プロミス♡プリンセス

かにチャーハン

秘密の花園からの招待状(脚本)

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〇簡素な一人部屋
  ここはどこにでもある、至って普通のあなたの家
  毎日毎日、退屈だなぁ・・・
  こんな生活、楽しくないなぁ。。
  ・・・伝説の木の下で・・・好きな女の子に待たれて・・・『好きです』なんて言われて・・・愛の告白されてぇーなー・・・なんて
  その時。ピンポーン、と玄関のベルが鳴った
  はーい
「・・・お届け物です」
  あ・・・そこに置いといてください
「分かりました・・・では」
  ・・・なんか変な人だったな・・・郵便の人じゃない服装だったけど・・・働き方改革かぁ?
  ・・・ん?手紙?
  そこには一通の手紙が郵便受けに入っていた
  誰からだろう・・・まぁ開けてみないと分からないことってあるし、1回中身を見てみるか
  拝啓 心優しき騎士様
  
  突然の手紙 失礼します
  
  今回あなた様は 4人のティアラを守る騎士として選ばれました
  ・・・・・・
  はぁ!?騎士?いつそんなのに選ばれたんだよ!?詐欺だろこんなの!!
  ・・・ってまだあるし・・・
  そこでは4人のティアラが新しい騎士で
  あられるあなた様を待っています
  どうかティアラ達の為にも1年間のあいだ
  騎士として守り抜いていただけますか
  
  場所は秘密の花園
  時間は早朝8時
  学費はすべて負担しますのでご心配なく
  なおこの手紙は騎士の証の代わりとなるので常に身につけること
  
  秘密の花園の薔薇より
  学費はすべて負担します、かぁ・・・
  てか俺、男だけど・・・秘密の花園なんだろう?そんな秘密の場所に行っていいのか・・・?
  ・・・場所は検索すれば出るかなぁ
  あなたは秘密の花園へ向かうことにした

〇名門校の校門(看板の文字無し)
  ここか、秘密の花園って・・・
  一応、手紙も持ってきたことだし。中に入ってみるか
  コンコンコン
  すみませーん
  ・・・
  誰もいないのか?言われた通りに来てやったのに、こんな事ってあるのかよ・・・
  ギィ・・・
  大きな扉が重く開かれた。
  そして、中から出てきたのは・・・
桜庭ももか「あなた様が新しく騎士になられる方ですか・・・?」
  え?・・・ま、まあそうみたいだけど・・・
桜庭ももか「やっぱり!噂には聞いていました」
  噂・・・?どういう事?
桜庭ももか「先生から聞いていたんです!私たち、ティアラの事を守ってくださる騎士がここへ来るって」
  は、はあ?せ、先生?
  ど、どういう事?
桜庭ももか「あれ?手紙に書いていませんでしたか・・・?」
  いや・・・書いてなかったけど・・・でも・・・
桜庭ももか「でも?」
  秘密の花園って書いてあったよ。
桜庭ももか「えー!?!?!?」
桜庭ももか「先生、ここの本当の名前、書き忘れたのかなぁ・・・」
桜庭ももか「でも、こんな遠い場所までどうやって来られたのですか?」
  封筒に書いてあった住所を頼りに、スマホで調べて来たんだよ。
桜庭ももか「わざわざ調べてまで来て下さり、ありがとうございます・・・!」
  ピンク髪の女の子は、気を悪くしたのか泣き出してしまった。
  な、泣かなくて大丈夫だから・・・!それより、君の名前は・・・?
桜庭ももか「私、桜庭ももかって言います。騎士様、どうか1年間よろしくお願いいたします!」
  桜庭・・・?
桜庭ももか「ど、どうかされました・・・?」
  い、いや!なんでもないよ。
  (気のせいかな)
桜庭ももか「そうなんですか・・・?あ、そ、それより!中に入りましょう!重たい荷物とかあって大変ですから・・・」
  それもそうだな・・・
桜庭ももか「じゃあ、ご案内致しますね!」
桜庭ももか「えっと、ここが私たちが通う聖ミルフィーユ学園です!」
  へぇ・・・ここが聖ミルフィーユ学園か・・・
  ていうか、いわゆる女子校なんだろ?男の俺が入ってもいいのか?
桜庭ももか「男性の方で騎士様になる方であれば入学が許されているので大丈夫です!」
  へぇ・・・でもなんで、秘密の花園なの?
桜庭ももか「ここに通っていた初代の生徒さんが、憧れで付けた名前なんだそうです」
桜庭ももか「そういえば、ここに来る前手紙が届いたんですよね?」
  ああ、確かに手紙が届いたよ。
桜庭ももか「手紙が届いた人だけが入れる、というのがここのしきたりなんです」
桜庭ももか「さらにその手紙の中にもう1枚手紙が入っていれば、ティアラとして選ばれるんです」
  じゃあ、桜庭さんも手紙がもう1枚入っていたって事?
桜庭ももか「はい!ずっとティアラになるのが憧れで・・・」
  へぇ・・・ティアラってどういう事をするの?
桜庭ももか「ティアラとして選ばれた4人は、1年間騎士に守られながら立派なプリンセスとして活動するのが決まりなんです」
桜庭ももか「そして・・・」
  言いかけた時、後ろからもの凄い勢いで走ってくる足音が聞こえた。
「ちょっとちょっと?!」
  え・・・!?
桜庭ももか「こ、校長先生!?」
  は?!校長先生!?
月ヶ瀬かがみ「あなたね、今日から騎士になるのは・・・」
  は、はあ・・・そうですけど・・・
  月ヶ瀬はあなたをジロリと睨みつけた
  な、なんなんですか・・・?
月ヶ瀬かがみ「わたしはこの学園の校長、月ヶ瀬かがみです」
  は、はあ・・・どうも
月ヶ瀬かがみ「今日からあなたを騎士として任命します。が、言っておきたいことがあるわ」
  な、何でしょう・・・
月ヶ瀬かがみ「1年間の間に、1人のプリンセスとリングを交わさなければ・・・」
  月ヶ瀬はあなたに指輪を見せた。キラキラとまるで星のように宝石が輝いている
月ヶ瀬かがみ「あなたは騎士失格、そしてこの場所から出て行ってもらいます」
  ・・・
  ええー!?何だってー!?
月ヶ瀬かがみ「出ていきたくなければ、本当に大切にしたい、守りたいと思うプリンセスを選び、リングを交わすこと」
  なんで俺が・・・?!
  (普通なら指輪を交わすのは騎士じゃなくて王子だろー?!)
月ヶ瀬かがみ「・・・あなたの思考は読めているわ」
  (しまった・・・気づかれた・・・!)
月ヶ瀬かがみ「とにかく、今日からよろしく頼むわね」
  そういうと月ヶ瀬は風のように去っていった
  俺、これから一体どうなるんだ・・・!?
  こうして波乱の1年間が、幕を開けた・・・

次のエピソード:集いし4つの輝き

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