機械人形と夢

ミルクルミ

第3話 機械人形と広い施設(脚本)

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〇銭湯の脱衣所
林 生也「洗濯お疲れ様、すごい早いね・・・」
マキ「あとは、乾燥させたら完了です」
林 生也「わかった、それにしてもここ かなり広いよね・・・ なんでこんなに広いの?」
マキ「この島は万が一の場合 避難施設にもなると博士が言ってたので それが理由かと」
林 生也「な・・・なるほど・・・」
林 生也(避難施設・・・ って事はここ以外にも施設が有るって考えた方がいいだろうな・・・)
マキ「・・・この後どうします?」
林 生也「どうするって?」
マキ「先程の地震?により、 本来のルートとかなり外れています」
林 生也「本来のルートとかあるんだ・・・ というか、それってまずいんじゃ・・・」
マキ「はい、かなりまずいです 更に先程の地震の影響で、 施設のいくつかの箇所に ヒビがはいっています」
マキ「このままでは倒壊の危険性もありますし、 万が一の事があれば 目的の達成が不可能になります」
林 生也「この施設ってそんなに危険・・・!? 古そうには見えないけど・・・」
マキ「この施設はあくまでも 生也の謎解きの為に作られた 簡易的な物なので・・・ そういう災害等には備えられていません」
林 生也「これだけ広くても、簡易なのか・・・ 他の施設はどうなんだ?」
マキ「・・・すみませんが 他の施設の事は博士に 何も言われていないので分からないです」
林 生也「えっ、 他の施設に行った事も無いのか・・・?」
マキ「・・・? はい、普通にありませんが・・・」
林 生也「え・・・ 外出とかは!? 博士以外は居ないの!?」
マキ「はい、機械人形は 外にいく必要が無いので、 博士以外にはあった事がありませんし、 誰かに会ったことも無いです」
林 生也(・・・まるで牢獄みたいだな・・・)
林 生也「そ・・・そっか・・・ ・・・僕的には、最悪すぐに逃げれる様に 用意しといて、他の謎解きを進めたいかな」
マキ「分かりました、 なら、出入口の扉を開けてから 2階に上がって、探索の続きをしましょう」
林 生也「うん、わかった!」

〇無機質な扉
林 生也「とりあえず、扉開けるね」
マキ「あ・・・」
林 生也「え・・・開かない・・・ 鍵がかかってる!?」
マキ「・・・すみません、忘れてました、 鍵は本来のルートで入手してから出る為 鍵がかかってるんでした・・・」
林 生也「なんだ・・・良かった・・・ 出れないとかじゃなくて・・・ 機械人形も忘れたりするんだね・・・」
マキ「・・・? 機械人形は本来忘れたりは しないはずですが・・・ 故障でしょうか・・・?」
林 生也(確かに不思議だな・・・ でもAIだしミス位はあるんだろ・・・ 多分)
林 生也「と・・・とりあえず、 扉を開けて早く2階に向かおう! いつ壊れるか分からないし・・・」
マキ「ですね・・・ どうぞ、予備の鍵です」
林 生也「ありがとう、」
  鍵を空け、扉を開ける
林 生也「よし・・・それじゃあ2階に行こうか!」
マキ「はい」

次のエピソード:第4話 機械人形と書斎

コメント

  • この島は……
    生也くんの謎解きの為に作られた施設……
    マキちゃんのセリフの端々に引っかかりを覚えますね。この言葉の意味が明らかにされるのを楽しみにします

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