鬼戒超機ガンヴァルト

洗濯キング

第2話「切り札はプラモデルだった」パート1(脚本)

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〇神社の本殿
ミコト「よしよし、蓮司はんはええ子やねぇ」
ミコト「ウチが側におるからなぁ、安心してお眠りやす♪」
ミコト「ウフフ・・・」
ミコト「ええ子・・・ええ子・・・♪」

〇木造の一人部屋
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・・・・」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・夢か」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・・・・」

〇神社の本殿

〇木造の一人部屋
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・・・・」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・よし、夢だな!」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「冷静に考えたらそりゃそーよ、バケモノと戦う方言のセーラー服美少女とか」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「昔の深夜アニメじゃあるまいし、どう考えても現実なわけないでしょ」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「はーびっくりした!妙な夢だったな」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「さーて、朝御飯の準備でもしますかー!」

〇広い畳部屋
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「おはようございまぁーす!」
ミコト「あらぁ、おはようさん♪」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・・・・」
ミコト「朝御飯できてますえ♪蓮司はんが起きてくるの待っとったんやで♡」
ミコト「ささ!ウチが愛情込めて作った朝御飯、どうぞめしあがれ♪」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・・・・」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・・・・」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・・・・」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「ゆ」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「夢じゃなかった────────!!!!!!!!!!」

〇黒
  第2話
  「切り札はプラモデルだった」

〇広い畳部屋
  ※着替えた
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・で、アナタは伝承にある蛇神の一族である狭霧蛇羅の一人で」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「個人名を”ミコト”と言う、と」
ミコト「んもう、最初からそう言うとるやないの」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「いやだって・・・普通は信じられませんよ、そんなの」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「というか、なんでそんな大それた存在がセーラー服なんて着てるんですか」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「普通は着物とか、そういう・・・」
ミコト「んもう、わかってへんなあ蓮司はんは」
ミコト「ホラーに出てくる人外のお姉さんと言えば黒髪ロングにセーラー服に決まっとるやん♪」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「どんな決まりですかそれ・・・」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・とにかくそれで、僕はこの神社にあなたの番(ツガイ)として寄越された訳で」
ミコト「そ、ウチらは晴れて新婚ホヤホヤの夫婦って事やで♪」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「いや、そんな事言われても・・・」
ミコト「えー?でも番(ツガイ)なんやろ?」
ミコト「やったら夫婦って事やん♪」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「いや、こっちにも心の準備ってものが・・・」
ミコト「なんや煮えきらへんなぁ?」
ミコト「それとも・・・カラダで直接教えた方がええかな♡」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「やめてください朝っぱらから!」
  自覚を持てというのが
  無理な話であった。
  ついこの間まで
  普通の高校生だった
  自分にとって、
  あまりにも非現実的な出来事が
  重なりに重なったが故の
  事であったから。

〇空

〇広い畳部屋
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・所で、ここで僕が番(ツガイ)としてやっていくってのは解ったんだけど」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「具体的に番って何をしたらいいの?神主?」
ミコト「そんなん、ひたすらウチとラブラブすればええに決まっとるやんか♡」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「うぉい」
ミコト「・・・と言いたいのは山々なんやけどな」
ミコト「実はウチらと番になるって事は結構大変な使命を背負わなあかんねんよ・・・」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「やっぱり・・・」
ミコト「その事について話すにはまずはウチら狭霧蛇羅と蓮司はんらの一族が交わした盟約・・・」
ミコト「ひいては、この狭霧神社の役割についても話さなあかんな」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「狭霧神社の役割?」

〇神社の本殿
ミコト「まずこの狭霧村は、人間の住む世界と妖怪やら怪異の住む異界が重なる土地にあるんよ」
ミコト「んで、夜になると境界が揺らいで、昨日見たような怪異が現世に出て来ようとする」
ミコト「そこで、この地に落ち延びてきた蓮司はんの一族は考えた」
ミコト「自分達の中で霊力の高い者を、花嫁や花婿として土地神に捧げ・・・」
ミコト「その対価に、現世と異界の境界を守るための守り人になってもらおう」
ミコト「そうして、ウチら狭霧蛇羅の一族もこれを了承」
ミコト「現世と異界が重なる座標にこの狭霧神社を建て、防衛のための拠点とした・・・」
ミコト「こうして、100年に一度ウチらは番を娶って、その対価に沸いてくる怪異を潰す」
ミコト「・・・というのが、この”しきたり”の全貌やよ」

〇広い畳部屋
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・まあつまり、僕も戦わなきゃいけないってワケか」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「まあ僕も、何もしなくていいなんて美味い話があるとは思わないけどさ」
ミコト「ウフフ♪ウチも最初は女の子が来るって聞いてたからちょっと驚いたけどなぁ」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)(ああ・・・そういや本来は妹が行く予定だったんだっけか)
ミコト「まあ今まではウチ一人でもどうにかなっとったんやけどな・・・」
景夕蓮司(ケイユ・レンジ)「・・・何か不都合でも?」
ミコト「それが・・・」
ミコト「・・・・・・」
ミコト「・・・”デカいの”が湧くようになったんよ」

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