第5話(脚本)
〇田舎の病院の病室
コリン「え!?魔物化した人の治療・・・ですか!?」
クロト「あぁ、それも急ぎで頼みたいが・・・出来そうか?」
コリン「そうしたいのは山々ですが・・・操られていたせいで力がまだ回復していなくて・・・」
クロト「そうか、だから昼間医務室に居なかったんだな・・・」
コリン「ごめんなさい・・・明日には回復するのでそれまで待っていただけたら・・・」
ケイト「ハァ、ハァ、ハァ・・・」
クロト「どうしたケイト? 酷く慌ててるみたいだが・・・」
ケイト「君達、丁度良かったよ・・・。 ガーディアを見てないかな?」
コリン「ガーディアさんですか? いえ、見てませんが・・・」
ケイト「そうか・・・。 マスターさんにも聞いたけど、そこにも居なかったし・・・どうしよう・・・」
クロト「・・・分かった、明日にはなるが俺が探してこよう」
ケイト「えっ・・・いいのかい?」
クロト「あぁ、ただどんな奴か教えてくれたらの話だ」
ケイト「分かったよ、ガーディアは・・・」
〇森の中
ガーディア「うーん、暗いですネ・・・。 帰り道分からなくなっちゃいましタ・・・」
ガーディア「ヒッ・・・な、何ですカ?」
ドール「やぁ!こんな暗い時間にどうしたの?」
ガーディア「・・・なんだ、男の子でしたカ」
ガーディア「・・・ん?こんな時間に・・・一人で外ニ・・・?」
ドール「ねぇねぇ、君も一緒に遊ぼうよ!」
ガーディア「え、いや・・・ワタシは・・・」
ドール「さぁ、ついてきて!」
ガーディア「イ・・・イヤァァァァァッ!!!」
〇森の中のオフィス(看板無し)
翌朝
〇一人部屋(車いす無し)
ケイトとガーディアの部屋
ケイト「・・・昨日はあまり眠れなかったなぁ。 ガーディア、大丈夫かな・・・」
ケイト「あ、クロト。 ガーディアは見つかった?」
クロト「・・・見つかったには見つかったが・・・無事とは言い難いな・・・」
ケイト「え、それってどういう・・・」
クロト「・・・これを見れば分かる」
ケイト「そ、そんな・・・! ガーディア、ボクの声が聞こえるかい!?」
ガーディアの石像「・・・」
ケイト「・・・駄目だ、完全に石になってる・・・」
クロト「・・・すまない、無事な状態で見つける事が出来なくて・・・」
ケイト「君のせいじゃないよ・・・。 とりあえずコリンに治療してもらわないと・・・」
クロト「うーむ・・・コリンは今別な奴の治療中だしな・・・」
ケイト「そうか・・・じゃ少し待たないといけないね・・・」
〇田舎の病院の病室
数時間後
コリン「はい、治りましたよ。 後遺症も特には無いですし、もう帰っても大丈夫です」
エリス「わぁ・・・ありがとうございます! お陰で助かりました!」
???「エリス!」
モモ「あ、居た居た! 大丈夫、怪我は無い!?」
エリス「モモちゃん、心配してくれてありがとう。 私はもう大丈夫だよ」
モモ「本当!?良かった・・・! 私ずっと心配したんだからね!」
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ガーディアが石化してしまうとは……!😰
道化師のドール……マイを遊園地に誘ったのと同じように、彼女を何処かへ連れていったのでしょうか。
未来の世界の技術は通用するか。楽しみにしてます。