エピソード4(脚本)
〇学校の屋上
うわぁ!
3日目
星桐彦「いってて・・・ん?」
姫路伊織「ん?」
バタンッ
星桐彦「・・・・・・」
姫路伊織「どうしたの? どこか打った?」
星桐彦「・・・え?」
姫路伊織「どうかした?」
星桐彦「・・・夢じゃない」
姫路伊織「・・・夢?」
姫路伊織「ちょ、ちょっと!」
姫路伊織「頭! すごい音したけど!」
星桐彦「痛い」
姫路伊織「決まってるじゃない・・・一体どうしたのさ」
キーンコーン♪ カーンコーン♪
星桐彦「・・・・・・」
姫路伊織「ちょっと大丈夫? これ、本鈴だよ」
星桐彦「夢じゃない・・・」
姫路伊織「ねぇ、授業・・・」
星桐彦「嘘だろ! なんで!」
姫路伊織「ちょ・・・なんで」
〇教室
長井宏幸「星、言い訳を聞いてやろうか?」
慌てて黒板を見る桐彦。
星桐彦「6日・・・」
桐彦の頭を出席簿の角で叩く長井。
長井宏幸「何をボーッとしとる!」
星桐彦「・・・痛い」
長井宏幸「お、おい・・・大丈夫か?」
星桐彦「嘘だろ、こんなことって・・・」
星桐彦「昨日も一昨日も、全部夢じゃなかったってことか?」
長井宏幸「星? どうした? 保健室に行くか?」
夏川乙女「・・・・・・」
〇まっすぐの廊下
姫路伊織「・・・・・・」
〇教室の教壇
佐原俊平「とにかく、飯食って落ち着けって」
星桐彦「・・・・・・」
佐原俊平「偶然だよ」
星桐彦「もう3日も、俺の中では6日なんだ」
弁当を開けて食べ始める佐原。
佐原俊平「気のせいだって。 そういう夢でも見たんじゃないか?」
佐原俊平「あ、その焼きそばパン、お前のだから」
星桐彦「気のせいなわけないだろ!」
星桐彦「俺、知ってるんだからな! お前がミス須高の唯奈ちゃんと付き合ってることも、その弁当が唯奈ちゃんの手作りだってことも!」
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