五輪戦隊スポーツV

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ルビースラッガー、見参!(脚本)

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〇野外球場
  高校野球のある試合にNPB12球団のスカウトが集結していた。
「お、出てきた。あの子が噂の選手だね」
「そうですよ!女の子だけど、すごい才能を持っているとか。うちに来てほしいなぁ」
「一山塁(いちやまるい)17歳、東京都中央区出身の綺羅星学院高校2年生だ。実家はスポーツ新聞社『一山スポーツ』だぞ」
「へぇ、すごい子なんですね。確か、彼女は二刀流選手でしたよね。投手に加え、捕手もできるという・・・」
「そうだ。風を切る変化球、通称『ウィンドカッター』を軸にした投球で通算奪三振50個。それでいて捕手としてのリードも一級だ」
「このことから、彼女はこう呼ばれている。『高校野球のジャンヌダルク』と」
一山塁「よし、ここは・・・」
一山塁「──!ここだ!はっ!」
一山塁「完璧!!」
「ストライク!バッターアウト!!」
「さすがだ・・・」
「これは相手からしたらひとたまりもないですね・・・強烈だ・・・」

〇野外球場
  一山塁は捕手でも観客の度肝を抜いた。どんなピンチでも冷静に対処して投手をリードする。
一山塁(──!させない!)
「おおおお~!!!」
「何というバズーカ送球・・・」
「ここまでのものとは・・・」
  さらに打撃でも・・・
一山塁(ここは1球で仕留めるわ!)
一山塁(!ここだ!!)
  狙いを絞り、確実に振り抜いて得点を稼ぐ。これも彼女のすごさである。

〇球場のベンチ
  試合終了後の彼女をサーチカメラが捉えた。
一山塁「バッティングフォームのチェックを明日辺りしたいわね。明日、明後日と休日だし・・・。試合に備えて色々しなきゃ」
一山塁「えーと、今後の予定は・・・こんな感じね。よし、帰りましょう」

〇木造の一人部屋
  塁は中学までは親と同居していたが高校進学をきっかけに高校近くの一軒家で一人暮らしを始めた。
一山塁「ふう、いいお風呂だったわ。さて、今日の試合の振り返りをしましょう」
  塁は寝る前に必ず今日の試合の反省点等をまとめる。その真面目さはチームメイトからも好印象を貰っている。
一山塁「これでよし、と」

〇病院の診察室
伊吹・フランクリン・水樹「よし、これでいいかい?」
一山塁「はい、問題ありません。ありがとうございます」
伊吹・フランクリン・水樹「どうも。あぁ、そうだ。塁ちゃんあんたさぁヒーローとか興味ある?」
一山塁「ヒーロー、ですか?それなりには・・・」
一山塁「でも、悪人や怪人は今この世界にいないのですが、どのようなヒーローを・・・」
伊吹・フランクリン・水樹「安全に、そして安心して選手がスポーツできる。そしてそれを見る人たちにもおなじような環境を提供する人たちを助ける戦隊だな」
伊吹・フランクリン・水樹「あんたが活躍できるのは温かい声援だけじゃないだろ?」
一山塁「はい。私が安心、安全にプレーができる環境を整えてくれる方々のおかげですから」
伊吹・フランクリン・水樹「そうだろう?そういうことをあんたもしたいだろう?そういう戦隊を私は作るんだ。協力してくれるかい?」
一山塁(私を支える人たちに最高の環境を提供してより良い応援をしてもらう・・・私を支えてくれる人たちを今度は私が・・・やるわ!)

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