家で作るカクテル・レシピ!チア娘はひたすら飲んでるだけ!なお話

てぃお

第一話 ジン・トニックは試金石!!(脚本)

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〇シックなバー
ぱす氏「いらっしゃいませ。バーぱす氏 Tap Novel支店へようこそ」
ぱす氏「本日は何をお召し上がりになりますか?」
チア娘「ジントニック!」
ぱす氏「かしこまりました」
  なぜ、チア娘が来ているのか、この際気にしないでおこう。
  レシピ:①ジン適量(30ー45ml)メジャーカップの大きい方)、②トニックウォーター③カットライム
ぱす氏「ジントニックとは、第二次世界大戦で世界中に広まった歴史あるカクテルです」
ぱす氏「ジントニックの、作り方は簡単です」
ぱす氏「タンブラーにまず氷を入れます」
ぱす氏「タンブラーは、冷蔵庫で少し冷やしたのを用意した方がいいのですが、なければ常温でも問題ございません」
ぱす氏「次に、メジャーカップの大きい方でジンを入れます」
ぱす氏「ジンの種類はなんでもいいのですが」
ぱす氏「甘みが添加されてないドライジンをお勧めします」
ぱす氏「入手性もいいですしね」
ぱす氏「氷にあてる方がいいという方もいますが、これはあまりに気しなくてもいいです」
ぱす氏「次にカットライム(1/4程度)を絞ります」
ぱす氏「実は、ライムでなくてもレシピ的にはOKです」
ぱす氏「ゆず、レモン。この辺りでも美味しいですよ」
ぱす氏「なお、グラスには、この時ライムを落とさないでください」
ぱす氏「ここで5回ほどバースプーンで攪拌します」
ぱす氏「終わったら、氷をグラスの片側に寄せます」
ぱす氏「グラスの空いたところに、トニックウォーターをゆっくり注ぎます」
ぱす氏「トニックウォーターは、なんでもいいですが・・・」
ぱす氏「どうしても家にない!という場合は、最終手段で、サイダーを代用します」
ぱす氏「サイダーは香味が少ないものにしましょう」
ぱす氏「炭酸系は氷に当てないでください」
ぱす氏「そしてここが肝心です」
チア娘「え?ジントニックってかき混ぜないの?!」
ぱす氏「ジントニックを、かき混ぜてしまうバーもありますが」
ぱす氏「炭酸が一気に抜けてしまいます」
ぱす氏「既に、トニックウォーターである程度攪拌されてますから」
ぱす氏「バースプーンで、一度全部の氷をリフトするくらいで十分です」
チア娘「へー!」
ぱす氏「ここで、さっきのライムの絞ったものを使います」
ぱす氏「グラスの飲み口に、優しく一周ライムを撫でるようにあてます」
チア娘「これはなぜ?」
ぱす氏「諸説ありますが、ライムのフレッシュ感を一口目で感じてほしいからです」
ぱす氏「最後に、使用したライムをタンブラーに落とします」
ぱす氏「はい、ジントニックです」
チア娘「たった3つしか材料がないのに、凝ってるね!」
ぱす氏「たった3つしかなく、ビルドなので・・・」
チア娘「ビルド?」
ぱす氏「簡単に言いますと、タンブラーの中で組みたてて作るカクテルです」
チア娘「へー」
ぱす氏「基本ができているかどうかを見極めることができる、いわば試金石的なカクテルです」
ぱす氏「炭酸が抜けてないか、ジンが下に沈んでないか」
ぱす氏「逆に、このカクテルすらまともに作れないバーはすぐ帰った方がいいでしょう」
チア娘「きびしー(汗」
ぱす氏「まとめますと」
ぱす氏「①ジントニックはあまりかき混ぜない②グラスの飲み口にライムを優しくあてる と言うのがポイントです」
ぱす氏「なお、このレシピで美味しく作れなくても責任を持ちません」
チア娘「え?最後にそういうこと言うの?!」

次のエピソード:第二話 カルアミルクの最適なレシピとは?

コメント

  • ジントニック、お店によって本当に味が違いますよね。しっかり色々と調べて執筆されているのが伝わる文章でした。もしくは相当なお酒好きか🍸🤔

  • 決まった材料を入れれば誰がどう作っても同じかと思ってました😨
    バーに行く機会があれば作られている過程も楽しんでみようと思います!

  • 読んでいるうちにマスターの目の前で作る様子を見つめているような錯覚をおぼえるほどでした。カクテルをつくる行為は、なにか茶道に似通っていますね。わずかな技の差が形になって出てくるような気がします。

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