第4話 機械人形と書斎(脚本)
〇マンションの共用階段
林 生也「暗い・・・というかこれどうしたらいいんだ・・・」
先程の地震で階段の踊り場に置いていた
荷物が入った大量のダンボールが
階段前に山のように落ちている
マキ「・・・沢山のダンボール 1つづつのけていくしかないですね」
林 生也「えぇ・・・ ・・・仕方ない、マキ、2人で協力して ダンボールをのけていこう」
マキ「了解です」
〜数分後〜
林 生也「ようやく終わった・・・ これで先に進める!」
マキ「途中箱を落としたりして足の指が 痛い思いしてましたね・・・」
林 生也「ま・・・まぁ、どかせたから いいって事で・・・先に進もう!!」
マキ「分かりました」
〇薄暗い廊下
林 生也「相変わらず暗いな・・・ これ、どこの部屋に向かったらいいの?」
マキ「あそこの3番目の扉です、 謎解き用の書斎になってます」
林 生也(書斎・・・ ならこの場所に関する情報が 何か有るかも・・・!!)
林 生也「よし、早速行こう!」
マキ「了解です」
〇書斎
林 生也「書斎って聞いたから広いのかと 思ってたけど・・・ 意外と狭いんだね・・・」
マキ「あくまでも謎解き用なので・・・ そこまで広くはありません」
林 生也「な・・・なるほど・・・ とりあえず謎を探したらいいの?」
マキ「はい、 とりあえず机の上の本を読んでもらうのが 手っ取り早いかと」
林 生也「分かった!」
林 生也「これで・・・ しおりのページを開けばいいのかな?」
”本の内容”
①+②+③+④=?????
①魔導書(偽物)
②海の本
③昔の本
④城の表紙の青い本
林 生也「これは・・・ ①〜④の本を見つけてそれに当てはまる 数を足していけばいいのかな・・・?」
マキ「多分、それであってるかと」
林 生也「え、マキ、解き方知らないの!?」
マキ「え?はい、 答えや部屋は知っていますが 解き方までは必要無いと博士が 教えてくれませんでした」
林 生也「そうなのか・・・ とりあえず手分けして本を探そう!! 僕は1番と2番を探すから、 マキは3番と4番を探して!!」
マキ「分かりました」
〜数分後〜
林 生也「どう? 僕は本見つけれたけど!!」
マキ「こちらも、2つとも見つかりました」
林 生也「じゃあ早速本を開いて謎解きを進めよう!!」
マキ「では、1番から順に進めていきましょうか」
林 生也「1番は確か偽物の魔導書だったよね・・・」
”本の内容”
ハナ❁︎=7
ニク=6
ホシ=9
ならノウリョクは?
林 生也「これ・・・どういう事だ・・・? ハナにだけ❁︎のマークが着いてるし・・・」
マキ「・・・解けました」
林 生也「え!?早くない!?」
マキ「元から答えは教えられてるので」
林 生也「あ・・・そうだった・・・ なら代わりに解いたりとかは・・・」
マキ「ダメです、 博士が貴方が解かないと意味が無い と言っていたので」
林 生也「そっか・・・ うーん・・・?難しいな・・・」
マキ「ヒントなら言えます、 『ヒント』何か別の字に変えてみてください」
林 生也「なにか別の字に・・・?」
林 生也「・・・・・・ ・・・あ!! 分かった!漢字の画数だ!!」
林 生也「カタカナを漢字に直してその画数が 答えになる! だから、ハナ=花=7 ニク=肉=6 ホシ=星=9」
林 生也「だから 問題のノウリョクは ノウリョク=能力=12だ! マキ、これで合ってる!?」
マキ「正解です、流石、生也ですね」
林 生也「えへへ・・・」
林 生也「でも後3冊か・・・頑張らないと・・・!!」
マキ「私も、出来る限りアシストするので 頑張りましょう」
林 生也「うん!! マキが居るなら心強いよ!!」
マキ「・・・!! そう・・・ですか・・・」
マキ(なんだったんでしょう・・・ 今感じた暖かさ・・・?)
林 生也「じゃあ次のも読んでみよう!!」
マキ「了解です」
書斎を舞台にした謎解き展開!
マキちゃんが進行役兼協力者の様子で、流れるように進んでいってますね!ヒントから導かれる”本の内容”とは!?