第十一話[嫌悪]過去編(アキ)(脚本)
〇中東の街
俺の父はみんなから親しまれていた。
でも、それはただの幻だった。
父は犯罪に手を染めていた。
強盗、薬物、恐喝など・・・。
父は表向きは嫌われ、裏では親しまれていた。
でもそれは、みんな、自分の都合のいいように利用するためだった。
そのこともあり、俺はそいつ等から好かれていた。
俺はその環境がずっと息苦しかった。
〇暖炉のある小屋
夜、父は毎日のように酒に酔いながら俺に言った。
アキの父
『アキ、・・・俺みたいになるな・・・』
アキ
『やりたくないならやらなきゃいいだろ!!』
アキの父
『・・・俺だってな・・・!』
アキの父
『・・・いや・・・!』
アキの父
『アキ、・・・お前だけはいい仲間を持て・・・』
アキの父
『それから・・・大事にしろ・・・』
アキの父
『・・・・・・・・・』
アキの父
『・・・・・・・・・』
アキの母
『アキ、』
アキの母
『お父さんもこの仕事をやりたくてやってるわけじゃないのよ・・・』
アキ
『そんなのわかんないだろ・・・!?』
アキの母
『・・・わかるわ・・・私はこの人の性格をよく知ってるもの』
〇暖炉のある小屋
【俺みたいになるな】その言葉がアキの頭から離れなかった。
アキ「(俺は父だけでなく仲間すらも失うのか・・・)」
意味がないとわかっていながらも、アキは三人分の朝食を作っていた。
ヒカリ「あ〜お腹すいた〜・・・」
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