リア充

夏目心 KOKORONATSUME

3 結婚のリアル(後編)(脚本)

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〇本屋
  とある本屋にて。
菅原春馬「ほらほら!どうせバレないからやろうぜ!」
野島勇樹「ねぇ菅原君!やっぱりこんな事やめようよ!お巡りさんに捕まったらどうするのさ!?」
菅原春馬「あぁ?お前俺に逆らうのか?もし逆らったらお前の持ってるこれぶっ壊すぞ?」
野島勇樹「・・・!!わ、分かった、やれば良いんだろやれば・・・」
菅原春馬「良し!それじゃあ早くこの店出るぞ!」
野島勇樹「う、うん・・・」
警察「ん?あの子達今服の中に何か隠したかしら?」
警察「しかも今日学校ある日なのに?」

〇ショッピングモールの一階
警察「ねぇ!そこの君達!」
「あ・・・」
警察「今本屋さんにあった本、服の裏側に隠して無かったかしら?」
菅原春馬「え?何の事?俺何にも知らないし!」
警察「本当にそうかしら?ちょっとシャツを裏返してくれないかしら?」
野島勇樹「え?あ、はい!」
菅原春馬「あ!おい!お前空気読めって!」
野島勇樹「や、やっぱり駄目だよこんな事しちゃ!」
菅原春馬「あぁもう!こうなったら無理矢理にでも逃げるしか!」
「あ!」
菅原春馬「あ、あぁあ!お前どうしてくれるんだよ!?お前がチンタラしてるから!」
野島勇樹「だ、だから駄目だって言ったのにぃ!!」
警察「ちょっとあなた達?」
「あ・・・」
警察「お姉さんどうしても聞かなきゃ行けない事が出来たわ・・・一緒に来て貰えるかしら?」
「・・・はい・・・」

〇散らかった職員室
  そして小学校にて。
菅原智樹「先生!」
教師「あぁ!菅原さんお待ちしてました!」
菅原七海「お話は聞きました!家の子が万引きしたって本当ですか!?」
教師「そ、そうなんです!しかも全く無関係の子まで巻き込んで・・・」
菅原智樹「な、何て事を・・・家の子は今どこに?」
教師「はい、先程警察の方がここに連れて来てくれました・・・」
菅原智樹「・・・分かりました、案内して下さい・・・」
教師「はい!」
野島勇樹「ひっく・・・ひっく・・・」
菅原智樹「春馬・・・」
菅原春馬「何だよ?」
菅原七海「何だよ、じゃ無いわよ!あなた万引きしたんですってね?」
菅原七海「しかも他所の家の子を巻き込むなんてどう言う了見よ!?」
菅原春馬「は?盗んだの俺じゃねぇよ・・・野島がやったんだし・・・」
菅原七海「はぁ?何を言って?」
野島勇樹「違うよ!僕菅原君に脅されてやったんだ!」
菅原智樹「な、何だってぇ!?」
野島勇樹「僕いつもそうなんだ!何も悪い事して無いのに菅原君が僕に死ねって言ってくるし!」
野島勇樹「何度も八つ当たりして来て挙句の果てには万引きまでさせられて・・・」
野島勇樹「もう何なんだよ!!僕こんな事させられる為に学校に来てる訳じゃ無いのに!!」
野島勇樹「こんな事されるなら学校なんか行かなきゃ良かったよ!!」
「・・・!?」
菅原智樹「春馬お前!普段学校で何してるんだ!?万引き所か虐めまでしてるだなんて!!」
菅原春馬「はぁ!?俺何も悪くねぇよ!全部こいつがやった事だよ!」
菅原春馬「大体いつも父さんも母さんも構ってくれないし、その癖勉強しろだ勉強しろだで!」
菅原春馬「もうウンザリなんだよ!俺の事イライラさせるなら死んでくれよ!!」
菅原七海「は、春馬!あんた言うに事かいて!!」

〇シックなバー
高見沢幸四郎「えぇ!?万引き!?確かに聞かなくは無い話ですが、その後はやっぱり?」
黒田正和「はい、話し合いの末にその子の親が責任を負う形になりました・・・」
黒田正和「その子の父親も僕の知人ですが、損害賠償は教師であるあなたなら」
黒田正和「聞くまでも無いでしょう・・・」
高見沢幸四郎「う、う〜ん・・・確かに最近は親が共働きなのは珍しくも無いし、」
高見沢幸四郎「親の愛情不足に寄る反社会行動・・・これは確かに取り返しが付かないぞ?」
黒田正和「2人だけならまだリカバリーは効くかも知れませんが、」
黒田正和「子供が出来た場合はこの様な事も視野に入れなければいけません・・・」
黒田正和「何より、親は常に子供といれる訳では無いので全てを把握するのは難しいですし、」
黒田正和「親同士が良く話し合って子供にそれを正しく伝えなくてはいけません・・・」
高見沢幸四郎「う〜ん、頭では分かってたつもりでしたが、こうして聞くと責任重大ですね・・・」
黒田正和「まぁ、そうですよね・・・家族になれば今までやって来た事が出来なくなったり、」
黒田正和「何事も自分1人の思い通りにならない事が現状です・・・」
黒田正和「逆を言えば、独り身だと何の制限も掛からないし、自分が本当にやりたいと思った事」
黒田正和「誰にも邪魔されずにやれると言うメリットもあるんですよね・・・」
高見沢幸四郎「・・・?独り身ってそんなに良い物なんですか?俺はずっとぼっちだったから」
高見沢幸四郎「そう言うの分からなくて・・・」
黒田正和「実際既婚者から見て独身の方を羨ましがる事は珍しく無いですよ・・・」
黒田正和「もし分からないと言うのであれば、一度ご自身の生活を振り返って見ても」
黒田正和「良いかも知れませんよ?」
高見沢幸四郎「・・・確かにそう言うの一度確かめた方が良いかも知れませんね・・・」
黒田正和「はい、ですが必ずしも結婚が悪いと言う訳ではありません・・・」
黒田正和「独身だと病気になった時が辛いですし、家族がいれば病気の時に助けてくれます・・・」
黒田正和「自分にあったやり方を模索して見て下さい・・・」
高見沢幸四郎「・・・何だか為になる話でした!また来ますね!」
黒田正和「ご来店ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております!」

次のエピソード:4 孤独な私生活

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