リア充

夏目心 KOKORONATSUME

1 リア充爆発しろ(脚本)

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〇教室
高見沢幸四郎「良し!今日の授業は終わり!各自見直しを怠らない様にな!」
学生「あ〜終わった終わった!宿題やったら何しようかなぁ!」
学生「あのさ、今日そっちの家行って良い?分からない所あったから聞きたくてさ!」
学生「あ、そうなのか?ならやっちゃおうか!」
学生「ねぇ、この後って何か予定ある?」
学生「あぁ、この後バイトだよ・・・」
学生「そっか・・・終わるのはまたいつもの時間?」
学生「そうなるね・・・でも次の休みは予定無いから・・・」
学生「そうなのね!そしたらその日に映画とか見に行かない?」
学生「あ〜、やっと終わった・・・授業中って本当眠くて敵わねぇな・・・」
学生「あんたそんな調子でこの先やってけるの?」
学生「もっと真面目に勉強しないと、自分が困るわよ?」
学生「ったく煩えなぁ・・・こっちの好きにやらせてくれよ・・・」
学生「ちょっと!こっちは心配して言ってるのよ!?」
学生「はっ!どうだか・・・」
高見沢幸四郎「(あ〜あ、内のクラスにも仲の良い男女がチラホラ・・・)」
高見沢幸四郎「(ここ勉強する所ってちゃんと分かってるのかね?)」
高見沢幸四郎「(それが悪いとは言わねぇけど・・・)」
  俺の名前は高見沢幸四郎。29歳で教師をしている。
  女性とのやり取りが少なくて彼女もおらず、自分より年下の生徒を見てると、
  時折羨ましく思ってしまう事も少なく無い。
高見沢幸四郎「あ〜、爆発しろリア充・・・」

〇散らかった職員室
  夕方。
高見沢幸四郎「良し!これで明日は大丈夫だな!」
高見沢幸四郎「それにしても・・・」
教師「お疲れ様です!良かったらこの後飲みに行きませんか?」
教師「良いですね!ですが変な賭け事とかは無しでお願いしますよ?」
教師「え?いや!そんなつもりは・・・」
教師「申し訳ありませんが、あなたは顔に出やすいタイプですから・・・」
教師「あ、あはは・・・」
高見沢幸四郎「(子供だけならまだしも、どこの大人もこんな風に出来るのな・・・)」
高見沢幸四郎「(そりゃ個人差とかはあるだろうが、俺はいつになったら・・・)」
高見沢幸四郎「(あ〜駄目だ!駄目だ!こんなの気にしてたら俺が疲れるだけだ!)」
高見沢幸四郎「(とっとと終わらせて!1人で飲むか!)」

〇繁華な通り
  数時間後。
高見沢幸四郎「・・・・・・」
星川スミレ「うぃー、ひっく!」
秋山人志「おいおい星川、お前本当酒好きだよな・・・」
星川スミレ「秋山君、お酒飲まないって本当人生損してるよぉ・・・」
星川スミレ「これ飲んだら今だけ嫌な事全部忘れられるし、何より楽しくなるからさぁ・・・」
秋山人志「あぁもう!今だけだろ!?その後どうせロクでも無い事待ってるから意味ねぇって!」
学生「お待たせ!」
学生「あ!お帰り!大丈夫だった?」
学生「うん!何とも無いよ!早く行こう!」
学生「あぁ・・・」
高見沢幸四郎「(かぁ、どいつもこいつも見せ付けてくれちゃって・・・)」
高見沢幸四郎「(外に出れば彼女欲しいって願望も薄れると思ったが、)」
高見沢幸四郎「(外も中もやる事変わらねぇな・・・分かっちゃいたけど・・・)」
高見沢幸四郎「(とにかく早く飲みに行くか・・・)」

〇シックなバー
  それから、
黒田正和「いらっしゃいませ!お一人様ですか?」
高見沢幸四郎「あぁ、大人1人だ・・・」
黒田正和「畏まりました・・・どうぞこちらへ・・・」
  それから俺はカウンター席に案内され、適当に一杯注文する事に。
高見沢幸四郎「くはぁ!疲れた身体にアルコールが染みるぅ!」
黒田正和「良い飲みっぷりですが、節度は守って下さいね?他にもお客様はいますので・・・」
高見沢幸四郎「あぁ、すみません・・・」
高見沢幸四郎「畜生〜・・・俺だって毎日頑張ってんだよぉ・・・毎日頑張ってるってのに、」
高見沢幸四郎「若いのは良いよなぁ・・・年が近いってのもあるからか、」
高見沢幸四郎「男女分け隔てなく仲良くなれて、恋人にまでなってよぉ・・・」
高見沢幸四郎「俺だって彼女欲しいよぉ・・・結婚してぇよぉ・・・」
黒田正和「・・・お客様、大分参ってますね?もしかして独身ですか?」
高見沢幸四郎「そうなんですよイケメンのお兄さん!俺教師やってるんですけど、」
高見沢幸四郎「同僚の教師に異性はいますが中々良い相手がいなくて・・・」
高見沢幸四郎「もう直ぐ30代になるってのに彼女の1人もいなくて、」
高見沢幸四郎「俺って実はダサいんじゃ無いかって思う事も珍しく無くて!」
黒田正和「あはは!その気持ち分かりますよ!僕にもそんな時期ありましたから!」
高見沢幸四郎「はぁ!?あなたイケメンでしょ!?それで彼女出来ないとか喧嘩売ってます!?」
黒田正和「あぁ、すみません!不快にさせてしまったのなら謝ります!」
黒田正和「ですが、お客様は恋愛や結婚をして何かやりたい事ってありますか?」
黒田正和「僕にはそう言うの無いんですよ・・・」
高見沢幸四郎「嘘だぁ!イケメンのあなたにやりたい事が無い訳無いでしょ!?」
黒田正和「いやいやいや!これが本当に何も無いんですよ!寧ろそう言う事して、」
黒田正和「やりたい事が何も無いんです!寧ろ1人になれて幸福すら感じてます!」
高見沢幸四郎「へ?だって彼女ですよ?結婚ですよ?暖かい家庭ですよ?それなのに・・・」
黒田正和「お客様、あなたはハッキリ言って僕と同じで最強です・・・」
黒田正和「一度位は考えた事あるでしょ?子供が出来た時にどんな責任があるかとか、」
黒田正和「夫婦喧嘩になったらどうしようとか、今までやってた好きな事がどうなるかとか・・・」
高見沢幸四郎「・・・?そう言えば気にした事がある様な無い様な・・・」
黒田正和「まぁ、そうですよね・・・ですが現実とフィクションは別物です・・・」
黒田正和「良かったら僕の話でも聞いてくれますか?もし興味があるならこれを飲んで下さい・・・」
高見沢幸四郎「・・・まぁ、どうせやる事無いなら聞いても良いかな・・・」
高見沢幸四郎「あぁ美味っ!店主さん、それでどんな話なんです?」
黒田正和「はい、僕が話したいのは、結婚する事がどう言う事かです・・・」

次のエピソード:2 結婚のリアル(前編)

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