2.1話 追及(脚本)
〇空
朝
〇黒
〇可愛らしい部屋
ノヴァリー寮
あかりの部屋
「んぅ...」
桃崎あかり(ももざきあかり)(...あれ?)
桃崎あかり(ももざきあかり)(なんで私...自分の部屋に居るのでしょうか...)
桃崎あかり(ももざきあかり)「なぜか...ベッドで寝てるし...」
桃崎あかり(ももざきあかり)(さっきまで都会だらけの所に居たはず...)
桃崎あかり(ももざきあかり)(...あ、思い出した!)
〇タワーマンション
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...はぁ、もうクタクタですぅ...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「碧さんも疲れました...?」
青花碧(あおばなあおい)「ええ、疲れましたね。あかりさんと同様に」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...ですよね...」
青花碧(あおばなあおい)「...」
青花碧(あおばなあおい)「...そういえば、この日の夜を迎えますと、導きの魔法陣が来るはずですが...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「導きの魔法?」
青花碧(あおばなあおい)「はい、導きの魔法というのは、 学園側のシステムから送られてくる魔法でして...」
青花碧(あおばなあおい)「その魔法陣がこちらへ現れますと、 強制的に私たちが学園へ戻されるそう...」
青花碧(あおばなあおい)「...先生方からお聞きした話です」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...つまり、その魔法陣が現れたら 強制的に帰らされるていう事でしょうか...?」
青花碧(あおばなあおい)「分かりやすく言えば、 そういうことになりますね...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...うぅ...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「はやくきてくださいよ〜! 導きの魔法さん!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「こーんな居心地の悪い都会で ずっと過ごすなんて勘弁してくださあい!」
青花碧(あおばなあおい)「お気持ちはよく分かります...」
青花碧(あおばなあおい)(ですが...いきなり横で暴れられたものだから、心臓が止まるかと思いました...)
青花碧(あおばなあおい)「この魔法は...!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「多分これきましたあああああああ!」
導きの魔法「碧様、あかり様を、セレノア魔法少女育成学園へと導きの魔法により移送します」
〇可愛らしい部屋
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...本当に戻った...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「やったああああああ!!! ついに帰れたわたしの部屋ぁああ!!!! うえええい!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「いえええ...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)(...あ!今は夜...)
桃崎 あかり(ももざきあかり)(寝る人の邪魔になってしまうところでした...)
桃崎 あかり(ももざきあかり)「ん?なんか音がしたような...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「これは...」
あかり様の今回の魔力消費:120 MP
倒した敵の数 :110 体
作戦完遂度 :100%
負傷度(被ダメ):軽微
冒険お疲れ様でした。ゆっくりおやすみになられてください。
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...冒険結果の書ですか」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...魔力消費で疲れましたし 風呂入って寝ましょう...」
〇可愛らしい部屋
桃崎あかり(ももざきあかり)「...だから、自分の部屋に居るわけですか...」
桃崎あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎あかり(ももざきあかり)「なんだか、あまりよく寝れてなかったような...」
桃崎あかり(ももざきあかり)「うーん...」
桃崎あかり(ももざきあかり)「とりあえず...だるいですが...」
桃崎あかり(ももざきあかり)「一応今日は授業とかありますし... 支度しますか...」
〇可愛らしい部屋
桃崎 あかり(ももざきあかり)「よしばっちり!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「これもこっそり持ってきて...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「桃崎あかり、行ってきます!」
〇おしゃれな食堂
桃崎 あかり(ももざきあかり)「みなさーん! おっはよおございま〜あ〜す!」
「...おはよう」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)(...あれ?なんかおかしいですね...)
桃崎 あかり(ももざきあかり)(ここにいる皆さん全員 浮かない顔して私を見てる...)
桃崎 あかり(ももざきあかり)(あぁ! もしかしてこれ...)
桃崎 あかり(ももざきあかり)(自分達が冒険会に選ばれなくて そのせいで茜さんの団を馬鹿にしてる?!)
桃崎 あかり(ももざきあかり)(だからあんなに私に対して 暗い顔するんですね!)
桃崎 あかり(ももざきあかり)(ぐぬぬ〜 だったらこっちこそ、あいつらが挨拶されても冷たい反応してやりますから!)
桃崎 あかり(ももざきあかり)(おぼえておきなさい! 冷たい反応集団さん達よ...)
女子生徒「...あかりー、ちょっとどいて?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「あ、あっ!すいません! すぐどきます!」
女子生徒「...」
女子生徒「あんた、ルーンヴィーヴァーズ魔法少女団の団員...よね?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「え...あ、はい。そうですが...?」
女子生徒「...やっぱり、”あかり”だけ伝えられてない感じね」
女子生徒「ちょっと、食堂近くの廊下へ来なさい。 伝えたいことがあるの」
女子生徒「ここで話すと、食べてる人の迷惑になっちゃう。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「えっ...でもまだ私ご飯とか食べてなくて...」
女子生徒「大丈夫、すぐ終わるから」
女子生徒「早く来なさい、あかり」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「ぁ...はいぃ...」
〇城の廊下
桃崎 あかり(ももざきあかり)「── その、伝えたい話ってなんですか...?」
女子生徒「...」
女子生徒「あかり」
女子生徒「「黒羽白音」ちゃんって、もちろん知ってるわよね?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「は、はい!もちろん知ってます!」
女子生徒「まあ、もちろん同じ団所属だから 流石に知ってなきゃね...」
女子生徒「...その、白音ちゃんについてなんだけど」
女子生徒「...」
女子生徒「...っ、」
女子生徒「...その確か先日の冒険中、白音ちゃんが」
女子生徒「... どこにもいなくなったらしいって」
女子生徒「いなくなった...いや亡くなられたて言った 方が正しいわ。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...え?」
女子生徒「...細かなことはわからないわ。」
女子生徒「でも本当に...それを聞いたときは ひどく衝撃を受けたわ」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...白音さんっ...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「うぅ...なんで...」
女子生徒「...」
女子生徒「あかり、ごめんね」
女子生徒「こんな暗い話を朝食前に伝えてしまって...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「う...うぅ...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「だいじょうぶです...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「てかまず...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「その話、私達ルーンヴィーヴァーズ団員にとって聞かなきゃいけない話ですよぉ...?」
女子生徒「まあ、そうよね...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)(まあ...そんなにお腹空いてないのもあるんですが...)
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...はい。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...そういえば、他のルーンヴィーヴァーズ団員さんには伝えたんですか?」
女子生徒「とっくのとうによ」
女子生徒「大体はライエーラ先生から聞いたんだって」
桃崎 あかり(ももざきあかり)(もっと...早めに起きればよかった...)
女子生徒「まあ、この話 教室での朝会で話すかもね」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「そう...ですね」
〇洋館の階段
朝食後
桃崎 あかり(ももざきあかり)(はぁ...朝食は食べたっちゃ食べたのですが...)
桃崎 あかり(ももざきあかり)(味は...なにも感じませんでしたね...)
桃崎 あかり(ももざきあかり)(うぅ...この後の授業... やっていけますかねぇ...)
〇黒
〇ファンタジーの教室
朝会
〇ファンタジーの教室
朝会後
女子生徒「ね...ねえ本当にがちで... 死んじゃったの?」
女子生徒「でもどうせガセネタじゃないの...?」
女子生徒「ルーンヴィーヴァーズ魔法少女団て 学園長に選ばれるぐらい強いんでしょ?」
女子生徒「誰かが死ぬってことって滅多にないはず...」
女子生徒「でも先生本当だとか言ってたよ?」
女子生徒「白音...本当にまじで...?」
女子生徒「信じたくないよこんなん...」
女子生徒「ルーンヴィーヴァーズ魔法少女団 どうすんだろうね」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...なんだか、ずっと聞いておりますと嫌になってしまいますわ。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「ですね...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「あれ?そういえば茜さんは...?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...茜、しばらくお休みになる、とお聞きいたしましたの」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「しばらく...休む?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「ええ、わたくしも最初にうがかった際、少々その話が奇妙に存じましたわ」
燈籠黄月(とうろうきづき)「あの時点では、ね」
燈籠黄月(とうろうきづき)「で、わたくし心配になりまして、 茜様にお声をかけてみましたの」
燈籠黄月(とうろうきづき)「そしたら... ずっと白音の名を呟き、また謝るような声が聞こえましたわ」
燈籠黄月(とうろうきづき)「意味を知れば 相当、心に堪えていらっしゃいましたのね...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「茜さん...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...茜さん!!」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...今にして思えば、学校側がどうかしていらっしゃいますわ。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「え?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「まず冒険のような危険な事には、 本来、教師が必要なはずですわ」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「確かに...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「確かに、そうしないと生徒の命も 危ういですからね」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「まあ今、一人の命が亡くなってるし...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「そうね」
燈籠黄月(とうろうきづき)「でも今回は先生方も同行されず、」
燈籠黄月(とうろうきづき)「その結果、一人の命が失われることになってしまった...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「これって...かなりやらかしすぎてますね...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「あ!そうだ!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「今から先生に文句行ってきましょう! 私と一緒に!」
燈籠黄月(とうろうきづき)「今は、控えるべきではなくて?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「あ...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「今、教師方は事件の対応で大変ですわ。」
燈籠黄月(とうろうきづき)「下手に動いて、厄介事に巻き込まれては堪りませんもの。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...じゃあいつ言えば?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...」
〇城の廊下
まずは千景と碧にそのお考えを共有し...
全員が納得した上で教師方に伝えるのが賢明かと存じますわ。
おおむね、放課後でよろしいかと存じますわ。
〇ファンタジーの教室
桃崎 あかり(ももざきあかり)「おおお〜!良い案ですね!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「でも、誰先生に言えば良いんですかねぇ?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「わたくしの聞き及んだ話では...」
〇魔法陣
あれはライエーラ先生が冒険の入口
(魔法陣)を作られたそうですわ
それに、場所を選定されたのもライエーラ先生のようですわ
〇ファンタジーの教室
燈籠黄月(とうろうきづき)「まあ、わたくしたちの疑念を突きつけるべき先生は...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「ライエーラ先生...ですね?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「ええ、その通りですわ。」
先生「そろそろ2分前なので授業の準備してくださーい」
燈籠黄月(とうろうきづき)「あかり、お授業の支度はもうお済ませかしら?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「はい!もう朝会がすぐ終わった瞬間に 準備してました!」
燈籠黄月(とうろうきづき)「あらあら。お偉いですわね」
燈籠黄月(とうろうきづき)「わたくしは少々資料の準備がまだですので、後ほど席に戻りますわ。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「はーい」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...茜さん。」
〇黒
〇ファンタジーの学園
〇ファンタジーの学園
〇ファンタジーの教室
桃崎 あかり(ももざきあかり)「もう、放課後ですね。」
燈籠黄月(とうろうきづき)「曇り空でした朝も、今やもう晴れ渡りましたわ。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...まずは行きましょう。千景さんと碧さん 二人のところに」
〇城の廊下
桃崎 あかり(ももざきあかり)「あ!千景さん!碧さん! ちょっと来てくださーい!」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「あら。黄月と千景じゃない。 なにか用?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「え、えっとそれは ──」
〇城の廊下
瑞穂 千景(みずほちかげ)「つまり...、その考えを先生に 追及しようって事?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「はい...、もしよければ一緒にお願いできますか...?」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...その案に乗ったわ。 私も今回の冒険について、不可解な点あったわね。」
青花碧(あおばなあおい)「私もその意見に賛成です。 ぜひご一緒させてください。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...!ありがとうございます!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)(...すぐに賛成してくれて嬉しいです!)
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...とりあえず、 まずはライエーラ先生を探さないとね。」
青花碧(あおばなあおい)「ライエーラ先生は確か放課後、花壇の方へ向かわれたかと...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...!」
〇華やかな裏庭
〇華やかな広場
ライエーラ「...」
ライエーラ(何か、背後から気配を感じますね。)
桃崎 あかり(ももざきあかり)「ライエーラ先生〜!少々 お時間いただいても良いでしょうか?」
ライエーラ「あら。あかりさん。みなさんとお揃いで」
ライエーラ「良いですよ。何か話はありますか?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「ありがとうございます!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「── で、ライエーラ先生。 あの冒険の入口魔法陣て、先生が作った物 ですよね?」
ライエーラ「...はい。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「冒険先を選んだのも、ライエーラ先生ですよね?」
ライエーラ「...はい」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「ご質問ありがとうございます!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...先生。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「今回の冒険、少々...いやかなり 危うかったですよ。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「普通冒険とかそうゆう危ない事て 大体先生が生徒と同行するものですよ!!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「それなのに、今回の冒険は 先生が同行してなくて!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「その所為で、一人の命が消えてしまった!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「これ...本当に私達のことを考えて 冒険に挑もうとしてます?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「ライエーラ先生、毎週の休日に必ず行うというのは、少々厳しすぎる気がいたしますわ」
燈籠黄月(とうろうきづき)「まぁ、スケジュールのご担当も、確かライエーラ先生でしたわね?」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「先生。申し訳ございません。 このような時間を作ってしまい」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「でも、今回の件は先生側に問題があると思います」
青花碧(あおばなあおい)「私達をどう思いながら魔法陣を作り、冒険先を選んだのでしょうか」
ライエーラ「皆さん...」
ライエーラ「...私からの質問、良いですか?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「え、あ...別に良いですか...」
ライエーラ「...その入口魔法陣、何色だったか覚えてますか?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「え...あ、そんなの覚えてないですぅ...」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...赤よ。」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「あ...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...赤ですが?」
ライエーラ「...そうですか」
ライエーラ「...私が作った入口魔法陣は水色...ですよ?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...え?」
ライエーラ「やっぱりですか...」
ライエーラ「実は、あの日の事...」
〇薬屋
ライエーラ(今日から魔法少女冒険会1回目)
ライエーラ(魔法担当は私ですが、毎週の休日だと 流石にきついものです...)
ライエーラ(まあそのスケジュール作ったのは私ですが。)
ライエーラ「まあとりあえず、彼女たちの居る 現在地に魔法陣張りましょうか」
ライエーラ「それと...」
ライエーラ(今回の場所は、フェルガス国の隠された地下ですね...)
ライエーラ「では、見守りカメラ映像機を見ながら目的地確認し魔法陣を展開しましょう」
ライエーラ「── 次元共鳴機構アルス・マグナ!」
〇城の廊下
〇ホテルのエントランス
〇古書店
〇薬屋
ライエーラ「...え?」
ライエーラ「私が召喚したのは水色の魔法陣なのに...」
ライエーラ「赤い...魔法陣?」
ライエーラ「しかも...目的地は「フェルガス国」ではなく「太宮市」?」
ライエーラ(ちょちょちょちょ違う違う! なんでこうなってるんですうう!?)
ライエーラ「ええと、まずは見守りカメラ映像機に マイクを接続...」
ライエーラ「...て、あ」
ライエーラ「接続の準備してる間に... 皆さんが謎の赤い魔法陣の中に入ってしまった...」
ライエーラ「...あの魔法陣へ行くしかありませんね」
ライエーラ「...まずそもそも私も同行しなければ 皆さんの命が危うい...!」
ライエーラ(もっと早く準備してればよかった...)
〇城の廊下
ライエーラ「あ!あった!」
ライエーラ(皆さん...待ってください!)
魔法「貴方は冒険不許可者です。 入れることはできません」
ライエーラ「...え?」
〇華やかな広場
青花碧(あおばなあおい)「つまり...、本来先生が展開されるはずの魔法陣が...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...何らかの不具合によって別の魔法陣を展開してしまった、ということですわね?」
ライエーラ「はい...。簡単に言ってしまえば、そういうことになりますね...」
ライエーラ「あの後、赤い魔法陣について私なりに調べましたが」
ライエーラ「...不可解な点が多く、お手上げでした」
ライエーラ「...申し訳ありません。 あれは一瞬の出来事で...」
ライエーラ「皆様に警告を出す時間すらありませんでした」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...先生」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...むしろ謝るべきは、私たちのほうです」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「千景さん...?」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...異変に気づきもせず、深く考えずに行動してしまったのですから。」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「貴方達も、そうよね? 初めての経験なんだから...」
青花碧(あおばなあおい)「確かに、あの日の私はあまりにも不用意に動いてしまいました...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...そういえば、あの時の私も、どうしても入らなきゃいけない状況で...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...確かに、冒険なんて初めての経験でした」
燈籠黄月(とうろうきづき)「あの赤い魔法陣のことなど何も知りませんでしたわ」
燈籠黄月(とうろうきづき)「でも、不穏だなんていう気配は... 何も感じなかったのですもの」
燈籠黄月(とうろうきづき)「感じられなくて... 申し訳ないことをいたしましたわ」
ライエーラ「...皆さん、」
ライエーラ「...」
ライエーラ「...謝らなくても大丈夫ですよ」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...で、でも」
ライエーラ「次回からの冒険では、きっとこのようなことは起きないはずですから。」
ライエーラ「次の冒険からは、 どこかに立ち入る前に必ず一度立ち止まり」
ライエーラ「慎重に思考を巡らせていきましょう。」
ライエーラ「そこからです。それさえ徹底すれば、もうこのようなことは二度と起きませんよ」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...先生...」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「...そうですね。先生。」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...ええ、きっと」
燈籠黄月(とうろうきづき)「そこから始めていけば、もう二度と このようなことが起きるはずはありませんもの」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...そうですね」
青花碧(あおばなあおい)「...もうこのような悲しい出来事は、決別いたしましょう」
ライエーラ「そうですね。皆さん。」
ライエーラ「もう起こさせない。そうしましょう」
ライエーラ「...終わりの鐘がなりましたね」
ライエーラ「皆さん今日はもう寮へ帰って ゆっくりしてくださいね」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...ええ!」
瑞穂 千景(みずほちかげ)「じゃあ、帰りましょ? 貴方達」
青花碧(あおばなあおい)「そうですね。皆様も今日はもう、すっかりお疲れでしょうし」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「じゃ!自分の寮へレッツゴー!」
〇おしゃれな廊下
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...黄月さん、そういえばなんですが」
燈籠黄月(とうろうきづき)「どういたしましたの?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「怪しい魔法陣に、どうすれば事前に気づくことができるのでしょうか?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「うーん...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...その魔法陣が放つ『気配』を察知して、異変に気づくのが最善じゃないかしら?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「どうやるのですか...?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「魔法陣に近づいてどうしても足がすくんでしまうような...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「強い拒否感を覚えましたら、ね?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「足がすくんでしまう気持ちですか...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「わかりました!黄月さん!」
燈籠黄月(とうろうきづき)「ふふ、分かってくれて嬉しいですわ」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「えへへ〜!」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「黄月さん、全然関係のない話なのですが...」
燈籠黄月(とうろうきづき)「何かしら?」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「もし、明日の朝早く起きたら」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...白音さんの部屋で花を置きましょう」
燈籠黄月(とうろうきづき)「...そうですわね」
燈籠黄月(とうろうきづき)「白音もそうだし、茜もそうよ」
燈籠黄月(とうろうきづき)「今はそっとしておいておくべきですわ...」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「...ですね」
桃崎 あかり(ももざきあかり)「もし茜さんの精神が回復したら お見舞いしてきましょ?」
燈籠黄月(とうろうきづき)「ええ。」
〇黒
〇おしゃれな廊下
〇可愛らしい部屋
──夜
桃崎あかり(ももざきあかり)(...もうすっかり、夜になってしまいました...)
桃崎あかり(ももざきあかり)(...)
桃崎あかり(ももざきあかり)(茜さん...)
桃崎あかり(ももざきあかり)(いつ、回復してくれるのでしょうか)
桃崎あかり(ももざきあかり)(ずっと、回復しないままだったら 私...)
桃崎あかり(ももざきあかり)「...」
桃崎あかり(ももざきあかり)(本当は、この時間廊下に出ちゃだめなんですが...)
桃崎あかり(ももざきあかり)(通り過ぎるなら、いいですよね)
桃崎あかり(ももざきあかり)(先生にもし見つかられたら 大事な落とし物してしまったて 誤魔化しましょう)
〇おしゃれな廊下
桃崎あかり(ももざきあかり)(とりあえず、適当な格好で 落とし物探してるふりをしながら...)
桃崎あかり(ももざきあかり)(茜さんの部屋を通り過ぎましょう。 そして戻る...)
桃崎あかり(ももざきあかり)「やっぱり...ないですよね。 なくしたものなんて...」
桃崎あかり(ももざきあかり)(まあ落とし物なんて嘘ですが...)
???「あれ?」
桃崎あかり(ももざきあかり)「えっ...」
桃崎あかり(ももざきあかり)「だ、誰です...」
〇黒
???「白音?」
桃崎あかり(ももざきあかり)「...茜さ...ん?」


