アニメ・鬼滅の刃★シナリオ作家の考察★

宇野木真帆

遊郭編:堕姫の泣き方ってまさかのメイちゃん!?(脚本)

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〇おしゃれな教室
U「堕姫の声優さんが神・・・」
U「あるいは指示したのが監督さんなのであれば、神だって話・・・」
U「してもいい!?」
A「いやもう、するんでしょ!!」

〇和風
U「堕姫のどこが神がかっているか分かる!?」
A「最後のところは良かったな! お兄さんにおぶさって歩いていくところ!」
U「そこもいい・・・!! だがしかし今回は、」
U「堕姫が泣いたシーンを神ポイントとして挙げたい!」
A「お兄さんと首を合わせて罵りあっている所か!」
U「あのシーン、堕姫の泣き方に違和感はなかった?」
A「え、別に・・・ ただ泣いてるって感じで」
U「あの泣き方はメイちゃんなんだよ!?」
A「メイちゃんって、となりのトトロの!?」
U「そう! トウモロコシを持ったメイちゃんが、お姉ちゃんのばかー!!って言う前に”泣く”ところ!」
A「う、うーん、覚えてないな・・・」
U「ほんとに似てるの!! そっくりだから!!」
A「わかった、わかった。 で、メイちゃんと堕姫のつながりは?」
U「もう皆なんとなく分かっていると思うけど、堕姫は過去編に出てくる小さな子供のまんまという設定」
A「だから泣き方が子供の泣き方、つまりメイちゃんの泣き方になるわけか」
A「じゃぁ、あの堕姫が泣くシーンは、大人の姿で子供の泣き方ってことか」
U「そう!だから違和感があったの!」
U「大人はあんな泣き方をしない」
U「あれは子供の、悲しみの泣き方」
U「子供が怒って泣く時は、大人のヒステリック泣きと同じだけれど」
U「子供が本当に悲しい時は、堕姫みたいな、メイちゃんみたいな、ひーん、というか、きーん、みたいな泣き方になる」
A「え、Uに子供いるの?」
U「い、いないよ! でも私は・・・もごもご」
U「とにかく!」
U「Aが言ったお兄ちゃんの背中におぶさるシーンで、堕姫が子供の姿だったように」
U「堕姫の内面はずっと子供のままだった。 それを表現するために、リアルな子供の泣き方を持ってきたのが神だった!」
U「そして今回のポイントは、フィクションだけどリアリティってこと!」
U「水の呼吸とか、鬼とか、フィクションだけど、急にリアリティが現れるから、人は引き付けられる!」
U「皮肉なことに、ファンタジーほど、リアルさが求められると言ってもいいのかも・・・」
A「そこまで分かってるUなら、良いシナリオが書け」
U「言わせないよ! 有能な作家とは、思いつくか、思いつかないか、なんだから!!」
U「以上!考察終わり! 次回は時透くんの素晴らしいアイデアだよ!」

コメント

  • とてもよくわかる解説で、目から鱗でした!
    確かにだきの泣き方まんま子供でしたね!
    ちぐはぐなかんじがまた不気味さを生むのですね

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