Episode.5 店長(脚本)
〇シックなカフェ
客寄せとしてお店の外に繋がれていた
はなに、人影が立ち止まった
はな「アウゥゥ・・・」
〇シックなカフェ
みくる「ん?はなさんの声が、大丈夫かな」
みくる「はなさ〜ん?」
虎珀「おお・・・」
みくる「いっ、いらっしゃいませ・・・」
虎珀「え?なぜあなたが店に?」
みくる「えっと、このお店はわたしがいま──」
はな「みくる!こいつが店の、本当の店長じゃ」
みくる「ええっ!そうなんですね!」
みくる「はっはじめまして!みくるといいます!」
虎珀「虎珀(こはく)といいます」
虎珀「とりあえず、ゆっくり話を 聞かせてください」
〇シックなカフェ
みくる「・・・」
「アウゥ・・・」
みくる「・・・っ?」
みくる「わんちゃん?」
はな「帰ってこんなぁ」
みくる「へっ?」
みくる「しゃっしゃっ、しゃべった?」
はな「ンム?」
はな「分かるのか?」
みくる「ひえ〜〜!」
〇シックなカフェ
みくる「その時は怖くなって逃げちゃいましたけど」
みくる「でも、帰りを待っているようだったので 改めて話を聞いてみたら」
みくる「何日か前にお店を出ていった人がいると」
みくる「その人が店長さんのことだったのは 最近知りました」
虎珀「そうでしたか・・・」
虎珀「不慣れななか、 はなの手助けをしてくださり」
虎珀「ありがとう」
虎珀「私が店を離れたことは、彼に詳しく伝えていないから、不安を与えただろうに」
虎珀「私もこの動画を見てから、ひとり 外で待っているのだと勘違いして」
虎珀「みくるさんが居てくれてるとは 驚きでしたよ」
みくる「動画?」
虎珀「はい、このヒンスタの動画です」
みくる「「かわいい看板犬」って、 こんなにバズってたんだ」
はな「老いぼれをかわいいじゃとーー?」
はな「看板犬って、そっそれはっ!」
はな「まあ悪いことではないじゃろうからな!」
みくる「ふふっ」
みくる「はなさんもまんざらでもないみたいです」
みくる「そうだ!」
みくる「もう一つ聞きたいことがあります」
虎珀「なんでしょう?」
みくる「虎珀さんは、はなさんの言葉が 分かるんですか?」
虎珀「・・・っ」
はな「・・・アゥ」


