エピソード
キャラクター
- クラミラ
吸血鬼の元女王。ペンタスとハクベリィの母親。デンベルヴォルグの妻。デンベルヴォルグとの約束を果たそうと、血の代わりを見つける研究にお金を使い過ぎて大きな反発を招いた。デンベルヴォルグに連れられて逃げるように国を出た。日々、人血樹を栽培してくれる人を探し、樹を運んだりしている。樹液を美味しく食べる為に色々な調理法を試す内に料理が得意になった。ニンニクの臭いが苦手。機嫌がいいと歌う。
- デンベルヴォルグ
元聖女。ペンタスとハクベリィの母親。クラミラの妻。人間を守る為に吸血鬼を狩っていたが今は家族を守る為に戦っている。人間と吸血鬼が共存できる世界を望んでいるし、そうなれば子供達を色んな所へ連れて行けると思っているが、妻にはもう少し家族の事に時間を割いてほしいと思っている。不審者が出た時は魔物と誤魔化している。ニンニク料理が好きで昔はよく食べていたが今は控えている。クラミラが居ない時はニンニクパーティ
- ペンタス
クラミラとデンベルヴォルグの子。ハクベリィの兄。危害を加えられる事を恐れ、幼い頃は殆ど屋敷で過ごしたが、最近はクラミラに同行して作業を手伝う事もある。馬が好きで馬の世話もしている。縫い物や編み物が得意で、たまに妹の為にぬいぐるみを作ったりしている。
- ハクベリィ
クラミラとデンベルヴォルグの子。ペンタスの妹。クラミラが家族よりも人血樹の事を優先するのを不満に思っている。ただ、クラミラの事も人血樹の事も誇らしく思っている。たまに作ってくれるクラミラの手作りお菓子が好き。樹に有害な虫や天候が嫌い。あまり外出させてくれないから本を読でいるか樹の世話の手伝いをしている。
吸血鬼と人間が共存するために開発された人血樹という発想が素晴らしいですね。コンセプトは完璧だけれど、現実問題として生産量と味と価格の問題が発生するのもリアリティがあって面白い。女王と聖女の夫婦、街の人々に完全な共存の平和が訪れる日が来るのか、続きが気になります。