復讐の連鎖、過去の選択

Tomas02

復讐は険しい道(脚本)

復讐の連鎖、過去の選択

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〇面接会場
  俺の人生はこのためだけにある。
  メガネをかけた面接官の一人が俺に質問をする
メガネ面接官「最後に、なぜあなたを採用すべきだと思いますか?」
  そうですね、この会社に貢献することです。
  俺はこの会社が好きですから
メガネ面接官「好きって言ってもらえるなんて嬉しいですね」
メガネ面接官「これで面接は終わりですが質問ありますか?」
  採用された場合やったほうが良い事ってありますか?
メガネ面接官「なんと、真面目ですね 大丈夫です、特にありませんよ」
  メガネはあんな事言ったがその奥の瞳が黒く澱んだことが俺には見えた
メガネ面接官「まぁ、でもしーと言うなら採用された場合覚悟してくださいね」
  ほらな、本性が出て来た
メガネ面接官「何か?」
  いえ、大丈夫です
  今日はありがとうございました
メガネ面接官「いえいえ、採用報告を楽しみにしていてください」
  はい、よろしくお願いします
  では、失礼いたします
  俺は面接室を出た。
  メガネの雰囲気はただの会社員じゃなかった
  でも、俺は分かっている合格だということに。
  俺はこの為に準備したんだ抜かりわない
  男は拳を握るスタート地点に入ったことに。

〇超高層ビル
  ネオンが眩しく輝くBGCの夜。高層ビル群はまるで宝石のように輝き、街全体が活気に満ち溢れている。
  なんて賑やかなところだろ
  俺が住んでいた環境とこんなに違うのか
  ポケットにあった携帯が鳴る。
  誰からだろうか・・・・・・
  もしもし、どちら様でしょうか?
  電話相手の声に聞き覚えがあった。
メガネ面接官「おめでとうございます あなたは合格ですよ 明日から仕事があります」
メガネ面接官「期待していますよ それでは」
  一方的に合否を言って電話を切った。
  予想通りだな
  明日を待ち遠しいかった。
  それぐらい俺の心が燃えていた。

〇大企業のオフィスビル
  今日から俺が働く事になっているこの会社は表向きは商品会社だが裏ではこう呼ばれている。
  闇の教団(カサマアン)裏の世界ではよく知られた名前である。
  組織は、BGCの裏社会を牛耳る巨大な闇組織。麻薬取引、武器密売、殺人、あらゆる犯罪に手を染めている。
  組織の構成員は、冷酷非情な殺人者たち。彼らは金と権力のためなら、いかなる手段も厭わない。
  俺は復讐を胸に突き進む。
  どんなやつが相手だろうと前へ進む
  この怒りを味わせる為に。

〇オフィスの廊下
  メガネの男が誰かを連れて俺の所に来た。
メガネ面接官「おはよう 改めて合格おめでとう」
  ありがとうございます
メガネ面接官「実は、君を入れて合格者は三人いるんだよ」
  俺が一人というのは考えていないからな。
メガネ面接官「一人を紹介するよ、さぁ君 今日から君の同期だよ」
キリヤ「初めまして、キリヤです よろしくお願いします」
メガネ面接官「実はね、このキリヤはモブ顔だが優秀だよ 君達は同期だぁ 仲良くしてくれよ」
メガネ面接官「それじゃ、仕事の事は別の人にお願いしたからその人に習うように それじゃね」
  メガネの男性はその場所から離れていった。
キリヤ「えっと、名前を聞いてもいいかな?」
  俺の名前は・・・・・・
  その時、俺達の後ろから大きな声が響いた。
ジャック「お前ら!聞け! 我はジャックだ! お前らに(裏)仕事を教えるぞ!」
  色黒で厳つい強面の男性だが強いな。
ジャック「早速だが! 仕事だ!二人とも行くぞ! ついて来い!」
キリヤ「はい、分かりました 行きます」
  了解です
  俺も行きます
  廊下中に響く声だがどこか悪い人には見えない感じがした。

〇低層ビルの屋上
  とある屋上で3人の人たちが一人の人と話していた。
  一人の男性は何かを訴えている様子。
ジャック「今日、お前らの仕事はこいつから金を吐き出させる事だ」
ジャック「こいつは会社に借金をしている こいつから借金分を今日までに支払わせろ! それがお前らの仕事だ」
ジャック「さぁ! 始めろ!」
  眼前にいる男性はどこか頼りないおっさんでも何か普通じゃない感じがする
トニー「やめてください・・・・・・ お金は返します・・・・・・ 一ヶ月待ってください 必ずや返しますので」
  俺の仕事はお前から金を貰うことだ
  しかも今日中にだ
トニー「そこを・・・なんとか お願いします 私には家族がおります! その為のお金だったんですよ!」
キリヤ「申し訳ないですが 仕事ですので借金を返してください さもなくば力ずくで行きますよ」
  このモブ顔は平気な顔で物騒なことを言うもんだな。
  採用されるだけあるよこの会社に。
  その通りだ、すまないが力ずくで行く
  嫌なら払え!
  それだけだ
トニー「いや・・・だぁ いや・・・だ・・・家族がいるんだ」
トニー「いやいやいやいやいやいやいやいやいや いやいやいやだぁ!!!!」
  突如は眼前の男性は気が狂ったかポケットに隠し持ったナイフを持ってこちらに向かって来た。
  おい!それでいいんだな!
  力ずくで行くぞ!
  モブ顔行くぞ
トニー「だぁーーーーーーーー!!!」
  右手を大きく振りかぶったが大振り過ぎて俺には当たらなかった。
  武器を出したんだ
  それは人を殺せる道具だ
  容赦はしないぞ
  それでもその男性は手を止めるではなく右左とクロスするように振りかぶっていた。
トニー「うわうわうわうわうわうわうわ!!」
キリヤ「あんなに振りかぶっていたら中々近づきけない!」
  俺には特技がある。
  この能力は、コインの表と裏を宣言し、当てた場合に発動するギャンブル要素を持つ能力だ。
  宣言と一致した面が出た場合、能力が発動する。
  相手を条件的に操ることができるのだ
  この能力は相手にも会社の連中に見られるわけにはいかない。
  何故なら俺の復讐が遠くなるからだ。
  弱点が多いからでもある。
  俺は見られないように後ろの手で宣言して軽く空中に浮かせて結果をコインの表面を触る。
  宣言は表でコインが表だった。
  考えたのは俺が相手に近づく時に手に持っているものを手放す事。
  限定的に操る。
トニー「ああーーーーーー!」
  行くぞ!
  俺が近づいた瞬間相手は手からえものを落とした。
  それを見た俺はつかさず拘束した。
トニー「うっ・・・・・・う・・・」
  観念しろ!
  手荒なまねはしなからお金を払え!
トニー「うっ・・・うっ・・・わかった・・・」
キリヤ「なんと、どうやってあんな事ができるんだ」
  さぁな、たまたま上手くいったんだよ
  こいつがブンブン振り回すからその反動で落としたんだよ
キリヤ「そんな風に見えなかったが、そうなのかもしれないですね」
キリヤ「まぁでも、とにかく解決ですね」
  あぁそうだな・・・
ジャック「初めにしちゃやるじゃねーの! 今日はこれまでだ! 後は我に任せろ」
キリヤ「良かったですね わたしは中々活躍出来ませんでしたが次は必ずやります」
  あぁそうだな
  お互い頑張ろう
  同期のコイツは優秀って言ってたが大した事ないんじゃないか・・・
キリヤ「では、わたしはこれで また、次の時によろしくお願いします」
  よろしく
  モブ顔は先に帰り、俺はさっきまで暴れていたおっさんは色黒の大男に拘束されそして男性は悲鳴を上げた。

〇渋谷の雑踏
  この世界アモとアモックという二つに分類されている。
  アモは普通の人々で多く占める。
  アモに比べたらアモックは少数だが特殊な能力をもっている(アルマス)という。
  そのアルマスを俺も持っている。
  能力の発言は一般的に何かすごいストレスを与えられた時に発言すると言われている。
  科学的な根拠は今はないがそれも時間の問題だと俺は思う。

〇オフィスのフロア
  午前8時から午後5時までが労働時間だ。
  普通の会社と同じ。表向きには
メガネ面接官「おはよう 君に紹介するよ三人目の合格者だよ」
  三人目の合格者かどんな奴だろう。
メガネ面接官「ほれ、君挨拶しなさい」
スナ「よろ・・・しく」
  ガキ・・・?この会社を知っているのか。
メガネ面接官「あまり、話すのは苦手ぽいからよろしく頼むよ それじゃね 仕事頑張ってね」
  にしてもこの会社はガキも入社させるのか意味が分からない。
  よろしくな
スナ「うん・・・」
ジャック「おはようさん! 今日も仕事だ 二人とも行くぞ モブ顔は後から来るそうだ」
  二回目の仕事。
  どんな事をするんだろう。
  俺達は会社から出て街へ駆け出した。

〇開けた交差点
  会社から少しした所の車道沿いに俺達はいた。
ジャック「今日の仕事はコイツを尾行してコイツと関わりがある人物を探る事が仕事だ」
  色黒は写真を見せてくれた。
ジャック「コイツの名前はドゥエインっていう BGCにあるマフィアのチンピラだ チンピラと関係者を探れ」
ジャック「チンピラだがコイツはアモックだ 能力を持っている 聞いた話ではモノを引き付ける能力らしい」
ジャック「せいぜい気おつけろよ 終わったら会社に来て我に報告しろよ じゃな!」
  色黒は仕事内容を行ってさっさと会社へ戻って行った。
  そして俺とこのガキでドゥエインを尾行する事になった。

〇川に架かる橋
  1時間ぐらい尾行しているがその関係者とはまだ接触してない。
  コイツは何をしているんだ
  ぶらぶら歩きまわり・・・やがって・・・
  俺はミスを犯していた。
  チンピラが尾行に気づいている事に。
  1時間以上も歩いているのは不自然だからだ
  追っている男性は角左に曲がった。
  ちっ、アイツやっぱり気づいていたか!
  ガキ行くぞ
  って!
  あのガキどこに行った!?
  まぁいい俺一人で追う

〇通学路
  男性が曲がった先に俺は走って追いかけようと左に曲がった瞬間。
  男性が俺を待ち伏せていた。
ドゥエイン「お前さ なんで俺を追っているんだあぁ?」
  なんの事ですかね、言っている意味が分からない
ドゥエイン「っ!あぁ? おちょくってんのかぁ!? バレバレなんだよバカが!」
  コイツはどのタイミングで尾行に気づいていたんだ・・・
ドゥエイン「自慢じゃないが! 俺はアモックだ これを言えば分かるだろう?なぁ?」
  自慢しているじゃんかよ
  確か色黒に引き付ける能力だとかあまり詳しく教えなかったが・・・
ドゥエイン「なんで尾行がバレたかと思ってんだろう? はは 特別に教えてやる」
ドゥエイン「音だよ、音 引き付けたんだよ 分かったか?」
  そんな事出来るのかコイツは・・・
  ってことは最初から聞かれていたのか
ドゥエイン「察しが良いなぁ そう、お前らがでかい男と話しているときからだよ」
ドゥエイン「だから手を引けこれ以上踏み込むな 分かったか? 大怪我するぞ?」
  ふざけるな、俺がここで諦めると思っているのか復讐はスタートしたばかりだ
  俺は一歩踏み込んだ。
ドゥエイン「まじか! テメー知らねえぞ 俺を舐めんなよ!!」
  なんで・・・焦っているんだ
  自分から能力を自慢して置きながらこの焦りの様子はなんだ・・・
  男は逃げた。
  何!?逃げただとふざけやがって
  引き付ける能力・・・ハッタリか
  クソ!
  俺は逃げた男を追いかけた。

〇倉庫の裏
  俺は何時間も男を追いかけた。
  だが中々捕まらない。
  この男に引き付けられているようだ
  引き付けられ・・・?
  俺は追いかけるのに夢中になっていた。
  まさかコイツの能力は追いかけられるようにするためか!
  後ろから棒のような物が俺の頭を殴られた。凄い衝撃だ。くそ・・・
ドゥエイン「だから踏み込むなって言っただろう?」
  くそ目の前が暗く・・・なっていく・・・
ドゥエイン「死んでも知らねえからな じゃーな」
  俺はその場で倒れた。

〇拷問部屋
  目覚めた時には知らない部屋に連れてこられていた。
  暗くて血の匂いがする部屋だ。
マルちゃん「おやおやおや、お目覚めかな」
  なんだ・・・コイツは
  ぬいぐるみ・・・
  だが、コイツは身体のところどころに血が付着していた。
  その時──
トニー「止めて・・・くれ」
マルちゃん「肉肉肉〜♪ きるきるきる〜♪」
  トニー!?何故ここにいる!
  しかもあの無惨な状態は・・・
  このぬいぐるみ野郎は危険だ
トニー「止めてくれ・・・家族に・・・」
マルちゃん「うるせえーーーー!肉の癖にうるせえ!! テメーの借金肩代わりしただろうがぁ!? 大人しく肉きらせろよーー!」
トニー「アミ・・・すまない駄目な父を許してくれ・・・」
マルちゃん「肉がぁーーーー! 喋るなぁーーーーーーーーーーー!!」
  ぬいぐるみが持っていた大きな包丁を左右にクロスしながら振り下ろした。
  その現場は無惨なものとなった。
  トニーは息絶えてた。
  がぬいぐるみは止めることなく振り続けていた。
マルちゃん「トニー!? おーーい!おーーい!」
マルちゃん「壊れたわ・・・ 借金分の半分ってところだな」
マルちゃん「気持ちなぁーーーーーー!! 気持ちなぁーーーーーー!! 次次ーーー!」
  なんてやろうだ・・・くそ
  ここから逃げなきゃあんなぬいぐるみに八つ裂きにされる。
マルちゃん「あっ、そうだ君ってカサマアンの社員だろう?」
マルちゃん「悪い子だぁーーー! 悪い子にはお仕置きが定番なんだよ〜♪」
  俺の手足が縛られて動かせれない。
  ここに来て人生最大のピッチを迎えるなんて!
マルちゃん「ねぇ、このデカ包丁はねぇー すっごい切れ味がするんだよ でかいのにねぇー すごいよねー」
マルちゃん「あ、忘れていた僕にはルールがあるんだよ ルールその一軽く肉を切るんだよ」
  ぬいぐるみは軽く振った。
  ぐわぁぁぁあ!!
マルちゃん「その二はねぇー たしか、指先をおねぇ・・・」
  その衝撃でポケットにあったコインを落とした。
  と同時に宣言した。
  裏で縄を解けと。
マルちゃん「・・・・・・」
  ぬいぐるみは俺の手足の拘束を外した。
  そして俺は後ろへ下がった。
マルちゃん「お前・・・何した・・・僕に何をした・・・」
マルちゃん「僕にーーーーーーーーーーー!! 何をしたぁーーーーーーーー!!」
  ぬいぐるみは切れた。
マルちゃん「肉肉肉!!! 切らせろよぉ!!!」
  その身のこなしは素早く避けるのに精いっぱいだった。
マルちゃん「当たらねーーーーー!!! 肉の癖にーーーー!!!」
  俺はコインを上に指先で弾いた。
  宣言する表と。
  相手は物を手放す事。
マルちゃん「コインだぁ!? 舐めやがってよ!!!!」
  コインは地面に落ちて少ししたら止まった。裏だった。
  不発だと!?こんな時に!
  ちくしょー!!
  コインが宣言したものと違った場合その宣言した重みの分だけ自分に与えられるダメージを2倍にする。
マルちゃん「肉切らせろよーーーーー!!」
  まずい・・・くそ・・・
  外から大きな爆発音がしたが・・・
マルちゃん「何だ!?あの音は!?」
  スキが出来た。
  今の俺ではコイツには勝てない。
  構っている意味もないからな
  俺はぬいぐるみがスキを見せた瞬間ドアに手を掛けドアを開けた。
  丁度カギが掛かっていなかった。
  それを見たぬいぐるみは怒りに燃えていた。
マルちゃん「テメーーーーーーー!!! 戻ってこいーーーー!!! 戻ってこいーーーー!!! 戻ってこいーーーー!!!」
  ドアを閉めるところまでぬいぐるみは絶叫してしてドアを無理やり開けようとしたが俺はドアをロックした。
マルちゃん「くそがぁあーーーーーーーーーーーー!!」
  にしても何故ロックが掛かっていなかったんだろう・・・

〇倉庫の裏
  あの後、俺は必死に出口を探りここまで戻れた。
  すっかり外は暗くなっていた。
  はぁ・・・はぁなんて野郎だよぬいぐるみ
  危うく死ぬかと・・・思ったぜ・・・くそ
  死んだら目的が達成出来ね・・・
  その時、後ろから気配と声が聞こえた。
スナ「あの・・・大丈夫・・・で・・・か」
スナ「す・・・か」
  このガキはどこにいたんだ。
  ずっといたのか・・・?
スナ「わたし・・・ドア」
  お前が開けたのか!?
スナ「うん・・・」
  口数は少ないがやるなこのガキ。
  会社に入れる訳だこの年齢でも
  どうやってドアのロックを開けたんだ?
スナ「わたし・・・アルマス ある・・・それで」
  そっか、ありがとう
  助かったよ
スナ「いえ・・・同じ・・・会社 仕事・・・」
スナ「問題ない・・・」
  ガキの能力がどんなものか気になるが
  それは今度でいいそれよりも会社に戻り色黒に報告しないとな。
  俺とガキは会社に戻り上司に起きた事を報告し会社を定時で帰った。
  でも・・・あのロックは分かったがあの爆発音はなんだったんだろう・・・
  それだけ俺は気になっていた。

〇見晴らしのいい公園
  休日、公園で俺は鳥に餌を上げるの趣味
  休日この公園に来ると高い確率でこの鳥が俺の所に餌ねだった来る
  不思議な鳥だ
  お前、食いしん坊だな
  まったく・・・
チョリピ「チョリ!ピピ!」
  いつもチョリピって鳴くから俺はそのままチョリピって名前を付けた。
  エサを与えている時いつもこの人老人もいた。
  公園で良く見かける老人。
優しい老人「やあ、君 また、会ったね」
  この老人は俺と同じで鳥にエサをやるのが趣味らしい。
  それで気が合った。
優しい老人「おお、チョリピ ほい、エサだぞー」
チョリピ「チョリピー♪」
優しい老人「ホホ、かわいいのー チョリピや」
優しい老人「チョリピや 新作のエサだぞ ホホホ」
チョリピ「チョリピ!!」
優しい老人「喜んどる、喜んどる〜 ホホホ、愉快やのチョリピ」
  良かったな、チョリピ!
  はは
優しい老人「やい、青年よ 悩みでもあるのかい?」
優しい老人「いつもより少し、君らしくないからの ホホホ」
  この老人は鋭いな。
  この人と話していると父親を思い出してしまう居心地良い。
  いや、仕事で少しヘマをしてしまって
優しい老人「ふむ、そっか」
優しい老人「老人からのアドバイスホホホ 完璧な人はこの世の中にはおらん 失敗はするがそれを少なくすることも出来る」
優しい老人「失敗から色々な事を学び成長し目指した自分になる 少しづつ焦らずにやってみるのさホホホ」
優しい老人「君より長く生きているかなの ホホホー♪」
  ありがとう、為になるよ
優しい老人「ホホホ そっか、そっか」
  何だろうな親父が生きていたらこんな感じかな・・・。
  俺はで行く所があるのでまたな!
  老人
優しい老人「ホホホ またのー ほいさーチョリピ!」
チョリピ「チョリピーー♪」
  微笑ましい光景だ。
  復讐誓ったがたまに揺らぐ時がある。
  俺は公園から出て街へ行った。

〇繁華な通り
  ここはBGCのハイストリート。
  朝昼夜も人々が行き交う賑やかな場所。
  相変わらず人が多いな
  流石BGCだぜ
  うん?アイツ!?
  俺がハイストリートで歩いているとあの人物を見かけた。
  ドゥエイン!?あの野郎
  ドゥエインはコンビニの中に入って行った。
  あの野郎、借りを返してやる
  俺はまたアイツを尾行することにした。

〇コンビニの店内
ドゥエイン「全部でいくらだ?」
  ドゥエインはカップ麺を何個か買っていた。
  その後店員が会計をしてお釣りを渡した。
ドゥエイン「サンキュー」
  その後ドゥエインはコンビニから出た。
  その後を俺は追った。

〇ビルの裏
  俺はアイツを尾行している間に路地裏アイツは止まった。
  ドゥエインの野郎・・・路地裏で何をしてんだ?
  まさかまた!見つかったのか
  俺が見つかったと思ったがそうではなく
  誰かと会っていた。
  女性!?
ドゥエイン「これが情報だ 高いぜ」
  遠くからだと声が全然聞こえない
ベラ「その情報確かなの?」
  女性の髪は短くどことなく知ってる女性に似ていた。
ドゥエイン「あぁー確かだせ! あの会社の社員リスト 新人からトップまでまとめている」
ドゥエイン「これは高いぜ! ははは」
ベラ「ふーーん 分かったわいくらなの?」
ドゥエイン「ざっと、200万ペソかな」
ベラ「そんなにするの!? 高すぎないかしら」
ドゥエイン「はぁ!? 高いだぁ? この情報の価値を知らないのか女!」
ドゥエイン「これはあの会社(カサマアン)のだぞ! この額は低いぐらいだぜ! 俺の命も掛かっているからな」
ベラ「分かったわ! ちょっと待って お金を持ってくるわ」
ドゥエイン「早くしろよ! 誰に見られているか 分からないからな!!」
ベラ「分かったわよ せっかっちねまったく 現金を持っている仲間をここへ呼ぶわ」
ドゥエイン「そいつは信用出来るのか!?」
ベラ「大丈夫よ 信用出来る」
  女性はポケットから携帯を取り出し誰かに電話をした。
  その時、大きなサイレンが鳴った。
ドゥエイン「くそ!? はめられた!!」
ベラ「観念しなさい!!」
  女性は上の服を素早く脱ぎそこから警察の制服は見えた。
  あの女性警察官だったのか・・・
  はめられたなドゥエインの野郎
ドゥエイン「くそがぁーーーー!! アルマス(アキティン)引き付ける!」
  突如、ものがドゥエインの所に引き付けられた。
  アイツ!本当にものを引き付ける能力だったのか嘘かと思ったぜ
ベラ「噂で聞いた引き付ける能力ね 強力だけど、場所が悪いわね」
  能力を発動したのはいいが事前に路地裏にあるものがないことに気づいた。
  そして隠れていた警察官達にドゥエインは確保されてた。
ドゥエイン「くっそが・・・」
ベラ「確保! あなたは尋問の後クロスピィタン刑務所に送られるわ それぐらいの事をしたのだから!」
  女性からは強い正義感と自信に溢れていた。
  俺はその様子を少し離れたところでを見ていた。

〇大企業のオフィスビル
  俺は路地裏から離れて気づいたら会社まで来ていた。
  会社が爆発し大騒ぎになった。
  何なんだ!?何が起きている!?
  その時、人影が見えた。
謎の戦士「・・・」
  その人影は全身を機械で覆っていた。
  その姿からは力みなぎっていた。
謎の戦士「お前は誰だ? 敵か?」
  その瞬間そいつの全身から威圧感を放ち俺は動けなかった。
  そいつと俺との力の差が分かってしまったからだ。
謎の戦士「敵なら排除するが?」
  俺は!?
ジャック「おい!そいつから離れろ!! お前じゃ無理だぁ!」
  色黒!?この状況は何なんだ!?
ジャック「それは後でいい! ここを生き延びる事だけ考えろ そいつは強い!」
謎の戦士「確定だな お前らは・・・」
謎の戦士「敵だ」
  そいつは両足から凄いいきよい炎を噴射して色黒に近づいた。
ジャック「我を舐めるなよ!!機械がぁーー!」
ジャック「アルマス! うっ・・・」
ジャック「がはっ・・・我は・・・」
  色黒!!くそ!
  色黒のお腹の真ん中に機械男の腕が貫いていた。
  そして色黒ジャックはその場で絶命した。
  まだ会って間もないが悪いやつではなかった。
  俺は復讐を誓ってここに来た。
  その復讐の邪魔をするなら俺はお前を敵としてみるぞ!
謎の戦士「復讐か くだらんな まぁいい・・・消えろ」
  そいつの手から光が集まっていた。
  集まった光がその手が俺へと向けられた。
謎の戦士「アルマス 光線レーザー」
  俺はこれからだ・・・
  俺を舐めるな・・・
  俺は元々コインを一つしか宣言できなかったがここに来て二つを超えて三つ扱えることに気がついた。
  三つを同時に宣言し当たった場合限定的範囲を超える。
  外した場合は2倍かける3のダメージを貰うことになる。
  でも、大丈夫
  俺は外さない・・・三つとも表で宣言
  光線は当たらないだ
  落ちたコインはすべて表だった。
謎の戦士「ほう・・・」
  俺は落ちてたコインを三つとも拾い一つを宣言した。
  裏で相手は転ぶだ!
  そしてもう一つのコインで裏
  相手は自分に光線レーザーを当てるだ!
謎の戦士「!?」
  そいつは二つ目のコインをレーザーで打ち抜き空中へ浮かせた。
  ちっ、でももう一つは裏だ!
  機械男は転んだ。
謎の戦士「くっ!」
  そして俺は三つ目のコインを宣言する。
  その時機械男は両足から噴射してこちらに突撃をしてきた。
  ぐはぁ!!
  二つ目のコインが落ちて裏。
謎の戦士「くっ腕が勝手に!」
謎の戦士「ここは離脱する・・・」
  機械男は機械腕を左腕で切り落とし投げた。
  機械男はその場から両足のジェット噴射し凄い勢いで離脱した。
  はぁ・・・はぁ・・・
  俺はまた、強くなれたかな・・・
  そして俺は疲労とストレスで意識がなくなった。

〇ビルの屋上
  謎の戦士は逃げるようにビル屋上に着いた。
  身体中を覆っていた機械外れて人物が現れた。
キリヤ「やはりぐっ・・・何かあると・・・ あなたの能力・・・アルマスは操作か・・・」
キリヤ「あの方に報告しなくては・・・はぁ」
キリヤ「ぐっ・・・腕が」
  男性は屋上で一人苦しんでいた。

〇田舎の病院の病室
  俺は目覚めるとそこは知らない天井で俺ははベッドに横になっていた。
  昨日の機械男は何者であの爆発はなんだろうか・・・
  分からない事が多すぎる
  ドアから人影が覗いていたのを見る。
  誰だか知らないが入れよ
  入って来た人物はガキだった。
スナ「あの・・・大丈夫・・・か」
スナ「ですか・・・」
  相変わらず声が小さいな・・・
スナ「ごめん・・・」
  いや・・・謝らなくていいさ
  ただ、何しに来たんだ?
スナ「えっと・・・ジャックさん 亡くなり・・・した」
スナ「ました・・・」
  あぁ・・・知ってるよ
  あの現場にいたからな・・・
スナ「そ・・・ですか」
スナ「面接官からの・・・伝言 治り次第・・・会社へ出勤するように・・・ で・・・す」
  わかっているさ
  言われなくても俺は戻る
スナ「わたしは・・・ これで・・・また・・・ね」
  ガキは病室から出た。
  その顔は未だ見た事ないがホットしているようだった。
  機械男強かったな・・・
  ちくしょー
  俺は再び眠りについた。
  外は穏やかな音で満ちていた。

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