魔法少女の箱庭の中

純連宮華

8話 静寂な(脚本)

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〇名門校の校門(看板の文字無し)
桃崎 あかり(ももざき あかり)「はぁ...、なんかめっちゃ疲れましたねぇ...」
青花 碧(あおばなあおい)「なんていうか...精神的に苦痛...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...物騒でございましたわね。皆さま、ご無事で何よりですわ」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...急ぐぞ。あんまり時間がない」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「あ、あのぉ!千景さぁん待ってください!」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「そ、そのぉ...、」
青花 碧(あおばなあおい)「...白音さんと茜さんが見かけないのことでしょうか?」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...たしかにそうだな...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「えっと、そのぉ、もし置いてけぼりにしてたら、ちょっと心配でぇ...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...きっと先生が見つけてくださいますわ。それより、急ぎましょう」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「...はい、」
青花 碧(あおばなあおい)(もしかしたら先に帰ってる...?)

〇可愛らしい部屋
  ──あかりの寮部屋
桃崎 あかり(ももざき あかり)(なんだかいやなきがするです...)
桃崎 あかり(ももざき あかり)「それに...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「...廊下歩いたとき、なんだか嫌な話が....」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「...まさか、茜さん、白音さんもろとも...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「いーや...そんなわけないですよねぇ!?」
「──え、あの白音が?」
「嘘でしょ?あんな明るかったのに...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「──白音さん?」

〇おしゃれな廊下
モブ女子生徒「あ、ルーンウィーヴァーズのあかねだ...」
モブ女子生徒「どうする、伝える...?」
モブ女子生徒「...そのほうが良いわね...」
モブ女子生徒「...一応先生からあんま騒動にはならないように伝えて...ていってるから、あんま動揺しないであげてね...」
モブ女子生徒「うん...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「あのぉ...さっきからどうしました?」
モブ女子生徒「...」
モブ女子生徒「──白音逝っちゃったんだって」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「え」
モブ女子生徒「冒険中に事故ったらしいよ...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「...へ、」
モブ女子生徒「あんな明るかったのに、なんかいないと静かだよね...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「そ、それって、ルーンヴィーヴァーズの仲間の人にも...」
モブ女子生徒「伝えたらしいよ、やっぱり仲間全員も 悲しい顔してたね...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「、そうですか、伝えていただきありがとうございましたぁ...」

〇大広間
桃崎 あかり(ももざき あかり)「えぇ!?今日は学校休み!?」
先生「はい、今日は休みとさせていただくことになって...」
先生「とりあえず、今日は寮内で休みなさい」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「...わかりました...」

〇結婚式場の廊下
「なんか静かだね...」
「やばくない?このままルーンウィーヴァーズ団冒険とかすんのかしら?」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「うぅ...聞いてるだけで心が...」
青花 碧(あおばなあおい)「あ、あかりさん、!」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「碧さん...」
青花 碧(あおばなあおい)「あかりさんも、辛かったらご相談してくださいね?」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「...はい」

〇華やかな裏庭
桃崎 あかり(ももざき あかり)「──あ、茜さん...?」
七星茜(ななほしあかね)「...!」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「あ、ちょっとまってくださぁい!」

〇華やかな広場
七星茜(ななほしあかね)「...は?なんで着いてくるの? こっちこないでよ...」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「茜さんが心配で、心配で! できれば相談したくて!」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「ねえ、仲間でしょぉ?」
七星茜(ななほしあかね)「...」
七星茜(ななほしあかね)「残念だけど、」
七星茜(ななほしあかね)「──もう皆とは仲間じゃないから。 ついてこないで。」
桃崎 あかり(ももざき あかり)「へ?」

〇おしゃれな食堂
  ──食堂
燈籠黄月(とうろうきづき)「食堂はお開きになっておりますのね」
燈籠黄月(とうろうきづき)「あの、みかんジャムのパンと紅茶をお願い申し上げます」
料理人「はいよー」
燈籠黄月(とうろうきづき)(...静かですわ)
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...黄月、聞いたよな?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「ええ、お聞きしましたわ」
燈籠黄月(とうろうきづき)「なんか、味も感じないわ」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「だな」

〇古書店
  ──図書室
青花 碧(あおばなあおい)「...」
ルーメリア「...」
青花 碧(あおばなあおい)「先生、そういえば茜さんから...」
ルーメリア「...本を返しにきたのか」
ルーメリア「そういえば、最近茜はどうだ?」
青花 碧(あおばなあおい)「茜さんですか...?あー、」
青花 碧(あおばなあおい)「廊下で下を見ながら歩いてましたね... 不元気でした」
ルーメリア「そうか、元気づけるよう茜と相談でもしてみると良い」
青花 碧(あおばなあおい)「ですね」

〇名門校の校門(看板の文字無し)
七星茜(ななほしあかね)「あーあ...ついに仲間まで...」
七星茜(ななほしあかね)「いや、もう仲間じゃないか」
七星茜(ななほしあかね)(私はもう魔法少女でもない。 普通の少女)
ライエーラ「茜さん」
七星茜(ななほしあかね)「なんですか...?」
ライエーラ「いきなりですが、ちょっと私の書斎室まで来てください」
七星茜(ななほしあかね)「?なぜ?」
ライエーラ「話したいことがあるからです。ちょっと来てください」
七星茜(ななほしあかね)「...」

コメント

  • 白音(黒音)が亡くなってしまった事で意気消沈な茜。
    そんな時にライエーラ先生からの呼び出し。この後何が起きるのか、待ってます。

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