Braver's story

菊地恵子

第6話(脚本)

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菊地恵子

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〇研究装置
博士「・・・」
ケイト「ハァ、ハァ・・・博士大変です、ガーディアが・・・!」
博士「ふむふむ・・・なるほど・・・」
博士「・・・あぁ、ついにこの時が来たか・・・」
ケイト「え・・・どういう事ですか?」
博士「・・・ガーディアの寿命が来たのだ。 彼女は・・・もう長くなかったからな」
博士「部品も擦り切れ・・・治す術も無い。 せめて最期は青空を見せたかったが・・・遅かったみたいだ・・・」
ケイト「そ、そんな・・・。 まさかこんなに別れの時が早いなんて・・・」
ケイト「でもどうしてこんなに早く壊れてしまったのでしょうか?」
博士「・・・元々彼女は・・・私が古代のガーディアンを元に作った防衛装置だった」
博士「それ故、彼女は古代のパーツを大量に使って開発されたのだ」
博士「そしてその古代のパーツの限界がきた・・・というのが原因だろう」
ケイト「そうですか・・・。 博士、彼女を・・・そのまま眠らせてあげて下さい」
ケイト「助からない運命なら・・・苦しまない方が彼女の為にもいいですし」
博士「分かった、そうしよう」
博士「・・・あ、そうだこれを君に渡しておこう」
ケイト「これは?」
博士「ガーディアが君に残した手紙だ。 君達が過去に行く前に書いた物ではあるが・・・」
ケイト「ガーディアからの手紙? どれどれ・・・」
  ケイトさんへ
  もうすぐ博士さんの研究が完成しますね。
  ワタシ・・・過去に行ったら綺麗な青空を見たいと思ってるんです。
  そしてケイトさんと一緒に平和だった世界を見て回れたらいいな・・・なんて考えたりしているんです。
  ケイトさん、もし過去に行ったら・・・一緒に頑張りましょうね。
  約束ですよ? ガーディアより
ケイト「・・・ガーディア・・・」

〇田舎の病院の病室
  数時間後
コリン「そう、ですか・・・。 間に合わなかったんですね・・・」
ケイト「うん・・・ガーディアはここに来る前に壊れかけてたんだって」
ケイト「でも、まさかこんなに早く別れる事になるとは思わなかったよ」
ケイト「・・・せめて平和になった世界を見せてあげたかったなぁ・・・」
コリン「ケイトさん・・・」
  魔物の侵入を確認、直ちに討伐にあたって下さい
コリン「ま、魔物の侵入・・・!?」

〇基地の廊下
瓶の魔物「ウゥゥ・・・」
マイ「・・・ん?何か変なガスが漂ってる?」
マイ「もしかして何かいるのかな・・・?」
瓶の魔物「・・・」
マイ「っ!魔物だ! 早く倒さないと!」
マイ「喰らえ、〈ファイア〉!」
瓶の魔物「ヴゥゥゥゥ・・・!!!」
マイ「ゲホッ、ゴホッ・・・! な、何このガス・・・!!!」
マイ「・・・ってあれ・・・なんだか・・・すべてがどーでもよくなってきた・・・」

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コメント

  • ガーディアは助かりませんでしたか……。😔
    手紙を読み上げるケイト……。悲しい……。

    別れの後に待っていたのはマイ……クリスの衝撃の真実。
    魔物事件の真相。そして記憶を取り戻してしまった彼。
    この異常事態は収束するか。目が離せませんね……!

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