ズレズレスクールライフ2

夏目心 KOKORONATSUME

3 遊園地(脚本)

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〇教室
高木浩二「ぶははは!トマト残しただけで暴走族にボコられたって!何だよそれ!どこのギャグ漫画だよ!!」
酒井輝義「わ、笑うなよ!本当に酷い目にあったんだからよ!!」
濱口俊樹「くはは!それ聞いて笑うなって方が無理だよ!しかも何だよ触れ合い広場仲良し連合って!」
田中光太郎「おいおい、あいつら笑い過ぎだろ・・・まぁ俺も状況聞いたら思わず笑ったけどさぁ・・・」
白川さゆり「噂には聞いてたけど、そんな人達本当にいたのね・・・それで、その人達はどこ行っちゃったの?」
田中光太郎「あぁ、会長から聞いたんだけど、どうもピーマンと茄子を残した奴らしばくとかどうとか・・・」
白川さゆり「そ、そうなんだ・・・そりゃ私だって苦手な野菜あったけど、そう言う人達は見た事無かったな・・・」
白川さゆり「あ、それはそうとさ、今度のお休みの事覚えてる?」
田中光太郎「あ、そう言えばまだして無かったな・・・遊園地だったよな?行く所・・・」
白川さゆり「そうよ・・・それで待ち合わせは・・・」
酒井輝義「大体!苦手な野菜食べない事の何が悪いんだよ!?アレルギーって言葉知らないのかよあいつら!!」
高木浩二「いやいや!肉と魚しか食えなかったらもっと詰まらねぇだろ!」
濱口俊樹「そりゃそうだ!後で病気になっちまわない様に野菜食うんだろ!?」
濱口俊樹「それとも何だ?野菜食わずに肉ばっか食ってコンクリに沈みたいとか言うのか??」
高木浩二「うお!めっちゃ見てぇな!!」
酒井輝義「だ〜か〜ら〜!お前ら笑うんじゃねぇよ!!」

〇遊園地の広場
  数日後。
高木浩二「おっしゃー!久々の遊園地だぁ!!ジェットコースター!ゴンドラ!絶叫マシーン制覇してやるぜぇ!!」
濱口俊樹「昨日は楽しみ過ぎて夜しか寝れなかったからな!アトラクション全制覇してやるぜぇ!!」
白川さゆり「ちょっと男子!余りはしゃぎ過ぎると迷子になるから程々にね?」
高木浩二「分かってるって!」
白川さゆり「もう・・・それはそうと・・・」
田中ミク「ねぇお兄ちゃん!先ずどこ行く?遊園地と言ったら絶叫マシーンにお化け屋敷だよね!」
田中ミク「お兄ちゃんと一緒ならどこへだって行くよ!」
田中光太郎「お、おうミク・・・取り合えず落ち着こうな?」
白川さゆり「そこ!ベタベタし過ぎて逸れない様にね?」
田中ミク「えぇ?さゆりさん私達の事みくびってる?私達は電話機能や地図機能が備わってるから逸れる事は無いと思うよ?」
田中ミク「それとも何?私がお兄ちゃんを独占してるから妬いてるとか?」
白川さゆり「だ、誰もそんな事言って無いわよ!私は只!」
田中光太郎「お、おいおい!喧嘩ならジャンケンだけで済ましてくれよ!折角遊園地来たんだからよ!」
白川さゆり「あ、ご、ごめん・・・」
田中ミク「お兄ちゃんごめん!言う事聞くから嫌いにならないで!」
田中光太郎「み、ミク・・・そこまで言って無いからな?」
浮島史郎「おや?あなた達は?」
高木浩二「ん?何だおっさん?俺らの顔がそんな珍しいか?」
浮島史郎「お尋ねします・・・あなた方は夏目高校の生徒さんですか?」
濱口俊樹「え?そうだが、それがどうかしたか?」
浮島史郎「ではもう一つ質問です・・・あなた方は先日、銀行強盗を退治しませんでしたか?」
濱口俊樹「あ、したぜ?」
浮島史郎「何と!これは何たる僥倖!諦めなかった甲斐があったと言う物ですね!」
高木浩二「おいおっさん、一体何の話だ?」
浮島史郎「あ、申し遅れました!私はこの遊園地の職員の浮島と言います!先日夏目銀行で強盗を退治した高校生の噂を聞きましてね・・・」
浮島史郎「あなた方のご活躍を聞いて是非内に来て欲しいと思ってました!」
濱口俊樹「え?俺達を呼びたいって?」
浮島史郎「はい!実はカクカクシカジカ・・・」
  数分後。
田中光太郎「えぇ!その話本当か!?俺達をヒーローショーに出演させたいって!?」
濱口俊樹「そうなんだよ!こんなチャンス滅多にねぇし、俺らなら断る理由も無いだろ!?」
高木浩二「何よりめっちゃ面白そうじゃん!光太郎!またこの3人でやろうぜ!」
田中光太郎「マジか!その話乗ったぜ!さゆり、良いかな?」
白川さゆり「うん!私もその話乗るわ!光太郎達頑張ってね!でもハメを外さない様にね?」
田中光太郎「分かってるって!」
田中ミク「お兄ちゃんがヒーロー!?悪党なんかに負けないでね!」
田中光太郎「あぁ!確り見ててくれよ!」
  そして光太郎達は、浮島に案内されて事務所へ行くのだった。

次のエピソード:4 ヒーローショー 前編

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