機械人形と夢

ミルクルミ

2話 機械人形と水浸し(脚本)

機械人形と夢

ミルクルミ

今すぐ読む

機械人形と夢
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇水泳競技場

〇水中
林 生也(・・・水・・・?)
林 生也(え、水中!? は・・・早く上がらないと・・・!!)

〇水泳競技場
林 生也「──ぷはぁ!!」
林 生也「びっくりした・・・ ここは・・・プール・・・?」
林 生也「・・・!! マ、マキは!?」
マキ「水に急に入った為 耐水対応が遅れましたが、 私は無事ですよ、生也」
林 生也「よ・・・良かったぁ・・・ とりあえず2人とも無事で良かったよ・・・」
林 生也「でも服が濡れた・・・ どうしようか・・・」
マキ「プール・・・ ならここの近くに着替えの部屋が あったはずです、そこになら 代わりの服があるかと」
林 生也「え、どうして分かるの!?」
マキ「・・・? 私はこの場所の全ての部屋を 覚えてますが・・・」
林 生也「全部・・・!? て、事は出口も分かるって事・・・?」
マキ「はい、普通に分かりますよ」
林 生也(って事は 最終的には案内して貰えるのか・・・)
林 生也「分かった、とりあえず その着替える部屋に案内してよ!」
マキ「了解です、着いてきてください」

〇薄暗い廊下
林 生也(良かった・・・ ここは明るい・・・)
林 生也「・・・そういえば、 ここってどのくらいの広さがあるの?」
マキ「広さ・・・ 博士は島一個分だと言ってました」
林 生也「島1個分!? ・・・ってどのくらいだ・・・?」
マキ「私も詳しい事は教えられていない為 分かりません・・・」
林 生也「そ・・・そうなんだ・・・」
林 生也(相当広いんだな・・・ 脱出に時間がかかるだろうけど 寝泊まりする部屋とかはあるのかな・・・)
マキ「生也、着きました ここの部屋です」
林 生也「あ・・・ うん、ありがとう、早速入ろうか」
マキ「はい」
林 生也(・・・本当に無なんだな・・・)

〇更衣室
林 生也(ここが着替える所・・・ 意外と広いんだな・・・)
マキ「生也のロッカーはあちらです」
  奥の方のロッカーを指さす
林 生也「あ・・・ うん、ありがとう、 そういえばマキは着替えないの?」
マキ「私は機械人形ですので 着替える必要がありません ・・・どうしてそんな事を?」
林 生也「あ・・・ いや、その・・・」
林 生也「服・・・ 水に濡れて透けてるから・・・」
マキ「・・・生也が気にするなら着替えます、 貴方には集中して貰わないと いけないので 隣の部屋で着替えてますね」
林 生也「あ、うん 分かった」
林 生也(それにしても、僕用のロッカーが あるなんて・・・ まるで、僕らが落ちる事を 想定してたみたいだな・・・)

〇黒
  〜着替え中〜

〇更衣室
林 生也「よし・・・ 着替え完了!!」
マキ「生也、着替え終わりましたか? 私は終わりましたが・・・」
林 生也「僕は終わったよ、入って大丈夫」
マキ「失礼します、 濡れた服を洗濯するので預けてください」
林 生也「洗濯・・・!? 洗濯機とかまであるのか・・・」
マキ「普通にあります、 気になるなら着いてきますか?」
林 生也「あ、うん!! 出来る限り場所の把握とかも しておきたいしね」
マキ「分かりました、では行きましょう 着いてきてください」

〇銭湯の脱衣所
林 生也「ひ・・・広い・・・!! まるで銭湯じゃないか・・・!!」
マキ「私は端の洗濯機で洗濯するので気になるなら お風呂見てきてもいいですよ、 あ、滑らないように気をつけて下さい」
林 生也「え、いいの!? ありがとう!!」
マキ「さて・・・ 確か、この中に洗剤を入れてボタンを押すんでしたよね・・・」

〇露天風呂
林 生也(うわぁ・・・!! 凄く広いな・・・)
林 生也(というか露天か・・・ って事は僕が最初に居たのは 2階なのかな・・・)
林 生也(さっきの着替えの部屋と言い、 脱衣所と言い、まるで大人数でも 生活出来るように なっているのはなんでだ・・・?)
マキ「生也ー、洗濯終わりましたよ」
林 生也(洗濯早!?)
林 生也「はーい!!」

次のエピソード:第3話 機械人形と広い施設

コメント

  • 初めまして🙇
    脱出ゲームのスリリングな緊迫感から、 なんだか温泉旅館みたいになってきて楽しかったです! 広そうな施設なので私も休日に行きたいです😄
    予測を裏切る展開が楽しみですね!!

  • 生也くんとマキちゃんの会話、人間とAIとの会話らしいズレが……マキちゃんの学習により解消されるのか見続けたくなりますね!
    そして建物の内容が少しずつ明らかになるにつれて、この場に来ることになった謎も深まりますね!

ページTOPへ