カントー地方に住まうカイジン様。
カントー地方の人間の行動を把握できる千里眼を持つので、善行をすれば彼に認められ、常世の住人に選ばれると伝承されている。
炎や水を生み出し、カントー地方の天候を操ることもできる。身体能力も人智を軽く越える。
対して精神的には幼く気弱であり、世話役の希に頼る場面も多々ある。
メグミと関わることで少しずつ変化をみせる。

口が悪すぎる高校三年生。
何事もまず直感。悩んでも解決策が浮かばないからとりあえず動く。
裏表のない性格だが、人に気も遣えないので時々トラブルになる。
学校の成績は悪い。
カイジン様を好きになってからは、少しは熟考するようになったし、人の話も聞くようになったと本人は語る。

気苦労の絶えない高校二年生。
カイジン様が住まうミタマ山にある神社の息子であり、代々世話役を努めている。カイジン様に関しては門外不出であり、掟を破った者は厳罰に処される。
常に冷静沈着でアンニュイな厭世家……だったのに、メグミとカイジン様に振り回され、最近は疲れている。
幼い頃から共にあるカイジン様には甘くなりがちなのを自覚している。