ぞくせい村のアイマイ事件簿

なみっち

4. 見たい!ちょうちょの楽園(脚本)

ぞくせい村のアイマイ事件簿

なみっち

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〇田舎の役場
  春の月 4日目
ラブリン「みなさ~ん!」
ラブリン「ちょうちょ展覧会が、博物館で 始まりますよ~!」
まいん「ちょうちょ展覧会?」
ティナ「あら、まいん ちょうちょ展覧会の事、」
ティナ「全く分からないのね?」
まいん「・・・うん」
ティナ「じゃ、教えてあげるわ」
ティナ「ちょうちょ展覧会ってね、 いろんな種類のちょうちょが」
ティナ「展示されてるの!」
ティナ「春っていえば、ちょうちょ よね、サラ?」
サラ「あ、うん・・・」
ティナ「あら、ごめんなさい」
ティナ「サラって、火属性だから 虫に弱いわよね・・・」
サラ「だって、虫に手を触れると 虫が燃えちゃうもん・・・」
まいん「・・・そうなの?」
サラ「・・・うん」
ティナ「じゃ、あたしとまいんで ちょうちょと遊ぶわ」
ティナ「ね、まいん?」
まいん「うん!」
まいん「さっそく博物館へ行こう!」
ティナ「ええ、行きましょ!」
ティナ「ほらっ、サラ!行くわよ!」
サラ「はーい・・・」

〇大型ホール
まいん「博物館に着いたよ!」
デルタ「ハーイ、まいんたち!」
デルタ「ちょうちょ展覧会の会場へ ウェルカムでーす!」
ティナ「あら・・・、 デルタじゃないの」
ティナ「なんで会場のスタッフを やってるの?」
デルタ「いやー、ラブリンに 頼まれちゃってさ」
デルタ「『チケット配り、してみる?』 って言われてさ、」
デルタ「ミーがオッケーしたら、 『後はよろしくー』・・・って」
デルタ「自分の立場へ 戻っていっちゃった訳」
「ふーん・・・」
デルタ「うわっ、何、その反応・・・」
デルタ「チケットあげるから、 入場料払ってよ」
ティナ「もう、払うに決まってるわよ!」
ティナ「はい、どうぞ!」
  ティナは、デルタに
  入場料を支払った
デルタ「サンキュー!」
デルタ「ゆっくり楽しんでいってね!」
ティナ「ようやく博物館に 入れるわね!」
まいん「うん!」
ティナ「サラ!入るわよ!」
サラ「はーい・・・」
まいん(ティナ・・・、厳しいなぁ・・・)

〇展示スペース(展示物無し)
まいん「えーと・・・、 ちょうちょの展示はどこかな?」
ティナ「あっ!あそこじゃない?」
まいん「ほんとだ!行ってみよう!」
まいん「あ・・・、チケットが 落ちちゃった・・・」
まいん「ティナ、拾ってよ」
ティナ「なんであたしなのよ・・・ チケットを持ってたのって、」
ティナ「まいんでしょ?」
まいん「そ・・・、そうだけど・・・、」
まいん「・・・あっ」
ユキ「チケット、落ちてるよ? 拾ってあげよっか?」
まいん「うん、お願い!」
  ユキは、チケットを拾って
  あたしに渡した
まいん「あ・・・、ありがと」
ユキ「どういたしまして~!」
ユキ「じゃあね、ばいばーい!」
まいん「またねー!」

〇標本室
まいん「うわぁ~!ちょうちょ、 たくさんいるー!」
ティナ「思ったよりも、たくさん いるわね!」
  あ、そうそう
  これから出てくるちょうちょの
  名前は、全て架空です
まいん「えーと・・・ このちょうちょは・・・」
フラン「レモンアゲハという名前の ちょうちょで、」
フラン「羽全体がレモン色に見える 事から、この名前がついたんだよ」
(も・・・、物知りすぎる・・・)
まいん「フラン、よく知ってるね」
フラン「ふふ・・・」
フラン「私、そこまでちょうちょマニア じゃないんだけど・・・、」
フラン「少しだけなら、君たちに 教えてあげられるよ」
まいん「ほんと!?」
まいん「じゃあさ、あそこにいる 赤いちょうちょって、」
まいん「どんな名前なの!?」
フラン「あのちょうちょかい? あれは・・・」
フラン「トマトちょうちょって言って、 羽がトマトっぽく」
フラン「見える事から名付けられた・・・ らしいよ」
まいん「すごーい!」
まいん「ねぇねぇ、トマトちょうちょの 隣にいるちょうちょって・・・」
ティナ「話が追いつかないわ・・・」
サラ「ボクも・・・」

〇展示スペース(展示物無し)
  ・・・結局、ちょうちょトークで
  30分かかってしまった
ティナ「もう、まいんったら!」
ティナ「あたしたちの事も 考えてよね!」
まいん「てへ、ごめーん」
ティナ「ごめんで済まされないわよっ!」
サラ「・・・ん?」
サラ「ノルルがあそこで 何かやってる・・・」
サラ「2人とも、行ってみよ?」

〇美術館
ラブリン「ノルル~!」
ラブリン「後もうちょっとだよー!」
ノルル「よいしょ、よいしょ・・・ 疲れるのう」
まいん「・・・手伝ってあげよっか?」
ラブリン「いや、いいよ」
ラブリン「これは村長の仕事だもん」
「ふーん・・・」
まいん「・・・で、何の仕事を しているの?」
ノルル「展示物をぴかぴかにする お仕事じゃ」
ノルル「後は・・・ほれ!」
まいん「・・・トンカチ?」
ノルル「そうじゃ」
ノルル「展示ガラスが取れてたら、 トンカチを使って」
ノルル「釘を打ちつけて、ガラスを固定 せなならぬからのう」
ノルル「これでも仕事の一部なのじゃ」
サラ「・・・そっか」
サラ「じゃ、がんばってね!」
ノルル「後ちょっと、がんばるのじゃ」
まいん(・・・大変だなぁ)

〇大型ホール
ラブリン「みなさ~ん!」
ラブリン「ちょうちょ展覧会が 終わりましたよー!」
ティナ「あら、もう終わりなのね・・・」
ティナ「もっとちょうちょを 見たかったわ・・・」
サラ「ふーん・・・、ボクには 関係ない話だもんねー」
ティナ「関係あるわよっ!」
ティナ「まいんとフランが 長い話をしなければ、」
ティナ「あたしたちもゆっくり 見れていたはずよ!」
まいん「え・・・、あたしのせい?」
まいん「・・・ぐすっ」
まいん「あたしのせいで・・・ あたしのせいで・・・、」
まいん「ティナたちに迷惑をかけ ちゃったんだー!」
まいん「うわーん!」
サラ「まいんちゃん!?」
ティナ「博物館に戻っていったわ・・・」

〇展示スペース(展示物無し)
まいん「・・・・・・・・・」
ユキ「・・・まいんちゃん?」
まいん「・・・あたしとフランの せいで、」
まいん「サラとティナにちょうちょを ゆっくり見せられなかった」
まいん「フランがいなければ、 こんな事にならなかった・・・」
まいん「はず」
ユキ「・・・・・・・・・」
ユキ「・・・ラブリンにお願いして もらったら?」
ユキ「『展覧会、もう一度やって』 ってさ」
まいん「・・・できるの?」
ユキ「たぶん・・・ね」
まいん「今・・・、何か割れた?」
ユキ「うん、割れた」
ユキ「・・・ちょっと見てくるね」
  5秒後
ユキ「た・・・、大変なの!」
ユキ「ちょうちょエリアの 展示ガラスが・・・」
ユキ「粉々に割れてるのー!」
まいん「それは大変だ! 現場にすぐ向かおう!」
ユキ「うん!」

〇標本室
まいん「・・・ひどい」
まいん「ちょうちょの羽に、ガラスの かけらが付いてる・・・」
ユキ「誰が展示ガラスを割ったの?」
ユキ「誰がちょうちょをいじめたの?」
まいん「・・・ん?」
まいん「なんで床にトンカチが 落ちてるの・・・?」
  まいんちゃん・・・
「だ・・・、誰!?」
サラ「ボクだよ、サラだよ・・・」
まいん「サラだったのね!」
ティナ「もう・・・、 あたしもいるわよ」
まいん「ティナ!」
ティナ「・・・で、何よ、 この悲惨な展示室は・・・」
ティナ「何かの事件があった訳?」
まいん「それが、あれでこれで・・・」
ティナ「・・・なるほどね」
ティナ「じゃあ、トンカチ以外の証拠は ない訳ね?」
まいん「・・・うん」
ユキ「でも、おかしいよ」
ユキ「誰もいない博物館で、 いきなりトンカチが」
ユキ「展示ガラスを割るなんて、 一体・・・、」
ユキ「どこから飛んできたのよ!?」
まいん「トンカチが飛ぶ?」
まいん「・・・・・・・・・」
まいん「・・・はっ!」
まいん「ひらめき、きらめきっ!」
ティナ「何か思いついたの?」
まいん「どうやら、探偵まいんの出番が 来たみたいね!」
ユキ(探偵・・・まいん)
まいん「みんな、行くよ!」
まいん「推理時空、展開っ!」
サラ「おーい・・・、 置いてかないでよー・・・」

〇ポリゴン
まいん「展示ガラス割り事件、発生! 推理タイム、スタート!」
ユキ「ちょうちょが飛び出すほどの ガラスの割れ方・・・」
ユキ「ガラスが粉々になるって、 なかなかないよね」
まいん「普通、物がガラスにぶつかったら ぱきーんって割れるけど、」
まいん「大きいかけらとして 散乱する事はなかった・・・」
ユキ「展示ガラスのどこかに トンカチを命中させて、」
ユキ「ガラス全体にひびを入れて 割りやすくした・・・?」
まいん「・・・あり得る」
ティナ「でも、問題はトンカチが どこから飛んできて、」
ティナ「ガラスに命中させたか・・・ って事よね?」
まいん「よっぽどのプロじゃないと、 狙った所に命中させるのは」
まいん「難しいと思う」
まいん「あたしたち素人じゃ、 無理な話だよ」
ユキ「トンカチを上から投げたと したら、」
ユキ「今ごろ、博物館のホールまで かけらが届いてた・・・よね?」
まいん「・・・いや、上から投げた って事はないと思う」
まいん「この博物館には、天井の通路は 一切ないから、」
まいん「『上から投げる』を 実行出来ないんじゃないかな」
ティナ「そうよね・・・」
ティナ「上からじゃないなら、 横しかないわね・・・」
まいん「・・・ん?待てよ・・・」
まいん「トンカチ・・・ ここじゃない場所・・・」
「・・・?」
まいん「あたしたちが、ちょうちょ エリアから出て、」
まいん「向かった所・・・ で、そこにいた人が・・・」
まいん「・・・あ」
ユキ「何か思い出したの?」
まいん「・・・・・・・・・」
まいん「ふっふっふ・・・」
まいん「どうやら、事件の核心に 近づいてきたみたいね!」
まいん「みんな、戻ろう!」
「分かった!」

〇標本室
サラ「あ・・・、 まいんちゃん、おかえ・・・」
まいん「サラ!」
サラ「うわっ・・・、何!?」
まいん「ここじゃない展示コーナーへ 連れてって!」
サラ「わ・・・、分かったよ・・・」

〇美術館
「きゃああああ!?」
ノルル「ぐーぐー・・・」
ノルル「・・・はっ!」
まいん「・・・・・・・・・」
ノルル「ありゃま・・・、 わしの・・・」
ノルル「わしのトンカチは どこ行ったんじゃあ・・・」
まいん「・・・やっぱり」
ノルル「はて?」
ノルル「まいん、何を言っておる のじゃ?」
まいん「犯人は、あなたなのね!?」
ノルル「ちょ・・・、 ちょいと待ってくれい」
ノルル「なぜ、わしが犯人じゃ?」
まいん「トンカチを投げて、展示 ガラスを粉々にしたの、」
まいん「あなたなんでしょ!?」
ノルル「・・・そうじゃ」
ノルル「わしは、仕事が終わった後、 デルタに呼ばれたのじゃ」
ノルル「そして、話していくうちに だんだんイラついて・・・、」
ノルル「手に持っていたトンカチを ぽいっと投げたのじゃ」
ノルル「そしたら、ぱきーんって ガラスが割れた音がしてのう、」
ノルル「こりゃまずい、と思って デルタを見てみたら・・・、」
ノルル「デルタがカンカンに 怒っていたのじゃ・・・」
ノルル「わしは、デルタに頭をごん! ってされて、」
ノルル「気絶してもうた」
ノルル「わしが気絶している時に デルタは去ってもうた・・・と」
ノルル「思われるのじゃ・・・」
まいん「え・・・?」
まいん「じゃあ、トンカチが ちょうちょが入ったガラスに」
まいん「命中したのって・・・、」
ノルル「ただの偶然じゃ」
まいん「偶然で済まされないよっ!」
まいん「ちょうちょ、ガラスのせいで 傷ついてるんだよ!?」
まいん「反省してよね!」
ノルル「すまなかったのじゃ・・・」
ユキ「もう、ちょうちょを いじめないでね?」
ノルル「分かったのじゃ」
ティナ「もう・・・、」
サラ「ノルルは気まぐれだなぁ・・・」
まいん「・・・えへへ」
まいん「みんなも気づいて、アラモード?」

〇標本室
ティナ「全く、もー!」
ティナ「なんであたしたちが ガラスの後片付けを」
ティナ「しなきゃいけないのよー!」
ティナ「ぷんぷんっ!」
まいん(ティナ・・・)
まいん「・・・って、うわぁ~!」
ティナ「・・・どうしたの?」
まいん「みんな、見て!」
まいん「ちょうちょが元気に 飛び回ってるー!」
ユキ「すごーい、きれーい!」
ユキ「でも、なんで?」
  傷ついたちょうちょたち、
  ミーが治療してあげたよ
まいん「この声は・・・まさか!」
デルタ「グッドイブニン、まいんたち!」
「で・・・、デルタ!」
デルタ「ホワッツ? なんで驚いてるの?」
デルタ「せっかく、ミーがちょうちょの 羽に付いたガラスを」
デルタ「取り除いてさ、さらに ガラスも片付けてさ、」
デルタ「みんな、ミーに感謝したら?」
「あ・・・、 ありがとうございます・・・」
デルタ「・・・さぁ! みんなでちょうちょを見よー!」
ティナ「もう、しょうがないわね!」
ティナ「みんなで、とことんちょうちょを 見ましょ!」
ティナ「今日はちょうちょの オールナイトよ!」
サラ「どこがだよ・・・」
まいん「あははっ!」
まいん「続きはネクスト、またアゲイン!」

次のエピソード:5. ほりほり!化石発掘

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