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アニメノベルプロジェクト「ヒューマン部門」

結果発表:2023年05月31日 12:00

応募総数:189件

部門賞:10万円

  • 地縛霊を成仏させる100の方法

    地縛霊を成仏させる100の方法

    俺には姉がいた…らしい。というのもその存在を知ったのはつい一年前で、その時すでに、半分しか血の繋がっていない姉は亡くなっていたのだ。でもまさか、その姉が地縛霊になって引っ越し先のボロ屋敷に居座ってるなんて…! 突然始まった、初めて会う姉(地縛霊)との同居生活。妹は狂喜しているが、俺はこんな不気味な存在との同居はごめんだぞ!しかし姉は姉で、成仏したい理由があるらしく… 霊と俺達は、家族になれるのか?

    俺には姉がいた…らしい。というのもその存在を知ったのはつい一年前で、その時すでに、半分しか血の繋がっていない姉は亡くなっていたのだ。でもまさか、その姉が地縛霊になって引っ越し先のボロ屋敷に居座ってるなんて…! 突然始まった、初めて会う姉(地縛霊)との同居生活。妹は狂喜しているが、俺はこんな不気味な存在との同居はごめんだぞ!しかし姉は姉で、成仏したい理由があるらしく… 霊と俺達は、家族になれるのか?

    第1回ワンシーン最優秀賞/第3回ゲーム小説大賞特別賞/アニメノベルPJTヒューマン部門賞/第1回ひと駅Novel佳作/トリプルコラボ佳作×2『レッタは今日も配達中』『転校生は魔王と宇宙人と一般人!』フルボイス見てね✨キャラ立ち絵に感謝🙏公式作品『○○してはいけませんっ!』配信中!長編は完結させます

奨励賞:5万円

  • ゾンビ専門 しかばね通訳社

    ゾンビ専門 しかばね通訳社

    「ゾンビのことでお困りなら、ゾンビ専門『しかばね通訳社』へ!」 20XX年、日本に突然ゾンビが溢れた。薬が開発されて感染は広がらなくなったものの、街には言葉を話せないゾンビたちが残った。 自らもゾンビになりながら、何故か人間の言葉を話せる願(ねがい)は通訳人として、妹の叶(かなえ)とともにゾンビたちや周りの人々の人生に関わっていくーー。

    「ゾンビのことでお困りなら、ゾンビ専門『しかばね通訳社』へ!」 20XX年、日本に突然ゾンビが溢れた。薬が開発されて感染は広がらなくなったものの、街には言葉を話せないゾンビたちが残った。 自らもゾンビになりながら、何故か人間の言葉を話せる願(ねがい)は通訳人として、妹の叶(かなえ)とともにゾンビたちや周りの人々の人生に関わっていくーー。

    ひさもち みつ。家に柴犬がいます。 人生で初めて応募したのが、ショートシナリオコンテストでした。今のところは、コンテスト全参加しています。 これからも、可能な限り参加していきたいです。 よろしくお願いします!

総評

この度は『アニメノベルプロジェクト』にご応募いただきありがとうございました。

これまで松竹が長い歴史の中で数多く描き続けてきた『家族』をテーマとしたシリーズ化できる各話読み切り形式作品という、非常に難解な設定での募集であったにも関わらず、548件ものご応募がございました。
改めてご応募いただいた方に感謝申し上げます。

本コンテストでは、最優秀作品を原案として、ネット配信用の映像コンテンツを制作して参ります。
配信先である動画共有サービスとの相性を踏まえ、以下の通り受賞作を選出させていただきました。

最優秀賞は、富士鷹 扇さんの『令和の浮世とお侍』を選出させていただきました。

審査員のコメントを一部引用いたします。

「最終選考作品の中で、最もバカが突き抜けていた。何の説明もなく侍の一家が、ただ現代のカルチャーを真剣にやっているだけなのに、それがずっとバカバカしい。今後、この侍一家が、現代の様々な最新カルチャーに触れる姿を楽しみにしている。そこにあるのは、最高にバカな空間でしかない。」
「現代社会にもしも侍家族がいたら、というテンプレート自体が秀逸。キャラの個性をもう少し強めてあげれば、何をやらせても面白くできそう。周囲が侍を気にしていない所も面白い。」
「設定がわかりやすく、気軽に多くのショートコメディを作ることができる。広がりが持てる作品。」
「「令和に侍」という設定がユニークであり、この設定を活用し、様々な展開が可能であると感じました。加えて、現代と帯刀家のバックグラウンドである時代(江戸?)との考え方や習慣の違いからくるギャップをより深く描くことにより、更に面白さが深みを増すと思います。」


ヒューマン部門賞には、澤井 軽野さんの『地縛霊を成仏させる100の方法』を選出させていただきました。

審査員のコメントを一部引用いたします。

「とにかく呪縛霊の姉が可愛く、また見たくなるキャラクターだなと素直に思いました。短いお話なのに最後にはホロっとするシーンや成仏するのかと思ったら戻ってくる辺りのコメディ感も楽しく読むことができました。これからの家族生活が見たくなる設定とお話だと思いました。」
「姉が地縛霊という設定が面白く、また「家族」というテーマを上手く扱っていると思いました。キャラクターもひねくれた主人公と、霊なのに妙にポジティブな姉という対比が面白く、様々なエピソードに広げられそうだと思いました。」
「コミカルな設定の中に、家族間の関係や家族愛が描かれており、特に、経介の姉に対する思いの変化の描写が素晴らしかったと思います。当社が大切にしている『家族愛』の描写にも通ずるものがありました。また、「面白いストーリーで楽しませて、最後は切なさが残る」という喜怒哀楽が感じられる作品でした。
「地縛霊の姉と主人公が、徐々に姉弟の家族になっていくほどに、成仏という別離に向かっている予感に笑いあり、涙ありの家族ストーリーに期待。」


トンデモ部門には、わらやまさんの『Black History Cleaners ~黒白クリーニング店の裏家業~』を選出させていただきました。

審査員のコメントを一部引用いたします。

「設定、展開、セリフ、全部が最高に面白かった。『人の黒歴史をクリーニングする店』という設定の時点で素晴らしいが、過去に戻ってからの展開も、解決するための装置も、全てが面白く機能していて、ずっと面白い。次回はどんな黒歴史を持ってる客が来て、それをどう解決するのか楽しみだし、視聴者の皆様から実際にあった黒歴史なんかを募集しても面白そう。様々な広がり方も出来るであろう、たくさんの可能性を持った極上の作品。」
「長期IPに必要な大きな起承転結の中に小さな起承転結を入れていく構成が出来ていました。黒歴史という定義が人によって様々なので、そこが課題になりそうだなと思いました。」
「「黒歴史」という素材にシリーズ物としての可能性を感じる。エピソードが豊富に考えられる上、「黒歴史」をクリーニングして、無かったことにしてしまう、というコンセプトに「今風」を感じる。」
「昔、表向きは印刷屋で本当は占い店というところに行った時のことを思い出しました。〝裏家業〟というワードってどうしてこうもひかれるんですかね!クリーニング店でその人の黒歴史を漂白するという設定がキャッチーで一気に物語に入り込みました。ワード一つ一つがすごく印象的で、こくはくと黒白をかけてるのも好きでしたし、リコーダーの一件で「フエミニスト」と呼ばれるようになったとか…!設定の良さを忘れる面白さでした。」


奨励賞には久望 蜜さんの『ゾンビ専門 しかばね通訳社』を選出させていただきました。今回のテーマからは少々ずれたため選出はできませんでしたが、設定としての秀逸さを評価し、企画を練り直すと大化けする可能性を見出し、特別に奨励賞を設けさせていただきました。

尚、枠の都合で惜しくも選出できませんでしたが、以下の9作品は最終候補に残りました。

香久乃このみさんの『みがわり♡ぽえむ』
たらはかにさんの『霊の件で引っ越してきました。』
戸羽らいさんの『ユニバーサル・ユニットバス』
篠也マシンさんの『マスカレイドファミリーちゃんねる』
わらやまさんの『橙コマリは困ってる~先祖と暮らす日々~』
本間 ミライさんの『九条さん家の三姉妹』
都麻さんの『完璧な俺の完璧じゃない日常』
あまくに みかさんの『便利屋つくもの家系能力』


本コンテストは、プロジェクトという名の通り、原案募集と同時にチーム編成を行うためのオーディションの役割も兼ねたものとなっております。
最優秀賞を受賞したコメディ部門の予選通過者の皆様には、プロジェクトにチームメンバーとして参加する機会を提供いたします。

また、部門賞や奨励賞を受賞した作品につきましても、今後の展開を見据えて検討をして参ります。

改めまして、この度は素晴らしい作品をご応募いただきましてありがとうございました。

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