幸福戦隊ハピネスファイブ

どんぐり

夏のチーム合宿(その2)(脚本)

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〇スポーツクラブのプール
  前回の続き。ハピネスシックスの面々はチーム強化合宿へとやってきた。最初は、プールでの特訓だった。
シャンシャン「まずは、プールの底に沈んだカプセルを一人1個手にして、そこの中のメモに書かれた指令をやってもらいます」
紅城憲夫「何故?」
シャンシャン「これは咄嗟の瞬発力を鍛えるためです」
紫藤翼「なるほど」
  メンバーは早速始めることにした。
常盤隆一郎「臨機応変に対応できるようにしないとね」
藍沢拓馬「ごもっともだ」
桜庭舞「あたしから行くわね」
山吹絵里奈「じゃあ私も!!」
シャンシャン「では始めてください」

〇水中
  面々は中に入っていった。
紅城憲夫「これかな?」

〇スポーツクラブのプール
シャンシャン「見つかりましたか?」
紅城憲夫「メモにはこう書いてあった。 「今までで一番怖かった体験を1つ言う」」
シャンシャン「ではどうぞ」
紅城憲夫「中学のプールの授業で雷雨に見舞われあわや被災しそうになった」
シャンシャン「それは大変でしたね」
紅城憲夫「何とか避難したぜ」

〇水中
藍沢拓馬「あったぞ!!」

〇スポーツクラブのプール
シャンシャン「見つかりましたか?」
藍沢拓馬「ああ!」
シャンシャン「メモにはなんと書いてありますか?」
藍沢拓馬「もしも宝くじで100万円が当たったら何に使うか」
シャンシャン「ではどうぞ」
藍沢拓馬「貯金かな」

〇水中
紫藤翼「あった!!」

〇スポーツクラブのプール
シャンシャン「見つかりましたか?」
紫藤翼「もちろん!!メモには「最近嬉しかったことは?」と書いてあるよ」
シャンシャン「ではどうぞ」
紫藤翼「ハピネスシックスになれたこと」

〇水中
常盤隆一郎「これかな?」

〇スポーツクラブのプール
シャンシャン「メモにはなんて書いてありますか?」
常盤隆一郎「親に言われて印象に残ってる言葉は?」
シャンシャン「ではどうぞ」
常盤隆一郎「常に相手のことを思いやりなさい」
シャンシャン「なるほど。あなたらしいですね」
常盤隆一郎「母さんや父さんがよく言ってたんだよ・・・」

〇水中
山吹絵里奈「あったわ!!」

〇スポーツクラブのプール
シャンシャン「ありましたか?」
山吹絵里奈「もちろんよ!! 「自分の子供時代の忘れられない思い出を一つ」よ」
シャンシャン「ではどうぞ」
山吹絵里奈「従姉妹と一緒にハロウィンのコスプレを楽しんだことよ。ウェディングドレスを着たの」

〇おしゃれなキッチン(物無し)
  回想。
山吹絵里奈(少女時代)「わーい!!一度でいいから花嫁さんになりたかったの!!ありがとう!!」

〇スポーツクラブのプール
山吹絵里奈「という訳」
シャンシャン「可愛い子供時代でしたね」
山吹絵里奈「私、今年の文化祭でミス・ミスターコンに出るから、ウェディングドレス着られるの、楽しみなの・・・」
シャンシャン「優勝、祈ってます」
山吹絵里奈「うん・・・・」

〇水中
桜庭舞「これね」

〇スポーツクラブのプール
シャンシャン「ありましたか?」
桜庭舞「あったわ。「子供時代の夢は?」」
シャンシャン「ではどうぞ」
桜庭舞「お医者さん」
シャンシャン「夢、叶ってますね」
  メンバーはその後も挑戦し続けた。

〇畳敷きの大広間
  プールでの課題を終えた面々は夕食を摂ることに。
福島博士「明日は裏山と海岸で課題とかをするよ」
博士夫人「明日の朝は、早めに起きてちょうだい」
シャンシャン「それでは夕食を始めましょう」
  いただきます!
  メンバーは、すき焼きを堪能することにした。
紅城憲夫「明日は、森林浴と海水浴しながらのトレーニングだよな?」
シャンシャン「そうですよ」
紫藤翼「地図はいつ受け取るの?」
シャンシャン「明日の朝食時に渡す予定です」
常盤隆一郎「今日の水着はどうするの?」
福島博士「ランドリーで洗濯だ。乾燥機もあるから安心だ」
藍沢拓馬「よかったな」
博士夫人「裏山でチェックポイントを巡りながら海へ向かうわよ」
山吹絵里奈「地図を巡りながら行くの?」
博士夫人「その地図は朝配るわ」
桜庭舞「わかったわ」
  メンバーは、明日の打ち合わせをしながら夕食を味わった。

〇露天風呂
  夕食後、露天風呂にて。
紅城憲夫「今日のプールでの課題、結構楽しかったな」
紫藤翼「確かに」
藍沢拓馬「明日の山と海での特訓も楽しみだ」
紅城憲夫「それにしても、山の中だから、今日は結構星座が見えるな」
常盤隆一郎「そういえばキミは天文部だったね」
紅城憲夫「まあね」
常盤隆一郎「明日も写真、いっぱい撮る予定だよ」
  その頃、絵里奈たちは。
桜庭舞「今日はいい運動になったわね」
山吹絵里奈「本当ね。明日も快晴でよかったわ」
桜庭舞「今日は早く寝ないとね」
山吹絵里奈「そうね」

〇旅館の和室
  入浴を済ませた面々は部屋でくつろいだ。
紅城憲夫「今日は天の川も綺麗に見えたぜ」
紫藤翼「田舎町だもんね」
  別の部屋では。
藍沢拓馬「明日の準備も出来たな」
常盤隆一郎「着替えも、ちゃんと持ってきたしね」
  舞たちはというと。
桜庭舞「あたし、こうやって休暇をとって旅行に来れて嬉しいわ」
山吹絵里奈「合宿でしょ?」
桜庭舞「それもそうだけど、こうやってチームのみんなで出かけるのって楽しいと思うの」
山吹絵里奈「私も、サークルの仲間とかで出かけたりするわ。この前はバイト先のみんなと食事会したの」
桜庭舞「楽しかった?」
山吹絵里奈「もちろんよ」
  談笑したのち、面々は就寝した。

〇旅館の和室
  翌朝。
紅城憲夫「おはよう、翼」
紫藤翼「おはよう」
  別の部屋では。
常盤隆一郎「今日は外に出るそうだよ」
藍沢拓馬「楽しみだな」
  舞たちはというと。
桜庭舞「パックの効果もあってか、よく眠れたわ」
山吹絵里奈「私もやってるわ。お母さんから教わったの」
桜庭舞「着替えてから部屋に行きましょう」
山吹絵里奈「そうね」

〇畳敷きの大広間
  一行は部屋で朝食を摂ることとなった。
福島博士「おはよう、みんな。今日は山と海での特訓だ」
博士夫人「今日は山岳エリアを歩いて海へ行くの。途中で食事もするわよ」
シャンシャン「チェックポイントを経由して行ってください」
  シャンシャンはそういうと、地図を渡した。
桜庭舞「この順番で進むのね」
山吹絵里奈「森を通って海に向かうのね」
常盤隆一郎「昼食は森の中でするんだね?」
博士夫人「そうよ。川のほとりで料理をするの」
藍沢拓馬「森林浴しながらのランチもいいね」
紫藤翼「水分はちゃんと持っていくね」
博士夫人「そうよ」
紅城憲夫「行く前に水分入れていくよ」
  メンバーは、朝食を食べながら打ち合わせをした。

〇温泉旅館
  そして朝食を摂り終えた面々はウォークラリーを始めた。
紅城憲夫「それじゃあ出発だ」
紫藤翼「地図に従って行けばいいんだね」
常盤隆一郎「そうだよ。チェックポイントでスマホをかざすそうだし、博士たちのいるところがゴール。そこでお昼ご飯食べるそうだよ」
藍沢拓馬「コンパスは俺が持ってるから安心だ」
桜庭舞「絆創膏とかはあたしが持ってるわ」
山吹絵里奈「博士たちは先に行ったそうよ。早く行きましょう」
  面々は出発した。
桜庭舞(モバイルバッテリーはあたしが持ってるから安心ね)

〇林道
紅城憲夫「最初のチェックポイントだ」
  メンバーは、チェックポイントを通って行った。
紫藤翼「次はあそこだね」
紅城憲夫「そうだな」
紫藤翼「僕も記録しておかないと」

〇森の中
藍沢拓馬「二つ目だ」
常盤隆一郎「塩分タブレット、食べながら進もう」
藍沢拓馬「だな」
常盤隆一郎「僕もチェックしておかないと」

〇けもの道
山吹絵里奈「次のチェックポイントだわ」
桜庭舞「もうすぐ川のほとりに着くわね」
山吹絵里奈「あと一歩よ」

〇山中の川
  面々は川のほとりに着いた。
福島博士「無事に到着したね」
博士夫人「みんなのスマホ、確認するわよ」
シャンシャン「スマホの提示をお願いします」
  スマホを見せる面々。
シャンシャン「確認が取れました。それでは、昼食を作りましょう」
  メンバーは昼食づくりをすることに。
福島博士「カレーライス作りだぞ」
桜庭舞「このレシピ通りに作ればいいのね」
山吹絵里奈「野菜サラダも作るわね」
常盤隆一郎「学生時代を思い出すよ」
藍沢拓馬「ここが涼しくてよかった」
紫藤翼「水はペットボトルのやつを使うんだよね?」
紅城憲夫「ああ。着火は俺がするよ」
  やがて料理が完成した。
藍沢拓馬「完成だ!」
紅城憲夫「アイスココア、パインジュースも作れてよかったよ」
博士夫人「朝早くから用意したのよ」
山吹絵里奈「アイスクリームも楽しみね」
常盤隆一郎「サラダもおいしいや」
桜庭舞「午後も楽しみね」
  メンバーは昼食を味わった。

〇けもの道
  昼食後、面々は徒歩で海水浴場に行くことに。
福島博士「もうすぐ海水浴場だ」
シャンシャン「チームの垣根をとるのも大切ですね」
博士夫人「結束を深めるのは大事ね」
紅城憲夫(わくわくするぜ!)

〇海辺
  やがて面々は海に到着。
博士夫人「とりあえず着替えてきてね」
福島博士「アイテムはこっちで管理するよ」
シャンシャン「更衣室のコインロッカーのカギは私が管理します」
山吹絵里奈「わかったわ」
桜庭舞「アイテムは博士に渡して正解だったわ」
常盤隆一郎「もしもに備えてだね」
藍沢拓馬「ああ」
紫藤翼「更衣室はあっちです」
紅城憲夫「ああ」

〇更衣室
紅城憲夫「準備完了だ」
常盤隆一郎「海水浴、楽しまないとね」
藍沢拓馬「ああ。日焼けオイルも塗ったしな」
紫藤翼「いい海水浴になるといいね」
  そのころ。
山吹絵里奈「日焼けオイル、塗ったわ」
桜庭舞「そうね。日焼けオイル、翼君たちにも渡したわ」
山吹絵里奈「それなら安心ね」

〇海辺
シャンシャン「着替えてきましたね?まずは準備運動です」
ラジオ「ラジオ体操第1!」
  メンバーは準備運動をした。そのころ博士はというと。
農夫「うちの自慢のスイカ、買っていくといいよ」
農夫の息子「手塩にかけて育てたから、上質です!」
福島博士「それじゃあ、このスイカにするよ」
農夫「はい、お金払ってね」
福島博士「了解」
  博士はお金を支払った。
農夫の息子「毎度あり!」
福島博士「スイカ割りにもってこいだ」
  さて、面々は海水浴を始めた。
桜庭舞「じゃあ水鉄砲であれやらない?」
山吹絵里奈「賛成!」
紫藤翼「水鉄砲でのサバイバルゲームもいいね」
藍沢拓馬「俺も混ぜてくれ」
常盤隆一郎「間違ってもシャンシャンに命中させないよ王にしないとね」
紅城憲夫(シャンシャンはアンドロイドだからな・・・・・・)
  メンバーは、さっそく始めることに。
常盤隆一郎「びっくりしたよ!」
藍沢拓馬「隙ありだったね」
常盤隆一郎「ならば!」
紅城憲夫「間一髪だった!」
桜庭舞「チャンス!」
紅城憲夫「舞ちゃん!」
紅城憲夫「ならば!」
山吹絵里奈「はっずれー!!」
紫藤翼「肩に命中したよ!」
福島博士「やってるやってる」
博士夫人「シャンシャンは私が管理しておくから」
シャンシャン「お願いします」
福島博士(シャンシャンを丁寧に扱うようにしないとな)
  数分後。
福島博士「おーい!スイカ割りの時間だよ!」
博士夫人「割った人がスイカを多く食べられるわ」
  メンバーはチャレンジすることに。
紅城憲夫「それてたか・・・」
藍沢拓馬「少し動いたか・・・・」
山吹絵里奈「あと少しだったわ・・・・」
常盤隆一郎「惜しかった!」
桜庭舞「痛い!カニに当たったわ!」
  舞はカニに接触し、軽いけがをした。かすり傷だった。
山吹絵里奈「舞ちゃん、今軟膏塗るね」
桜庭舞「ごめんね、お医者さんなのに手当てしてもらって・・・・」
山吹絵里奈「気にしないで。私たちチームでしょ?」
桜庭舞「ありがとう」
山吹絵里奈「で、スイカは?」
桜庭舞「もう少し前だったわ」
山吹絵里奈「元気出して!」
紫藤翼「次は僕だ」
  なんと彼は一発で成功した!
紫藤翼「やったぞ!!」
  そしてみんなでスイカを食べ始めた。
博士夫人「種や皮は袋に入れてね」
福島博士(そうだ!この種でスイカを栽培しよう。研究所の温室を活用してみるか!)

〇海辺
  夕方になった。
シャンシャン「そろそろ戻りましょう」
福島博士「忘れ物はないかな?」
博士夫人「はぐれないようにね」
紅城憲夫「海水浴、満喫できたよ」
福島博士「旅館に着いたらご飯だよ」
藍沢拓馬「そうだな」
山吹絵里奈「いいウォークラリーだったわ」
常盤隆一郎「そうだね」
紫藤翼「浜辺で遊ぶのも楽しかったよ」
桜庭舞「そうね」
  メンバーは旅館に戻った。

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