エピソード3(脚本)
〇墓石
アンモビウム・メルダー「父さん母さん花持って来たよ。 後、この店のお菓子好きだったでしょ? だから買って来たよ」
アンモビウム・メルダー「昔お父さんが仕事帰りに買って来てくれてそれを3人で食べたよね 美味しかったな〜 またいつか3人で食べたいね」
アンモビウム・メルダー「誰か来たみたいだから私もう行くね それじゃまた明日」
アンモビウム・ジュモー(今のは・・・ お姉ちゃん? 話しかけたいけど多分向こうは私の事覚えてないし・・・ 挨拶だけしよう)
アンモビウム・ジュモー「こんにちは」
アンモビウム・メルダー「こんにちは」
アンモビウム・メルダー(今の人なんか見覚えがある様な・・・? でも声かけて別人だったら申し訳ないし聞くのはやめとこう)
アンモビウム・ジュモー(やっぱり覚えてないか・・・)
〇地下広場
アンモビウム・メルダー「いつ来てもここは砂が待ってるな〜 何処から来るんだろ」
アンモビウム・メルダー「そんな事より、魔法の練習をしないと この憎たらしい魔法であいつを殺す為に・・・」
アンモビウム・メルダー「暴風(あかしまかぜ)」
アンモビウム・メルダー「よし 威力が上がってきたみたい この調子で練習していけば・・・」
「メイビーちゃん! 依頼が来たよ〜」
アンモビウム・メルダー(今いいとこだったのに・・・)
アンモビウム・メルダー「分かりました。 今行きます」
「待ってるからね〜」
アンモビウム・メルダー「あの人猥褻罪かなんかで捕まんないかな・・・」
アンモビウム・メルダー「早く向かってさっさと終わらせよう」
〇渋谷のスクランブル交差点
アンモビウム・メルダー(今日も人の声と機械の音がうるさい。 まだ昼間なのに何でみんないる訳? 家に帰ってれば良いのに・・・)
アンモビウム・メルダー(あ、そういえば なんかテレビで人が人生で殺人鬼とすれ違う平均回数は16回って言ってたな・・・)
アンモビウム・メルダー(子供の泣き声 何で泣いてるんだろう 親と逸れたのかな・・・ にしてもこんな大きな交差点で子供1人にするなんて・・・)
アンモビウム・メルダー「ねぇ君大丈夫?」
少女「ヒック・・・ おねぇちゃん・・だ・・・れ?」
アンモビウム・メルダー「えーと私はメイビーだよ」
少女「メイビーおねぇちゃん・・・?」
アンモビウム・メルダー「そうだよ。 ところでどうして泣いてるの?」
少女「おねぇ・・・ちゃんと・・・ヒック ・・・逸れちゃったの・・・」
アンモビウム・メルダー「そっか おねぇちゃんってどんな服着てた?」
少女「黒いパーカーの服着てた・・・」
アンモビウム・メルダー(黒いパーカーなんて沢山いるんだけど・・・)
少女の姉「あの。 すみません私の妹が・・・」
アンモビウム・メルダー(びっくりした!! いつのまに背後に立ってたの!?)
少女「おねぇちゃん!!!!」
少女の姉「良かった・・・ 探したんだよ。 もう逸れちゃダメだからね」
少女「うん!!」
少女の姉「あの」
アンモビウム・メルダー「どうした?」
少女の姉「妹を見つけてくれてありがとうございました」
アンモビウム・メルダー「全然良いよ もう逸れない様にしなよ〜」
少女の姉「はい それでは」
アンモビウム・メルダー(あの子一体何者・・・?)
アンモビウム・メルダー「!! 急がなきゃ! こんなとこで道草食ってる場合じゃない!」
〇ダイニング(食事なし)
アンモビウム・メルダー「ただいま戻りました・・・」
店主「おかえり〜メイビーちゃん! いつもより遅かったけどなんかあった?」
アンモビウム・メルダー「まぁちょっとだけ・・・」
店主「そっかー あ、これ依頼内容ね〜」
アンモビウム・メルダー「ありがとうございます」
店主「それじゃ俺品出しとかしてくるから ここ任せたよ〜」
アンモビウム・メルダー「はい・・・」
アンモビウム・メルダー(それにしても、あんなに身長差がある姉妹初めてみた。 妹の方が背が高いだなんて・・・ ちょっと姉の方について何か調べてみよ)
〇一人部屋
アンモビウム・メルダー「えーと今回のターゲットの情報は・・・」
アンモビウム・メルダー「この人か・・・ 理由は・・借金の肩代わりのハンコを勝手に押されターゲットは逃亡・・・」
アンモビウム・メルダー「何でこう言うクズばっかりなんだろうね〜 父さん母さん」
アンモビウム・メルダー「でも今回ちょっと情報が少ないな・・・ もうちょっと調べてみるか」
アンモビウム・メルダー「あった 意外とすんなり見つかるもんだね 居場所って」
アンモビウム・メルダー「これならここからそんなに離れてないし、 今日中に終わらせれそう」
アンモビウム・メルダー「でも夜まで待たなきゃいけないんだよね〜 ・・・その間に武器磨きとかしとくか。 今日はナイフの方がいい気分」
アンモビウム・メルダー「それにあの子の事も調べなきゃだし やる事いっぱい」
〇怪しげな部屋
アンモビウム・メルダー「うん 大丈夫そう」
アンモビウム・メルダー「!! 誰か来た!!」
〇ダイニング(食事なし)
少女の姉「──本当にここであってるのかな・・・?」
アンモビウム・メルダー「依頼人の方ですか?」
少女の姉「あっはい そうです と言うかさっきあったおねぇさんですよね・・・?」
アンモビウム・メルダー「あ、そうだね えーとここに来たって事は依頼があるんだよね?」
少女の姉「はい」
アンモビウム・メルダー「それじゃここに座って 依頼内容を聞くから」
少女の姉「あ、ここでいいです」
アンモビウム・メルダー「分かった それで誰を殺して欲しい?」
少女の姉「殺しの以来じゃなくて、その・・・ 私を鍛えて欲しいんです」
アンモビウム・メルダー「・・・・・・・・・は?」
長い沈黙の末に出てきた言葉はたった一つだった
アンモビウム・メルダー「ごめんもう一回言って貰える?」
少女の姉「私を鍛えて欲しいんです」
アンモビウム・メルダー「何で?」
少女の姉「もう2度と家族を失わない為に」
アンモビウム・メルダー「あー・・・・・・分かった 良いよでも、訓練してあげるにつき条件がある」
アンモビウム・メルダー「一つ顔を見せる事 二つ途中で投げ出さない事 三つ自主練をする事 四つこれが一番大事 妹をここに連れてきなさい」
少女の姉「四つ目の理由を聞いても良いですか?」
アンモビウム・メルダー「あなたは鍛えるにあたりここにすんんでもらう。 さっきあったのをみるに妹は貴方にかなり懐いてるから」
少女の姉「分かりました 今から妹を連れてきます」
店主「ちょっとちょっと何勝手に言ってんの〜? せめて俺の許可とってよ〜」
アンモビウム・メルダー「別に聞かなくても許可するでしょ」
店主「ま〜するけどさ〜 それでも一言くらいあっても良くない? でも君が素性も知らない子に訓練してあげるなんてねぇ〜」
店主「何か通ずるものがあった?」
アンモビウム・メルダー「!!」
店主「やっぱり 君は同情なんかで人を助ける人じゃないから──って痛い痛い!! ごめんって〜 許してよ〜」
アンモビウム・メルダー「許さん」
店主「ちょまっ、待って! まじで骨折れる! 俺骨折れたら仕事出来ないんだけど!!」
アンモビウム・メルダー「分かったわよ それにもう戻って来たみたいだしね」
少女の姉「今戻りました・・・ハァハァハァ」
アンモビウム・メルダー「お疲れ 意外と早かったわね」
少女「あーさっきあったおねぇちゃんだー!」
アンモビウム・メルダー「こんにちは」
少女の姉「ゆい 今はあっちに行っててくれる?」
少女「分かった!」
アンモビウム・メルダー「妹さんゆいって言うの?」
天月祐「はい あ、そういえばまだ自己紹介してませんでしたね 私は、天月祐と言います」
アンモビウム・メルダー「分かった祐ね。 これからよろしく。 さて、訓練内容だけど血とかは大丈夫?」
天月祐「まぁ大丈夫です。 死体も見たことあるので」
アンモビウム・メルダー「なら決定ね 私は今から以来されたターゲットを殺しに行く。 それについて来なさい」
天月祐「分かりました」
アンモビウム・メルダー「ゆいちゃん私達少しお出かけしてくるから待っててくれる?」
天月ゆい「え・・・ おねぇちゃん達私の事置いてくの・・・? 嫌だよ一人ぼっちは・・・」
天月祐「ゆい すぐ戻ってくる。 だからこれ持って待っててくれる? 必ず帰ってくるから」
天月ゆい「これ何・・・?」
天月祐「これはねとっても大切なお守り。 私も似た様なの持ってるの。 だから絶対に帰ってくるからお姉ちゃんを信じてくれる?」
天月ゆい「うん・・・分かった ゆい良い子だからちゃんと待てる」
天月祐「それじゃまた後でね」
〇荒廃したビル
アンモビウム・メルダー「ここに今回のターゲットがいるのね」
天月祐「ここは・・・廃ビル?」
アンモビウム・メルダー「そう見たい さっさと入りましょ 家でゆいちゃんが待ってるんだから」
天月祐「はい」
〇廃ビル
アンモビウム・メルダー「こんなに暗いといつターゲットを見逃すかわからないわ。 懐中電灯を持って来ておいて良かった」
天月祐「こんなに落書きしてあるなんて・・・ 怖いもの知らずですね・・・」
天月祐「今の音は!?」
アンモビウム・メルダー「3時の方向からだ!」
天月祐「え、ちょ待ってください」
アンモビウム・メルダー「ついた!」
〇拷問部屋
アンモビウム・メルダー「何ここ・・・」
天月祐「な、何ですかここ・・・」
アンモビウム・メルダー(周りに置いてあるものや椅子から見てここは拷問部屋?)
アンモビウム・メルダー「もしかしたら拷問部屋かもしれない」
天月祐「え!? 何でビルにこんなのあるんですか!?」
アンモビウム・メルダー「わかんない。 でも、ものすごく嫌な予感がする」
アンモビウム・メルダー「誰かくる!!」
天月祐「扉の方からします!」
アンモビウム・メルダー「一旦隠れるよ!!」
アンモビウム・ジュモー「ん? 今誰かいた様な・・・? ま、気のせいかもね」
アンモビウム・メルダー(あの人は・・・今朝すれ違った人? でもターゲットじゃ無い。 ここに住んでる訳でもなさそう。 でも何でここにいるの?)
アンモビウム・メルダー「いい?祐 今から物音を出す。 それにあの人が反応したら、取り押さえるのいい?」
天月 祐「分かりました」
アンモビウム・メルダー「何でその服着てるの?」
天月 祐「何となく・・・?」
アンモビウム・メルダー「分かった それじゃいくよ」
アンモビウム・ジュモー「今の音は!?」
アンモビウム・メルダー「今!」
アンモビウム・メルダー「捕まえた!!」
アンモビウム・ジュモー「お姉ちゃん!?」
アンモビウム・メルダー「は?」
アンモビウム・ジュモー「あ!! 言っちゃった!!」
アンモビウム・メルダー「お姉ちゃんってどう言う事?」
アンモビウム・ジュモー「あ、いや姉に似てたので・・・」
天月祐「メイビーさん 聞かなくていいんですか? ここにいる理由とか」
アンモビウム・メルダー「それもそうね さっさと聞きましょうか」
アンモビウム・ジュモー「待って!私はあいつらと接点はない! ここにも初めて来たの!!」
アンモビウム・メルダー「静かにして。 ターゲットが来たらどうするの? それに貴方に危害は加えるつもりないから 安心して」
アンモビウム・ジュモー「わ・・・分かった」
アンモビウム・メルダー「まず、あいつらって誰?」
アンモビウム・ジュモー「ここに住んでる奴らの事」
天月祐(奴ら・・・?)
アンモビウム・メルダー「次 貴方はここで何をしてたの?」
アンモビウム・ジュモー「持って来て欲しいものがあるって頼まれたから持って来ただけ」
アンモビウム・メルダー「それは何?」
アンモビウム・ジュモー「あそこにある袋を見ればわかると思うけど」
アンモビウム・メルダー「祐」
天月祐「はい」
天月祐「ありました。 これは・・・ナイフ?」
アンモビウム・メルダー「簪タイプ・・・ 暗殺用ねこれ」
アンモビウム・メルダー「貴方もしかして暗殺者だったりする?」
アンモビウム・ジュモー「んな訳ないじゃない。 私は普通の一般人よ」
アンモビウム・メルダー「そう・・・ならもう帰っていいわよ 気を付けて」
アンモビウム・ジュモー「分かった・・・」
アンモビウム・ジュモー(結局気づかなかったな・・・)
〇廃ビル
天月祐「あの、あそこからなんか変な感じがします」
アンモビウム・メルダー「行ってみましょう」
〇廃ビルのフロア
ターゲット「だ、誰だ!?」
アンモビウム・メルダー(なんか思ったとうりのクズ顔すぎて 何も言えないんだけど)
アンモビウム・メルダー「こんばんは 今宵は月が綺麗ですね。 せっかくなので死んでいただけませんか?」
ターゲット「な!?」
アンモビウム・メルダー「さよなら」
アンモビウム・メルダー「終わったから帰りましょ」
天月祐「は、はい」
アンモビウム・メルダー「怖かった?」
天月祐「少しだけ・・・」
アンモビウム・メルダー「そう・・・」
「それ以降ビルを出るまで2人が口を聞くことはなかった」
〇荒廃したビル
天月祐「あ、あの」
アンモビウム・メルダー「どうした?」
天月祐「何でメルダーさんは人殺しをやってるんですか?」
アンモビウム・メルダー「・・・」
天月祐(聞いちゃいけなかったかな・・・?)
アンモビウム・メルダー「──それは、家族を殺した奴を見つける為」
天月祐「え・・・」
アンモビウム・メルダー「そうだね・・・ 少し私の過去について話そうか──」
アンモビウム・メルダー「今でも覚えてるあれは9月25日朝の10時30分私の通っていた学校に警察から連絡があった」
〇教室
先生「──はい。分かりました メルダーちゃん電話よ」
アンモビウム・メルダー「はい。 もしもし変わりましたメルダーです」
アンモビウム・メルダー「!!!? え・・・嘘ですよね・・・・・・?」
アンモビウム・メルダー「今すぐ行きます!!」
先生「あ!!ちょっとメルダーちゃん!?」
両親が勤めている実験室で爆発があり、両親が死んだ。それ以降の話は聞いてなかった。そのあと私は頭が真っ白になった。
きつい物凄く・・・
肺が胸が張り裂けそうだった。
それでも私は不思議と足を止められなかった。
もうどれくらいたっただろうか?
1時間?いやもっとかかってた気がする。
何といたって小学3年生の足でだ。
〇化学研究室
アンモビウム・メルダー「お父さん!お母さん!」
警察「あ!ちょっと君! 入っちゃダメだよ!!」
アンモビウム・メルダー「離して!! まだ中にお父さんとお母さんがいるの! 助けに行かなきゃいけないの! 早く!!」
警察「今消防士さんが火を消してるから! 今突っ込んだら君も死んじゃうよ!?」
アンモビウム・メルダー「!? それでも・・・! 早くしないと間に合わないよ!! ──お父さん・・・お母さん」
警察「!! ここから離れよう・・・ 火が大きくなってきてるから」
アンモビウム・メルダー「──ゔん」
その後は消防士が火を消して死体を見て誰なのかを鑑定していた。
普通なら焦げていそうだがほとんど焼けていなかった。
何故なら父と母が魔法で守っていたからだそう。
アンモビウム・メルダー「お父さん・・・お母さん・・・」
警察「大丈夫?」
アンモビウム・メルダー「今は・・・1人に・・・ヒッグ・・・して欲しい・・・」
警察「──分かった」
父と母の死体のそばに行った。
私は泣いていたが何か死体に違和感を感じた。
今日の事故で2人は死んでない。
それに気づいたのは母の綺麗な肌に刺し傷があったからだ。
そして父にも。
一箇所だけならまだ気づかなかったかもしれないけどいろんな箇所を滅多刺しにされてた。多分前日に
アンモビウム・メルダー「あの・・・」
警察「どうした?」
アンモビウム・メルダー「お母さん達の体に刺し傷があるよ」
警察「え!? ちょっと待って! お母さん達はどこ?」
アンモビウム・メルダー「あそこ」
警察「本当だ。 何でこんなに刺し傷が・・・ これガラスじゃないよな」
警察「ちょっと待ってて鑑定の人呼んでくるから・・・」
アンモビウム・メルダー(何でこんあな事やったの? どうして2人が死ななきゃいけなかったの!?)
アンモビウム・メルダー(犯人は誰だ? 許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない)
アンモビウム・メルダー(絶対に!!!!!!!!!!!!!!!!)
鑑定士「いや、これはガラスの跡だな。 ナイフの形がどれも一致しない」
アンモビウム・メルダー「そんな・・・」
鑑定士「このお二人は事故に巻き込まれ亡くなった。 変な追及はしないほうがいい」
アンモビウム・メルダー(!! お母さんの机になんかある!)
アンモビウム・メルダー「これは・・・ 杖?と、手帳?」
アンモビウム・メルダー「お母さんの杖相変わらず可愛いな。 お父さんの杖は・・・」
アンモビウム・メルダー「なんか禍々しいな・・・ いつもの事だけど。 とりあえず小さくして、ポケットに入れておこう」
アンモビウム・メルダー「あの、私もう帰ります。 ありがとうございました」
警察「うん 気をつけてね」
アンモビウム・メルダー「はい」
〇山奥の研究所
???「ついに・・・あの2人を殺してやった! あいつらが悪いんだ・・・あんな不気味な奴を匿っているから」
アンモビウム・メルダー「今の!?誰!? あいつもしかして・・・ 森の方に行った! 追いかけよう」
アンモビウム・メルダー「あいつ・・・どこに行った!?」
アンモビウム・メルダー「!!こっちだ!」
???「後はこのナイフを埋めてしまえば・・・これでもう大丈夫だ!!」
???「誰だ!?」
???「って何だただの蛇か。 驚かせるなよ」
アンモビウム・メルダー(今のうちに 逃げなきゃ!!)
アンモビウム・メルダー「危なかった 急いで帰ろう」
〇アパートのダイニング
大家「あんたなんかに住ませる家はないよ! さっさと荷物まとめて出て行け! 全く薄気味悪いガキを残して行きやがって・・・」
アンモビウム・メルダー「え・・・でも・・・」
大家「さっさとしろ! もうこの家にあんたの居場所はないんだよ!」
アンモビウム・メルダー「!!ごめんなさい・・・ すぐに準備します」
アンモビウム・メルダー「ありがとうございました」
大家「全くあんなガキどこかでのたれ死んじまえばいいのに」
〇川に架かる橋の下
アンモビウム・メルダー「私これからどうしたらいいの? お父さんお母さん・・・ 怖いよ・・・助けて」
店主「あれ〜? 君どうしたのー? 家出でもしてるの?」
店主「ってめっちゃ泣いてる!? 大丈夫!?君!!」
アンモビウム・メルダー「誰・・・?」
店主「と、とりあえず泣き止んで欲しいな〜」
アンモビウム・メルダー「ちょっと待って」
アンモビウム・メルダー「それで、お兄さん誰なの?」
店主「たまたまそこを散歩してただけの人で〜す! ところで何でこんなとこにいるの?」
アンモビウム・メルダー「家を追い出されたから。 お母さん達が死んで・・・」
店主「え・・・ それはごめんね」
アンモビウム・メルダー「別にいいよ。 それで大家に追い出された。 住む家がなくてここにいただけ」
店主「あーじゃあさ俺んとこ来ない?」
アンモビウム・メルダー「え?」
店主「いや別に嫌ならいいけど・・・ ここにずっと居たって野垂れ死ぬだけだよ? それなら俺んとこ来たら?ってだけ」
アンモビウム・メルダー(本当にいいのかな・・・? でもいい人そうだし・・・ でも、やばい人かも)
店主「早くしないと日暮れちゃうよ? もう秋だから夜は寒くなるよ。 そんな薄着だと風邪ひくよ」
アンモビウム・メルダー「・・・分かった。 ついてく」
店主「オッケー それじゃ行こっか」
店主「カバン重くない? 持とうか?」
アンモビウム・メルダー「ううん 大丈夫。自分で持てる」
店主「分かった。 あ、もう家見えてきた」
アンモビウム・メルダー「すぐそこだ・・・」
〇ダイニング(食事なし)
店主「我が家へいらっしゃーい!」
アンモビウム・メルダー「なんか思ってたよりも綺麗・・・」
店主「ひどくない!?」
店主「お腹すいた? ご飯作るからそこ座って待ってて あ、なんか食べれないものとかある?」
アンモビウム・メルダー「ない」
店主「オッケー」
店主「はい完成〜」
アンモビウム・メルダー「美味しそう・・・」
店主「でしょ!! 今回はうまく行ったんだよね〜」
アンモビウム・メルダー「いただきます・・・」
アンモビウム・メルダー「!!美味しい!」
店主「よかった〜美味しいって言ってもらえて」
アンモビウム・メルダー「ふーごちそうさま」
店主「お風呂入っておいで」
アンモビウム・メルダー「はい」
〇白いバスルーム
アンモビウム・メルダー(森でナイフを捨ててた奴。 多分だけどあいつが殺した。 私の両親を)
アンモビウム・メルダー(何としてでも見つけ出して見せる)
アンモビウム・メルダー「上がりました〜」
店主「はーい」
〇荒廃したビル
アンモビウム・メルダー「って感じかな」
天月祐「なるほど。 ありがとうございます」
アンモビウム・メルダー「別にいいよ」
天月祐(多分説明するの苦手なのかな・・・?)
私が描くの下手くそなだけです。
すいません。
アンモビウム・メルダー「もう少しで家着くよ」
〇ダイニング(食事なし)
アンモビウム・メルダー「ただいま戻りました」
天月祐「戻りました」
天月ゆい「おかえり!お姉ちゃん達! もうゆい眠いよ〜 早く一緒に寝よう!」
天月祐「お風呂入ってくるから待っててね」
天月ゆい「うん」
天月ゆい「ねぇねぇメルダーお姉ちゃん! 遊ぼ!」
アンモビウム・メルダー「いいよ」
20分後
天月祐「あ!すみません!こらゆい迷惑かけないの」
天月ゆい「ごめんなさい・・・」
アンモビウム・メルダー「寝なくていいの?」
天月祐「あ、おやすみなさい・・・」
天月ゆい「おやすみーおねぇちゃん!」
アンモビウム・メルダー「おやすみー」
アンモビウム・メルダー「私ももう寝るか」
店主「おやすみ〜」
アンモビウム・メルダー「・・・・・・おやすみ」
店主「なんかすごい嫌そうだった・・・・・・」
店主「俺も寝るか〜 おやすみ〜」