ズレズレスクールライフ2

夏目心 KOKORONATSUME

5 ヒーローショー 後編(脚本)

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〇職業安定所の面談カウンター
強盗「ガキども!お前らそんなもんじゃ無いだろ!もっとあるだろ!夢とか!やりたい事とか!どうせ自分はそんなだとか、」
強盗「決めつけるなよ!お前らもっと、」
強盗「熱くなれよぉぉ!!」

〇大きな公園のステージ
田中光太郎「そうだ!これだよ!」
濱口俊樹(変身)「光太郎!何ボサッとしてんだよ!?」
田中光太郎「あぁごめんごめん!俺らの名前良いの思い付いたからさ!」
濱口俊樹(変身)「え?こんな時にか??」
高木浩二(変身)「え?マジ!?光太郎!聞かせてくれよ!」
田中光太郎「あぁ!俺らの名前は!」
田中光太郎「俺達は、もっともっと熱くなるぜ連合だぁ!!」
濱口俊樹(変身)「え?それってもしかして・・・」
高木浩二(変身)「あぁ!強盗のおっさんから取ったのかぁ!!そりゃ良いアイディアだな!!」
「おっと!」
ミズキ「おらおらぁ!テメェら何余所見してやがんだ!!」
イナリ「私達を相手に余所見とは、随分余裕ですわね・・・」
チャコ「そんな風にしてたら、本当に冥界に人間達を連れて行っちゃいますよ?」
濱口俊樹(変身)「はっ!誰がそんな事させるかよ!」
田中光太郎「い、言っただろ!好き勝手させないって!」
高木浩二(変身)「ははは!テメェらなんかに負けるかよ!見せてやるよ!もっともっと熱くなるぜ連合の力をなぁ!!」
ミズキ「あ、名前決まったんだ・・・」
田中光太郎「良し!お前ら覚悟しろよ!」
チャコ「かはぁ!!」
イナリ「お、おのれ・・・この屈辱は必ず・・・」
高木浩二(変身)「へ!世の中ってのはなぁ!悪い事出来ない様になってんだよ!」
濱口俊樹(変身)「俺達がいる限り!悪い事なんざさせねぇぜ!」
ミズキ「イナリ!チャコぉ!!」
田中光太郎「さぁ、お前の仲間は倒した!後はお前だ!」
ミズキ「けっ!王様の命令を遂行するまで帰れっか!」
田中光太郎「うおっ!」
ミズキ「うわっ!!」
田中光太郎「さぁ!降参するなら今の内だぜ!」
ミズキ「・・・・・・!!」
ミズキ「・・・・・・」
ミズキ「そうね・・・あたしらの負けよ・・・好きにしなさい・・・」
田中光太郎「安心しろ・・・俺達はやり過ぎるつもりは無い・・・」
ミズキ「・・・あっそ、覚えてなさいね・・・」
浮島史郎「おぉ皆様!危ない所を助けて頂きありがとうございました!何とお礼を言ったら!」
田中光太郎「あ!いえ!俺らは当たり前の事しただけですので!」
浮島史郎「いえいえ!あなた方のお陰で、沢山の人達が守られました!」
高木浩二(変身)「ははは!あの位の事は楽勝だって!」
濱口俊樹(変身)「そうだぜ!また困った奴がいたら助ける!只それだけだぜ!」

〇遊園地の広場
  数時間後。
田中ミク「お兄ちゃん!」
田中光太郎「あ!2人ともお待たせ!」
白川さゆり「お疲れ様光太郎!随分滅茶苦茶な感じだったけど、凄く面白かったわよ!」
田中光太郎「あ、あはは・・・それは確かに否定出来ない・・・」
田中ミク「でも凄くカッコよかったよ!今度は私も一緒にヒーローショーに出るからね!」
田中光太郎「あ、あぁ・・・やり過ぎは駄目だからな?」
飯島健人「お前ら!お疲れ!」
「お疲れ様です!総長!」
飯島健人「全く!裏から観てたけど凄く滅茶苦茶なショーだったから心配したぞ!」
イナリ「その事は申し訳ありませんでした・・・」
ミズキ「いやはや、あいつら本当滅茶苦茶で・・・」
飯島健人「全く、今度は確りやるんだぞ?」
チャコ「勿論です総長!」
飯島健人「はは・・・さて、俺もあいつらに挨拶でもしとくか・・・お前らは帰る準備しといてくれ・・・」
「はい!」
飯島健人「あんたら・・・」
田中光太郎「あ、あんたは・・・」
飯島健人「今日は俺の幹部達が世話になったな・・・俺は触れ合い広場仲良し連合総長の飯島健人だ・・・」
田中光太郎「あぁ、初めまして・・・俺は田中光太郎・・・夏目高校の・・・」
飯島健人「あぁ、知ってる・・・制服見れば分かるから・・・」
田中光太郎「あ、そうですか・・・」
白川さゆり「お話は聞いてますが、暴走族の方・・・なんですよね?」
飯島健人「そうだ・・・俺達は野菜嫌いの人間をしばいて周ってるんだ・・・もしあんたらの所で野菜残す奴がいたら、」
白川さゆり「は、はい・・・残さない様にしますね・・・」
チャコ「総長!出発準備出来ました!」
飯島健人「分かった!皆行くぞ!」
「はい!」
白川さゆり「な、何と言うか、面白い人達だったね・・・」
田中光太郎「あ、あぁ・・・」
白川さゆり「でも、何だかんだ楽しかったよ!またヒーローショーやれると良いね!」
田中光太郎「あぁ、また行きたいな・・・」
  滅茶苦茶だったが、何だかんだ楽しんだ光太郎達は遊園地を後にするのだった。

次のエピソード:6 親父の幼馴染

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