エピソード2(脚本)
〇一人部屋
アンモビウム・メルダー「ただいま・・・」
アンモビウム・メルダー「眠いけど情報をまとめなきゃ」
〇怪しげな部屋
アンモビウム・メルダー「これだけ集めてるのに一向にあいつの情報が掴めない。 もしかしてもう死んでる・・・? 嫌そんなことはないか」
アンモビウム・メルダー「でも、もう怪しい所は調べ尽くした。 依頼人の情報を調べても繋がりは出てこない」
アンモビウム・メルダー「最後の情報は・・・ これしかない」
アンモビウム・メルダー「(父さんと母さんが残してくれた日記。 2人が死ぬまでの毎日が書き記されてる)」
アンモビウム・メルダー「!! 何か落ちた これはメモ?」
アンモビウム・メルダー「裏に何か書いてある」
「もし自分達が死んでこのメモを見つけた人へ 研究所にあるデータを全てまとめた物の場所をここに記しておきます」
アンモビウム・メルダー「丁寧に地図と暗証番号まで書いてある・・・」
アンモビウム・メルダー「ふふっ 不用心すぎるでしょ。 でもそこがあの2人らしいや」
アンモビウム・メルダー「でも、ここに情報があるかもしれない! 行ってみよう。 都合のいいことに研究所の鍵は持ってるしね」
〇巨大研究所
アンモビウム・メルダー「(よしついた。 後はこの鍵で扉を開けたら)」
アンモビウム・メルダー「開いた!」
アンモビウム・メルダー「えーと確かUSBがあるのは7階の魔法研究室だ。早くしないと朝になっちゃう」
〇研究所の中枢
アンモビウム・メルダー「着いた 自動扉の時もそうだけど、まだ稼働してたんだ。爆発があってからもう誰もきてなかったはずなのに」
アンモビウム・メルダー「えーと確かここに暗証番号を入れたら・・・ 決定」
アンモビウム・メルダー「開いた!」
〇秘密基地のモニタールーム
アンモビウム・メルダー「ここもきっと昔は色々な人が行き来してたんだろうな」
アンモビウム・メルダー「それにしてもこんなに沢山の監視カメラがあったんだ。 今まで何回か来た事あるけど初めて知った」
アンモビウム・メルダー「(このまま真っ直ぐいけば着く)」
アンモビウム・メルダー「着いた。 後は、昔の家の鍵を使えば開くはず」
〇魔法陣のある研究室
アンモビウム・メルダー「これは・・・魔法陣?」
アンモビウム・メルダー「待って! この魔法陣魔法の属性を永遠に変える物じゃない!? 何でこんな物がここにあるの!? 禁忌の魔法でしょこれ!!」
アンモビウム・メルダー「と、とにかくそんな事より早くUSBを見つけなきゃ」
アンモビウム・メルダー「あ、あった。 机の上に不用心においてある。 大事なデータなのに・・・」
アンモビウム・メルダー「写真だけ撮って帰ろう。 後、パソコンのデータもこれに入れていこう」
アンモビウム・メルダー「よし 終わった」
アンモビウム・メルダー「早く家に帰ってこの中身を調べなきゃ」
〇巨大研究所
アンモビウム・メルダー「よし 何とか明け方までには外に出られた。 後はゆっくり帰ってもいいよね」
アンモビウム・メルダー「誰だろう? こんな時間に・・・ ──店主から?」
アンモビウム・メルダー「はいもしもしメルダーです」
「メルダーちゃん! この前の依頼人がお金返せって行ってるんだけど・・・」
アンモビウム・メルダー「そんなのいつも通り無視か家の外にでも放り投げてればいいじゃないですか 相手は女性だし負けないでしょ?」
「確かにね!? 出来ないわけじゃないよ!? でもね家の窓壊されたらちょっとショックだしね!?」
「でも変になんかしたらうちが訴えられそうで怖いんだよ〜」
アンモビウム・メルダー「分かった。 私から警察に連絡入れとくから、それまで辛抱して」
「ありがとう〜 まじ愛してる」
アンモビウム・メルダー「ごめんなさい 後、きもい」
「ひっで〜w それじゃ急いで帰ってきてね〜 バイバ〜イ」
アンモビウム・メルダー「はぁ〜 あの人だけはほんとに苦手・・・」
アンモビウム・メルダー「急いで帰ろう」
〇ダイニング(食事なし)
アンモビウム・メルダー「まじで窓割れてるし・・・」
アンモビウム・メルダー「ただいま〜」
依頼人「ちょっと!! 私は殺して欲しいなんて言ってないんだけど!? 少し懲らしめて欲しいって言ったんだけど!!」
アンモビウム・メルダー「はぁ・・・ でも貴方は電話でもここでも殺してくださいって言われたんですけど・・・」
アンモビウム・メルダー「(たまに居るんだよねこう言う迷惑客 お金が高いからって嘘言って安くしようとしてくる奴)」
依頼人「ちょっと!! 聞いてるの!?」
アンモビウム・メルダー「ああ、聞いてますよ」
依頼人「ならさっさとお金を──」
アンモビウム・メルダー「それ以上騒がないで貰えますか? 騒がしいので」
依頼人「で、でも私を殺したらお金が入ってこないんじゃない!?」
アンモビウム・メルダー「別に貴方1人がお金を払わなかったところで私の生活に支障はありませんから」
アンモビウム・メルダー「あ、来たみたい」
依頼人「な、何が!?」
アンモビウム・メルダー「貴方を捕まえる為のパトカーですよ」
依頼人「何で私が捕まる訳!? 貴方たちは人を殺したんだから貴方たちが捕まるに決まってるでしょ!?」
アンモビウム・メルダー「人の家壊しといて何言ってんだ!?」
アンモビウム・メルダー「さっきから聞いてたらよ! 人が悪いのだの自分は捕まらないのだのあーだこーだいいやがって!! 少しは黙れねぇのか!?」
店主「はーいそこまでー 後は警察に任せようね〜 メルダーちゃん」
アンモビウム・メルダー「分かりました」
警官「通報があったのはこの家ですか?」
店主「はいそうで〜す」
警官「器物破損罪で逮捕します」
依頼人「悪いのはあっちよ! 私じゃないわ!」
店主「そんなに認められないなら監視カメラチェクします?」
依頼人「!! 分かったわよ! 行けばいいんでしょ!!」
警官「それでは」
〇ダイニング(食事なし)
アンモビウム・メルダー「やっと行った〜」
店主「お疲れ〜 珍しく怒ってたね〜」
アンモビウム・メルダー「まぁうるさかったから」
店主「確かにね それはそうとなんか食べる? お腹空いてるでしょ?」
アンモビウム・メルダー「お腹は空いてな──」
店主「わ〜すごい音w なんかお腹に溜まる物作るね〜ww」
アンモビウム・メルダー「笑うな!」
店主「和食セット〜」
アンモビウム・メルダー「美味しそう いただきます」
〇一人部屋
アンモビウム・メルダー「おやすみなさい」
店主「おやすみ〜」
アンモビウム・メルダー「今日はちょっと色々あって疲れたな・・・ 情報の確認は明日でいいか おやすみ父さん母さん」