目指してる・・・とか?」
星野愛香「まぁ、そんなところですかね・・・」
ティナ「あなた達なら、アイドルになれるんじゃない?だって、こんなに熱心なんだもの」
アイ「そうそう、顔も可愛いしね。 Polarisに負けないくらいに可愛いもん」
月島虹花「Polaris・・・ですか?」
RUI「うん。ピンキームーンの妹アイドルとして結成されたグループだよ」
ティナ「彼女らは、大手の事務所に入ってるから、私達とは違って色々大変な部分があるかも」
ティナ「まぁ、それを乗り越える覚悟があってオーディションに挑んだのかもしれないけどね」
星野愛香「・・・・・・」
アイ「噂なんだけど、ピンキームーン近々デビューするかもしれないんだって」
星野愛香「ほんとですか!?」
アイ「まぁ、ヲタの噂話しだけどね。 じゃあ、私達そろそろ行くね。 またライブ観に来てね」

〇繁華街の大通り
星野愛香「事務所の違いだけで、こんなにも大変なんだ・・・」
月島虹花「そうだね。けど、アルティナの三人がこんなにも地道な活動を続けてたなんて驚いたなぁ」
立花花音「自分達で、イベントに参加させて下さいだなんて中々言えることじゃないよね」
星野愛香「私達はまだ活動も何も出来てないけど、 これからたくさんの試練が待ってるのよね」
星野愛香「気を引き締めていかないと・・・」
月島虹花「そうだね・・・」

〇ファンシーな部屋
  金曜日の夜、愛香は部屋でピンキームーンの公式チャンネルを観る。

〇ローズピンク
アイラ「みなさぁん、新年明けましておめでとうございまぁす」
ミレイ「新年一発目のピンキースクール観てくれてるかな?」
アイラ「昨年は、たっくさんの応援ありがとうございました」
アイラ「今年もピンキー頑張っていくんで、応援よろしくお願いしまぁす」
ミレイ「今日は、昨年行われたカウントダウンライブの模様をお送りしたいと思います」
アイラ「それでは、ピンキースクールはっじまるよぉ~」

〇ローズピンク
アイラ「カウントダウンライブ、楽しかったよねぇ。ミレイは、何か思い出とかある?」
ミレイ「やっぱり私は、妹アイドルの誕生かな。 長年の夢だったから、すんごく嬉しかった」
アイラ「Polarisの初々しいカンジ、可愛かったよね」
ミレイ「そうそう。けど、私達も最初はあんなカンジだったよね?」
アイラ「確かにそうだったね。まだPolarisの活動は未定なんだけど」
アイラ「いつか、ピンキーのYouTubeにも出てもらおうか考えてるよ」
ミレイ「Polarisから、ますます目が離せなくなるね」
アイラ「そんなわけで、これからのPolarisの活躍にも期待しててね」
ミレイ「それでは、次回のピンキースクールも観てね。 バイバァイ」

〇ファンシーな部屋
星野愛香「う〜ん、ピンキーのデビュー発表についてはまだ何も言わなかったな・・・」
星野愛香「やっぱり噂なのかな」
星野愛香「前に石川くんから聞いたピンキーの重大発表ってのも今でも気になるし・・・」
星野愛香「にしても、Polarisについてアピール多かったなぁ・・・まぁ、嬉しいけど──」
星野愛香「このままウチらが出過ぎたら後先、石川くんやアイツにも私の正体バレないかしら・・・」
星野愛香「心なしか不安が消えないわ・・・何でだろう」

〇繁華街の大通り
  翌日、愛香はプロデューサーに挨拶に行くため、事務所に向かっていた。
  その時
裕太「よっ、愛香。 あけおめ~」
星野愛香「ゆっ、裕太! 何でこんなとこいんの?」
裕太「何でって居ちゃいけねーのかよ。 毎回、そのセリフ聞くけど」
星野愛香「そうね、アンタだって繁華街くらい行くわよね」
裕太「あったりめ~だろ。それより、こないだの新成人インタビュー観たぜ」
星野愛香「それは、ありがと じゃあ、私急いでるから・・・」
裕太「おい、待てよっ!!そうやってわざと勝手に 去ろうとすんじゃねーよ!!」
  裕太がいきなり、愛香の進路を防ぐ。
星野愛香「なっ、何よ!?」
裕太「お前に一つ聞きてぇことあんだよ」
星野愛香「きっ、聞きたいこと・・・?」
裕太「あぁ。 とりあえず、これ観ろやっ!」
  裕太は自分のスマホを愛香に見せた。
  スマホの画面に、カウントダウンライブの映像が映っている。
星野愛香「これが・・・どうかしたの?」
  愛香はひどく動揺していた。
裕太「これ、どう観てもお前だよな? 名前も一致してるし」
星野愛香「そんなの単なる偶然に決まってるじゃない!!」
星野愛香「一体、この人のどこが私とそっくりなのよ・・・?」
裕太「長年、お前と一緒に付き合ってきた俺からにはお前がする仕草だって分かるんだよ」
裕太「この動画でもお前のする癖、分かりやすく出てるぜ」
星野愛香「そんなわけ・・・ないじゃない。 私に似てる人だっているわよ・・・」
星野愛香「お願いだから、どいてくれる? 急いでるの」
裕太「そう誤魔化しやがって、 まんま図星だろーが」
裕太「ふ~ん。 似ている人ねぇ~。 けど、これは紛れもなくお前だよ」
星野愛香「・・・・・・」
裕太「これっていいのかなぁ。 現役市長さんが、アイドルなんかしちゃって・・・」
裕太「確か自覚ある行動をし、他人に迷惑をかけない行動を心がけましょうだったっけ?」
裕太「市長のお前がよく言ったもんだせ・・・」
星野愛香「一体・・・何が望みなの?」
裕太「金だ。 明後日までに、300万用意しろ。 そしたらこの事、黙っててやるよ」
裕太「持ってこなかったらどうなるか 分かるよな?」
裕太「頼んだぜぇ~。 Polarisのアイカさんよぉ」
  裕太はそう言って、愛香の前から去って行った。

〇黒
星野愛香「マズイことになったわ・・・ 一番知られたくない裕太にバレてしまったなんて・・・」

次のエピソード:市長、愛香の道しるべ

コメント

  • 新年あけましておめでとうございます。🪭
    ライブも成功して新曲も作られようとしている矢先、現れた裕太……!

    彼の恐喝。市長はどうするのか。続きが気になります!

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