入れ替え令嬢になる条件は恋愛禁止を貫くことです?

再始動の準備中

第8話「死亡ルートが存在するなら回避せよ」(脚本)

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〇綺麗な部屋
フェミリー・コール(まあ、食べる物と眠る場所が確保できているからいっか)
フェミリー・コール(私には、異世界転生した先で美味しい物をいっぱい食べるっていう夢があるんだから)
フェミリー・コール(それに、いざとなれば自分の身は守れるはず)
フェミリー・コール(何せ私は、魔法チート能力の持ち主なんだから)

〇綺麗な部屋
フェミリー・コール(明日の戦い・・・・・・じゃなかった)
フェミリー・コール(明日の嫌がらせに備えて、ゆっくり休もうっと)
フェミリー・コール「おやすみなさ・・・・・・」
フェミリー・コール「ん?」
  ベッドで体を休めようと思った矢先、私に備わった何かしらの能力が反応を示した。
フェミリー・コール(部屋に誰かいる?)
  誰かがいる気配は感じなくても、私以外の生命体が部屋にいることを魔法が教えてくれた。
フェミリー・コール「んー・・・・・・」
  正直、魔法バトルに突入するのは面倒くさい。
  向こうは私を襲う気満々でも、私は眠る気満々だからだ。
フェミリー・コール(魔法で、ほんの少し驚かせてみよう)
フェミリー・コール(こんなもの?)
  軽く驚かす程度では、部屋に隠れている何者かは姿を見せない。
  けど、私は部屋に隠れている人物が何者かを確かめることよりも眠ることを優先したい。
フェミリー・コール「もしもーし」
  もしもしという言語の使い方が正しいかは分からないけれど、犯人らしき人に呼びかけを行ってみる。
フェミリー・コール「・・・・・・・・・・・・」
  もちろん、返事があるなんてマヌケな展開になるわけがなかった。
  でも、返事がないならないで犯人を驚かすことに成功したということ。
フェミリー・コール「よし、これで眠ることができるっ!」
フェミリー・コール「おやすみなさい」
  魔法が反応を示さなくなった部屋に置かれた、ふっかふかの超高級ベッドで私は体を休めた。
  しかし・・・・・・・・・・・・。

〇ケーキ屋
フェミリー・コール(現代のケーキ屋さんに近いお店が異世界にもあるなんて!)
フェミリー・コール「・・・・・・・・・・・・」
フェミリー・コール「張り切って、お買い物・・・・・・」
フェミリー・コール(しつこい・・・・・・)
  翌日の私も、誰かに監視されることになってしまった。

〇カウンター席
フェミリー・コール(こっちは見逃してあげてるのに、いい加減しつこい!)
フェミリー・コール「はぁ・・・・・・」
  私を狙った誰かが近くにいる。
  それを知らせるため魔法が備わっているのはありがたい。
  けれど、これではせっかくの異世界美味しい物探索道中がバッドエンドを迎えてしまう。
フェミリー・コール(まあ、話しかけてこないし、攻撃もしてこないなら放っておいてもいっか)
フェミリー・コール(へえー、異世界にもパンケーキ風の食べ物があるんだ)
  私は異世界で魔法チート能力を駆使することなく、毎日を平凡に暮らしていた。
フェミリー・コール(ノートの中身も充実してきた~)
  異世界で、美味しい食べ物を探す毎日。
  魔女と騒ぎ立てられてはいるものの、私の毎日は穏やかでとても充実していた。
フェミリー・コール(何せ令嬢だから、お金がたっぷりあるところが最高!)
フェミリー・コール「ではでは、いっただきまーす・・・・・・」
アーロイ・メレディ「フェミリー」
フェミリー・コール「アーロイ様!?」

次のエピソード:第9話「夢のために頑張ることを許されるなら」

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