僕は天才!

夏目心 KOKORONATSUME

3 秀夫の置き土産(脚本)

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〇オフィスのフロア
赤木加奈子「ただいま戻りました〜!」
赤木加奈子「って?あれ?」
秋山人志「部長、今俺がやってるので最後です・・・」
小椿俊彦「お、お前ら本当良くやってくれたよ・・・これで何事も起こらなくて済む・・・」
赤木加奈子「え?何で部長達こんなにゲッソリしちゃってるの?」
星川スミレ「あぁ、加奈ちゃん戻ってたんだね・・・」
赤木加奈子「えちょ!?スミレ先輩まで!!?一体何があったんすか!?」
星川スミレ「実は、カクカクシカジカ・・・」
  星川は簡潔に赤木に説明した。
赤木加奈子「う、嘘でしょ!?あいつそこまで薄情な事したんすか!?」
星川スミレ「そうなのよ・・・自分は何も悪くありませんよアピール絶やさなかったわ・・・」
赤木加奈子「うわ、信じられない・・・」
  それから、少しした後で俺達はコーヒーブレイクをする事に。
小椿俊彦「お前ら、今日は本当に良く頑張ってくれた・・・こうなっちまったのは間違い無く俺の教育が悪かったからだ・・・」
赤木加奈子「いやもう・・・皆大丈夫っすか?正直見てらんないっすよ・・・」
星川スミレ「加奈ちゃんも本当ありがとう・・・加奈ちゃんも疲れてるのにコーヒー淹れて貰っちゃって・・・」
赤木加奈子「お気になさらず・・・この位何ともありませんから・・・」
秋山人志「かぁ、生き返るわ・・・」
秋山人志「だけどあの野郎・・・散々やりたい放題やって知らん顔とは・・・親の顔が見てぇぜ・・・!」
小椿俊彦「おい、その親が俺なんだがな・・・」
秋山人志「あ、す、すみません・・・」
小椿俊彦「気にするな・・・現にこうなっちまったのは俺のせいでもあるからな・・・」
赤木加奈子「皆さんもうちょっと前向きになりましょうよ・・・あのIQ馬鹿がもう辞めたって事は、」
赤木加奈子「もうあいつに振り回されなくて良くなったって事っすから・・・寧ろ辞めてくれて良かったじゃ無いっすか・・・」
星川スミレ「確かに・・・それだけは本当に感謝するべきね・・・」
小椿俊彦「でも俺には後始末が残ってるよ・・・これから社長に報告しなきゃだし、何よりあいつ、研修期間中に辞めるなってんだ・・・」
小椿俊彦「一体誰なんだよ・・・あいつをヘッドハンティングしようなんて考えたのは・・・」
赤木加奈子「あ、その話ならあたし聞いたっすよ?」
小椿俊彦「ほ、本当か!?あいつは誰に雇われたんだ!?」
赤木加奈子「あいつは嘘付くタイプじゃ無いからほぼ確定なんすけどね、夏目ゲームスに雇われたっぽいっす・・・」
「・・・・・・」
「は?」
小椿俊彦「お、おい赤木・・・今何て言った?夏目ゲームスって、あの夏目ゲームスか??」
赤木加奈子「間違い無いっす・・・あの馬鹿夏目ゲームスに雇われたっすよ・・・」
「・・・・・・」
星川スミレ「ぶ!」
星川スミレ「ぶははははは!!!ちょっとちょっと冗談でしょ!!??」
小椿俊彦「え?な、何笑ってんだよお前!?」
秋山人志「まままマジかよ!?あいつ正気か!?夏目ゲームスって、社内競争めっちゃ激しいって有名じゃねぇか!!」
秋山人志「とても高IQでどうにか出来る所じゃねぇって!!!」
星川スミレ「きゃははは!!お、お腹痛い助けて!!」
小椿俊彦「え?そこまで笑うか?てか幾らなんでも大袈裟な気が・・・」
赤木加奈子「う〜ん部長、あたしもスミレ先輩達と同じ意見っす・・・」
赤木加奈子「タカがゲームって言っても、それを作るのは簡単じゃありませんし、何よりあの独り善がりが行っても、」
赤木加奈子「破滅する未来しか見えないっすよ・・・」
小椿俊彦「お、おう・・・それを否定出来ない自分が悔しいな・・・」
小椿俊彦「(嘘だろ?夏目ゲームスは大手の中の大手で、確かに生き残れる可能性は低い・・・)」
小椿俊彦「(明日、説得でもして見るか?)」

次のエピソード:4 秀夫のいない職場

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