〇学校の部室
せんせー「お箸の歴史にまつわる話だったら やっぱり、アレは外せないわね」
せんせー「「箸墓古墳」のお話」
ぶちょー「それって確か、古墳時代前期では 最大級の規模の古墳ですよね？」
せんせー「そう、奈良盆地にある纒向古墳群でも 最大規模の古墳ね」
せんせー「その古さと大きさから 「最古の巨大古墳」なんて言われているわ」
るる「「箸墓」って、お箸のお墓なんですか？」
せんせー「いえ、埋葬された人が お箸と縁があるために付いた名前なのよ」
ぶちょー「お箸と縁・・・？」
せんせー「埋葬されているのは、孝霊天皇の皇女の」
せんせー「倭迹迹日百襲姫命 （やまとととびももそひめのみこと）」
ぶちょー「ヤマト、、トトビ、、モモソ、、 ・・・早口言葉みたいですね」
るる「やまととととももも・・・」
ぶちょー「あっ、舌噛んでる・・・」
せんせー「で、この皇女様なんだけど、」
せんせー「なんやかんやあって、 オオモノヌシ（大物主神）という神様と 結ばれることになったのよ」
ぶちょー「神様と人が結ばれるのですね・・・」
せんせー「ちなみに、このオオモノヌシって神様って あちこちの歴史書で登場してね」
せんせー「イロイロとエロエロなことをしているので 興味があったら調べてみて」
ぶちょー「調べません！」
せんせー「で、この皇女様のもとに オオモノヌシがやってくるのは、いつも夜」
せんせー「２人は・・・じゃなくて１人と１柱は 夜闇の中で夫婦生活を送っていたのよ」
るる「暗いほうが興奮するっていう性癖？」
せんせー「そんなある晩、皇女様は 「お願いだから朝まで一緒にいて」と 懇願するのよ」
るる「朝までお楽しみ～♪」
せんせー「そんな理由もあったのかもしれないけど、 「明るいところでお顔を見たい」って 気持ちが強かったみたいね」
ぶちょー「・・・確かに、暗闇だと見えないですよね」
せんせー「それを聞いたオオモノヌシが言ったのよ」
せんせー「「明日の朝、君のメイクボックスの中に 　いるから。見ても驚かないでね」って」
ぶちょー「・・・メイクボックスの中？」
せんせー「翌朝、皇女様が 話に出たメイクボックスを開けると・・・」
せんせー「そこには蛇が、にょろ～～っと」
ぶちょー「うわぁ・・・」
せんせー「皇女様は驚き叫ぶのだけど、」
せんせー「その様子を見たオオモノヌシが、」
せんせー「「驚かないって約束は？ （´・ω・`）」と」
せんせー「イジケながら、ご神体のある三輪山に 飛んで帰っていっちゃったのよ」
ぶちょー「・・・あれ、お箸の話は？」
せんせー「ここからが本題ね」
せんせー「飛んで帰っていったオオモノヌシを 見上げ続けた皇女様がね、」
せんせー「バランスを崩したのか、 結構な勢いで尻もちをついちゃうのよ」
せんせー「で、尻もちをついた先には、」
せんせー「何故か、上向きに立つ箸が待ち構えていて」
せんせー「皇女様の陰部にピンポイントで 突き刺さることに・・・」
せんせー「それで、皇女様は絶命・・・って話ね」
ぶちょー「・・・何か、ツッコミどころしかない」
せんせー「そんな倭迹迹日百襲姫命が埋葬されたのが 「箸墓古墳」って訳ね」
ぶちょー「そんな恥ずかしい死因が、 古墳の名前になるなんて・・・」
るる「あの、せんせー・・・」
るる「お箸って、そんな都合よく入りますか？ 位置的にも、角度的にも・・・」
ぶちょー「偶然にしてはできすぎていますよね 神様の力が働いたのかも・・・」
せんせー「そうね、オオモノヌシの意趣返しと 考えるのが妥当ね」
せんせー「あるいは、オオモノヌシに去られた 寂しさのあまり、皇女様が 箸を使って自分で慰めていた際の事故かも」
ぶちょー「せんせーー!!」
るる「箸○◇□ーで、皇女様は あの世にイッちゃったんですねー」
ぶちょー「もー、話を変な風に改変しないっ!!」

〇学校の部室
せんせー「ええと、これは余談なんだけど・・・」
せんせー「邪馬台国の所在地について、 いくつかの学説があることは知ってる？」
ぶちょー「はい、「九州説」や「畿内説」などですね」
せんせー「そう、その「畿内説」では 箸墓古墳が卑弥呼の墓と唱える人もいるわ」
ぶちょー「えっ、そうなんですか!?」
せんせー「そして、倭迹迹日百襲姫命こそが 卑弥呼であったのではないかともね」
ぶちょー「・・・何だか、凄い話になってますね」
るる「ということは、」
るる「箸○◇したヒミコ様が昇天して、 邪馬台国が滅亡したって話ですねー」
ぶちょー「何で、そーなるのよっ!!」
せんせー（何で、金属バットがあるのよ・・・）