1話 機械人形と始まり(脚本)
〇殺風景な部屋
林 生也「スー・・・スー・・・」
マキ「・・・全然起きないですね この人が本当に・・・」
マキ「私に感情を教えてくれる方なんですかね・・・?」
〇殺風景な部屋
次の日
林 生也「・・・」
林 生也「・・・?」
林 生也「!? 何処だここ!?」
マキ「あ、起きたんですね おはようございます」
林 生也「え、あ、え・・・ おはようございます・・・? 君は・・・?」
マキ「私はバンドラマキナメシンドール 貴方から感情を教わる為に ここにいます」
林 生也「バンドラマキナメシンドール・・・? それに感情を教わるって・・・?」
マキ「簡単に言うとAI、機械人形です 博士に作られました」
林 生也「な・・・なるほど・・・? とりあえず・・・僕帰りたいんだけど・・・」
マキ「この研究所から脱出していただければ 帰ってもらって結構です」
林 生也「だ・・・脱出!? え、何か変な事に 僕は巻き込まれたのか・・・」
マキ「私は貴方に感情を教えて貰う機械人形で、 同時に貴方の脱出を手助けする サポートロボットです、 よろしくお願いします」
林 生也(・・・記憶もあやふやだし 分からないけど・・・ とりあえず、脱出を目指しながら 感情を教えればどうにかなるのかな・・・)
林 生也「わ・・・わかった・・・ とりあえずよろしく・・・」
マキ「では、この後脱出を開始してください」
林 生也「でも、脱出ってどうしたらいいんだ・・・?」
マキ「では、とりあえず、 この部屋の中から鍵を見つけて出ては どうでしょう?」
林 生也「うん、わかった えっと・・・と言ってもこの部屋には 調べれる場所がベットくらいしか ないから・・・」
林 生也「例えば、枕の下とかに・・・」
林 生也「ほら、あった! これを鍵穴に刺して・・・」
ガチャ
林 生也「開いた!! 部屋クリアー!!」
マキ「おめでとうございます、 先へ進みましょう」
林 生也「反応が淡白だなぁ・・・」
〇薄暗い廊下
林 生也「うわ・・・! 廊下暗いな・・・」
マキ「確かに暗いですね・・・ 足元に何か転がっていたらコケてしまう 可能性があります」
林 生也「何か光源になるものがあればいいけど・・・」
マキ「暗くしてあるという事は必ず何か光源になる物があると思われます、1度部屋に戻って 見直して見たらどうでしょう?」
林 生也(そういえば枕の下以外は 確認してなかったな・・・)
林 生也「わかった、1回部屋に戻ろう」
〇殺風景な部屋
林 生也「えっと・・・ 布団の下見てみるか・・・ 布団除けないと・・・ えっと・・・機械人形ちゃん・・・?」
マキ「あ・・・ 自己紹介を忘れていました 私の事はマキとお呼びください 生也様」
林 生也「う・・・うん・・・ って・・・なんで僕の名前知ってるの!?」
マキ「・・・? 元からインプットされてるからでは ありませんか?」
林 生也「ありませんか・・・? って僕知らないよ・・・ とりあえず、マキ、 布団を床に下ろすから反対側を 持ってくれない?」
マキ「分かりました」
林 生也「せーのっ」
布団を下ろす
林 生也「あ・・・!」
林 生也「やった!これで暗い廊下を進めるよ!」
マキ「おめでとうございます、 生也様」
林 生也「ほんとに淡白だなぁ・・・ あと生也様って堅苦しいから 生也でいいよ」
マキ「・・・!! 分かりました・・・ よろしくお願いします、生也」
林 生也「うん、よろしく、マキ それじゃあ廊下に行こう!」
マキ「了解です」
〇薄暗い廊下
林 生也「それじゃあ懐中電灯の電気をつけて・・・」
林 生也「な・・・何!? 地震!? 床にヒビが・・・!?」
マキ「あ・・・」
マキの足元に穴があき、
マキが落下する
林 生也「マキ!?」
慌てて生也はマキの手を掴み
落下を防ぐ
マキ「・・・生也 私は機械人形ですので 落下しても問題ありません このままでは生也も落ちてしまいます 早く手を離して下さい」
林 生也「そういう・・・問題じゃない・・・!!」
ズズッ
「あ・・・!!」
こんにちは!機械人形のまきちゃん可愛かったです!
謎が沢山でこれからどう明かされていくのか気になりました!
すでに生也の中にマキへの何かしら感情が芽生えていることを匂わせる終わりのシーンから温かいものを感じました。マキは人形だけど、それ以上の存在になりそうですね。
突然の事態、さらには脱出を目指しながらAIに感情を教えれるというミッション、とても興味がそそられます。そして、この事態を設定された目的とは、とても気になりますね!