4 孤独な私生活(脚本)
〇古いアパートの一室
翌日。
高見沢幸四郎「ん〜、むにゃむにゃ・・・」
高見沢幸四郎「ん?今何時だ?」
高見沢幸四郎「うげっ!もうこんな時間か!」
高見沢幸四郎「って、言いたい所だけど今日休みだから目覚まし切ってたんだ・・・」
高見沢幸四郎「しかしまぁ、こうして見ると昔ならこんな時間まで寝てたら怒られてたのに、」
高見沢幸四郎「俺一人暮らしだから誰にも怒られないのか・・・」
高見沢幸四郎「冷静に考えたらこれって凄い事だよな?取り合えず何か食べるか・・・」
〇アパートの台所
高見沢幸四郎「う〜ん、取り合えず今何が食べたいとか無いんだよなぁ・・・」
高見沢幸四郎「う〜ん、取り合えずこれで良いかな?こうして選んでると他に気を使わなくて良いから」
高見沢幸四郎「確かに楽だな・・・折角の休みだしどこか行って見ようかな?」
〇荒れた公園
数分後。
高見沢幸四郎「取り合えず外に出たは良い物の、特にこれと言って行きたい所って無いんだよな・・・」
子供「へへへ!こっちこっち!早くしないと高い所登っちゃうよ!」
子供「へへ!逃さないぞぉ!」
高見沢幸四郎「あんな所に無邪気な子供が・・・かく言う俺もあんな時期あったよな・・・」
高見沢幸四郎「仲間と一緒に追いかけっこにかくれんぼ・・・この年だから」
高見沢幸四郎「もうそう言うのやる相手すらいないんだよな・・・」
高見沢幸四郎「あの頃の連中はどうしてるのやら・・・」
高見沢幸四郎「もう少し歩くか!」
〇開けた交差点
高見沢幸四郎「しかしまぁ、こうして見ると独りってのは案外悪く無いな・・・」
高見沢幸四郎「食べたい物も、行きたい所も全部自分で決めて良い・・・」
高見沢幸四郎「独りでいる分、余程の事が無ければ余計な出費も抑えられる・・・」
高見沢幸四郎「只、その分自分の健康もお金の管理も自分でやらなきゃいけない訳だが・・・」
高見沢幸四郎「何でこの事に今まで気付かなかったんだろ?教師だからか?」
高見沢幸四郎「他の奴の現状見て、俺自身がどうかしちまったのかな?」
高見沢幸四郎「こうして見ると色んな見方が出来て面白いな・・・これが孤独である者の強みか・・・」
高見沢幸四郎「これは確かに最強と言っても過言じゃ無いな・・・って、」
高見沢幸四郎「待てよ?寧ろ群れで動けばどうなるんだ?何か無償に気になって来たな・・・」
高見沢幸四郎「良し!折角だから図書館に行って見るか!スマホも良いけど、」
高見沢幸四郎「偶にはあぁ言うのも良いかもな!」
〇綺麗な図書館
それから、
高見沢幸四郎「ふむふむ・・・群れを作れば自分の思考力が低下したり自分は凄いチームにいると」
高見沢幸四郎「錯覚する事もあるし衝突も起こり易い・・・」
高見沢幸四郎「成る程な・・・確かにそう言う節はあるが、野球やサッカー見たいな団体競技を」
高見沢幸四郎「本気でやりたいと思う人もいるし、それだけが全てとは言えないな・・・」
高見沢幸四郎「こうして見ると本当に面白いな・・・孤独には孤独、」
高見沢幸四郎「群れには群れの良し悪しがある・・・」
高見沢幸四郎「こう言う事を知った上で俺はどうしたら良いかな?孤独ならまだしも、」
高見沢幸四郎「群れとなれば本当に色々な責任を問われる・・・」
高見沢幸四郎「これはかなり難しいが、先ずは俺のやれる事をやるべきかな?」
〇シックなバー
数時間後。
黒田正和「いらっしゃいませ!って、」
高見沢幸四郎「あ、イケメンのお兄さん!昨日振りです!」
黒田正和「あぁ!昨日のお客様!その後どうですか?って聞きたい所ですが、」
黒田正和「先ずはお席へご案内致します!どうぞこちらへ!」
それから、
高見沢幸四郎「イケメンのお兄さん、あの後直ぐに自分の私生活を振り返って見たんですが、」
高見沢幸四郎「冷静に考えたらこれって凄いって実感しました!誰にも気を使わなくて良いし」
高見沢幸四郎「何をやるにしても全て自分で決められる!」
高見沢幸四郎「何でもっと早く気付かなかったんだって本気で思いましたよ!」
黒田正和「そうでしょそうでしょ!孤独って本当は凄い事なんですよ!」
黒田正和「誰にも気を使わない、全て自分で決められる・・・家族を持てば」
黒田正和「常に相手の事を考えないといけませんし欲しい物もやりたい事も」
黒田正和「相談しないと行けない・・・それ故既婚者が孤独に憧れる所以になります・・・」
黒田正和「これは本当に胸を張って良い状況なんです・・・」
高見沢幸四郎「はい!今ならそれが良く分かります!」
高見沢幸四郎「只、逆を言えばやっぱり病気になった時が一番怖いですね・・・」
高見沢幸四郎「移動手段なら何とかなりそうですが、もし本当に自分が動けない程の事になると考えたら」
高見沢幸四郎「それが怖いですね・・・後、何だかんだ俺もこれから誰かの事好きになるかもですし、」
高見沢幸四郎「その辺りが一番引っかかりますね・・・」
黒田正和「確かに、孤独になるとなればやはり病気が一番怖いですね・・・」
黒田正和「ですがそれらを踏まえてこそ孤独とは自分に取って掛け替えの無い物です・・・」
黒田正和「そもそも恋愛も結婚も焦ってやる物でも無いですし、」
黒田正和「相手の事をじっくり考える事も出来ます・・・お互いこれからの事だってありますし、」
黒田正和「もし自分に取ってこの人が良いって思える人がいたなら、」
黒田正和「考えて見るのも良いかも知れませんよ?」
高見沢幸四郎「・・・そうか・・・そこまで聞くと無理する必要なんてどこにも無いのかもな・・・」
黒田正和「ははは!まぁ強いて言えば孤独とは自分を高めると言う見方も出来ますし、」
黒田正和「自分を磨く過程で素敵な出会いがあるかもですから、」
黒田正和「先ずはやれる事をやった方が良いかも知れませんね・・・」
高見沢幸四郎「・・・そうですね!先ずはそこからやって見ますよ!」


