無限列車編:煉獄さんを引き上げたアカザのセリフ(脚本)
〇おしゃれな教室
U「私ね、無限列車編で、どうしても言いたいことがあるの」
A「急にどうした?」
U「煉獄さん、2時間でキャラ立ちすぎじゃない!?」
A「う、うーん、・・・?」
U「だって最初は “うまい!”しか言ってないんだよ!?」
A「たしかに、弁当のイメージが強い」
U「煉獄さんの人気が、一体どこから急上昇なのか」
U「それはあそこしかない!!」
A「最後のアカザだろ?」
U「その通り! じゃぁ行ってみよう!」
A「え、行く?」
U「Let's バーチャル!」
U「Goーー!!!!」
〇原っぱ
U「どうかな?」
A「わりと最終局面っぽい!」
A「で、煉獄さんの人気急上昇って?」
U「キャラは一人では立てない」
U「アカザの演出が神だった!!」
U「アカザが連発したセリフ覚えてる?」
A「死ぬな杏寿郎と、鬼になろう?」
U「死ぬな杏寿郎。 このセリフが、煉獄さんのキャラに火をつけた立役者だと、私は思う」
A「セリフが?」
U「そうなの。 アカザが、死ぬな杏寿郎ということで、そのシーンに緊張感が生まれる」
A「感動するシーンに、そういう緊張感はつきものだな」
U「死ぬな杏寿郎、というセリフは、死ぬというイメージが残りやすいセリフになっているんだけど・・・」
A「人間は否定の言葉が頭に残りにくいってこと?」
U「死ぬな、と、生きろ、は同じ『生きる』を意味する言葉だけど、死ぬなの方が、死の印象をより引き起こす」
A「だから、死ぬな杏寿郎、を連発することで、あの戦闘シーンに緊張感が生まれるのか」
U「そして、死の印象も強く残る」
A「つまりは、死ぬな杏寿郎、と言っているのがフラグになるってことか!」
U「すごい強引なフラグっていうのが斬新だと思う」
A「たしかに、フラグっていうのは、雰囲気で見せるもんだからな」
U「死ぬな杏寿郎、を連発することで、煉獄さんは死んじゃうんだ、っていうイメージを持たせたのが、神だった・・・!!」
A「死ぬことが分かっていて、戦い抜くっていうのは、たしかにかなり熱い!!」
U「死ぬな杏寿郎、このセリフがなければ、ここまでの緊張感は生まれなかった」
U「もう一つ言えば、鬼になれ杏寿郎。 これは、煉獄さんに残された唯一の生きる道だった・・・」
A「それを捨てて戦い抜く様が、煉獄さんのキャラクターにさらに火をつけたということか」
U「たかがセリフと侮るなかれ!!」
U「そして最後に煉獄さんか死ぬことで、最高のクライマックスでキャラクターの完成を迎える」
U「登場したキャラクターが2時間で死ぬ。 それには爆発的な瞬発力の魅力が必要」
A「そんな極限のシーンを作るのに、死ぬな杏寿郎、というセリフが必要だったわけか」
U「瞬発的な魅力あるキャラクターを作るには、シーン(戦闘)と構成(最後に死ぬ)セリフの三本柱が必要だと思うわけです」
A「そこまで分かれば良いシナリオ描けそうだな!」
U「ち、違うよ! 分かってても、アイデアが出ないと無理なんだってば!」
U「とにかく!」
U「ふつう、キャラクターは、1話2話と進むうちに魅力がついてくるものを」
A「たったの2時間でこれ程の魅力を得るというのは」
U「そう!! 類をみないスゴいことで!!」
U「タップノベルのような短編作品にも活かせる話! かもしれないのです!」
〇おしゃれな教室
A「うぉ!?戻ってきた!?」
U「名付けてバーチャル学園!」
U「これからも色んな考察を発見していくよ!」
A「おう!頑張れよ作家の卵!」
tap novelで作品考察は初めて見ました。
とても素敵です。作るだけでなく作品をゲーム小説で
考察するという面白い作品。
今後も楽しみにしていまーす。
宇野木さん
お久しぶりです!こんばんは
キメツと考察?解説?とかがとても好きなのでこういう作品とても嬉しいです!
まずは最終局面の表現!似てる!倒れた列車とアカザ逃げる森が広がっていそうでした👍
なるほど!勉強になりますね!
セリフとキャラ立ての関連とか…またよろしく教えてください👍