【第6話】演劇?文化祭?波乱の幕が上がる(脚本)
〇教室
夏が終わり、2学期が始まった
秋に行われる文化祭の話し合いで
教室はざわついている
ゆうや「演劇かー。王道じゃん。配役どうするんだろ?」
しゅん(できれば裏方に回りたい。 目立ちたくない・・・頼む、空気になれ、俺・・・!)
えま「先生!演劇やるなら、 我こそ“運命を司る鍵の少女”に 立候補します!!」
しゅん(またコイツは・・・目立つのが好きだな・・・)
「【先生】 おっ、やる気あるのはいいな。 じゃあ、ヒロイン役、九十九。任せるぞ」
(えまがしゅんの肩を叩く)
えま「そして!相手役には―― この者を指名する!!!!!」
しゅん「は!? なんでだよ!?」
えま「運命に逆らうな。 “虚無の王子”としての素質、君にはある!」
ゆうや(やっば、配役天才すぎる)
あさな「そろそろ“魔術研究部”の出番って思ってたのよね〜」
るる「え、わたしも何かする感じ・・・・・・?」
しゅん「ていうか、いつの間に“部活枠”で 出る流れになってんだよ!」
かくして、“魔術研究部(仮)”は、
なぜかクラス演劇の中心へ。
波乱の文化祭準備が、いま始まる──