地球出身の光の大賢者

檸檬桃緑茶

1章-09.橘貴也③(脚本)

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〇おしゃれな教室
  3階の多目的室・・・
橘 貴也(多目的室に入ると、色んな物が置かれていた・・・)
橘 貴也(椅子やテーブルはもちろん・・・!!)
橘 貴也(ホワイトボードや提示ボード、ブランケット、扇風機等が大量に置かれているのだ!!!!)
橘 貴也(そして・・・)
橘 貴也(数十個のダンボールが置かれていた!!!!)
橘 貴也「お!!ダンボール大量だな・・・!!」
橘 結奈「ちょっと中身見てくる!!!!」
橘 貴也(ユナは走ってダンボールの傍に行き、中を確認していた・・・)
橘 結奈「タカ兄!! お菓子やお茶があるよ!!!! そして、この量・・・凄い量だよ!!!!」
橘 貴也「へぇ・・・!!!!」
橘 貴也(俺もダンボールを確認してみると、確かに大量だった!!!!!!)
橘 貴也「お菓子も日持ちしそうなものばっかりだな!!」
橘 貴也「この量だと、俺たち2人で考えれば1ヶ月以上は持ちそうだが・・・・・・」
橘 貴也「今後、この場所に人が増えたり、ここから出れない可能性を考えると・・・ 節約しながら消費するのが現実的だな!!!!」
橘 結奈「そうだね!!!!!!」
橘 貴也(無事に安全な場所に避難できたこと・・・)
橘 貴也(食料を確保出来たことから、俺やユナも少しだけ息を抜くことができた──!!)
橘 結奈「あっ! 母さんからMIMEだ!」
橘 結奈「『異変が起こって外は危ないから、避難して!! 母さんたちはスーパーマーケットで避難成功』」
橘 結奈「だってさ!! 私達のことも送るね!」
橘 貴也「わかった。よろしく頼む――。」
橘 貴也(そしてユナは携帯をいじり、俺はこの教室をどう改造するかを悩んでいた時・・・)

〇学校の校舎

〇おしゃれな教室
橘 貴也「なんだ!?」
橘 結奈「なに!?!?」
橘 貴也(急いで窓に向かい、でかい音のした外を覗いてみる!!)

〇学校の校舎
橘 貴也(学校の門が半開きとなっており、車が学校の向かい側の道の壁に突っ込んでいた!!!!)

〇おしゃれな教室
橘 貴也「あれは!!!!!!!! 先生だ!!!!!!」
橘 結奈「あ!!ぞ、ゾンビに囲まれてる!?!?」

〇学校の校舎
橘 貴也(ゾンビがワラワラと集まってきており、車の中なら出てきたのは先生だった!!)
モブ(先生)「キャーー!!!!」
ゾンビ2「ヴぅ・・・・・・」
ゾンビ1「あ”・・・・・・」
モブ(先生)「こ、来ないで! こないで。!!!!!!!!!」
橘 貴也(なんとか逃げようとしているが、ゾンビに捕まってしまった!!!!)
橘 貴也(先生は、抵抗虚しく・・・ ゾンビの仲間になってしまった――)

〇おしゃれな教室
橘 結奈「せ、先生・・・・・・が・・・・・・!!!」
橘 貴也(ユナが、隣で顔を青ざめさせながら体を震わせていた・・・)
橘 貴也(俺やユナが、先生をあの時無理してでも止めることが出来ていれば・・・・・・)
橘 貴也(とは考えるが、きっと何をしても状況は変わらなかっただろう・・・)
橘 貴也(と・・・、思うことにした!!!!!!)
橘 結奈「は、入って──。 入ってきてる・・・!!!!」
橘 貴也「!!!!!!!!」
橘 貴也(閉じたはずの入口の門が・・・・・・)
橘 貴也(先生の脱出失敗で開いたままになっていた!!)
橘 貴也(つまり・・・!!)
橘 貴也(開いてるということは、ゾンビたちがはいり放題ということだ・・・!!)
橘 貴也「・・・マジか・・・」
橘 貴也(安全な場所がこの教室だけというのは、かなり危険だ・・・)
橘 貴也(他の教室は夏休みということもあり全部閉まっているから、もし万が一この部屋に危険が起こってしまった場合、逃げきれない・・・)
橘 貴也「この階だけでもバリケード作るべきか・・・」
橘 結奈「タカ兄!それは名案!!早速──」
「!!!!!!!!」
橘 貴也(え・・・? 俺たちがここに来るまで誰もいなかったのに、もうこの階までヤツらが?)
橘 貴也(門から入ってきたヤツらがもうここまで来ているのか?)
橘 貴也(・・・いや。 確かこの小学校は、裏門もあったはず。 既に侵入していたヤツらということだろう・・・)

〇学校の裏門

〇おしゃれな教室
橘 貴也(ヤツらを撃退しながらバリケード作るか!?!?)
橘 貴也(・・・)
橘 貴也(いや・・・!! 俺たち2人では危険の方が大きすぎるな・・・)
橘 貴也(まず、ゾンビの倒し方も知らないしな!!)
橘 貴也(某ゾンビ映画なら頭を攻撃したら倒せるけど・・・)
橘 貴也(今この現実で・・・)
橘 貴也(映画と同じように倒せるかも不鮮明な状態で動くのは悪手だな・・・)
橘 貴也(この教室の他に避難できる場所がないのは少し不安もあるけど・・・)
橘 貴也(今は避難できいて、食料もあるこの教室に感謝しよう!!)
橘 貴也「よし!!!!」
橘 結奈「どうしたの!?!?!?」
橘 貴也「この階にもヤツらが来てしまったから、バリケードは諦めよう。 とりあえず、この教室で身体を休めようか!!」
橘 結奈「・・・うん。わかった!!」
橘 結奈「私は少し休むね・・・!!」
橘 貴也「おう!!今のうちに休んでおけ!!」
橘 結奈「うん!!ありがとう!!!!!!」
橘 貴也「・・・」
橘 貴也(寝不足と恐怖で顔が真っ青になってしまったユナは、近くにあった椅子に座り、テーブルに突っ伏してしまった!!!!)
橘 貴也(俺はこの教室で快適に過ごせるように動き出すのだった・・・)

次のエピソード:1章-10.橘貴也④

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