第2話(脚本)
〇開けた交差点
都市アークハール
〇シックなカフェ
デュラン「いやー、今日の依頼も楽勝だったな!」
デュラン「さーてせっかくだし一杯飲んでくか・・・」
デュラン(・・・って、ん? クロトが誰かと話してるな・・・)
モモ「・・・お願いです、友達のエリスを見つけて下さい!」
クロト「なるほど、それが依頼か・・・。 それでそのエリスはいつ居なくなったんだ?」
モモ「それが・・・グリーンフォレストに行ってくると言ったきり帰って来ないんです!」
モモ「・・・どうしましょう、明日集まる約束をしていたのに・・・」
クロト「分かった、俺達で必ずその友達を捜し出す」
モモ「あ、ありがとうございます! ぜひとも宜しくお願いします!」
クロト「うーむ、グリーンフォレストか・・・」
デュラン「おいクロト、何かあったのか?」
クロト「デュランか、ちょうど良かった。 今丁度人探しの依頼を任されたんだ」
デュラン「それは聞こえたぜ。 グリーンフォレストに行くんだろ?」
クロト「ああ、深刻そうな様子だったからな・・・早く探さなければな」
デュラン「ならオレも手伝うぜ! 丁度今日の依頼が片付いたからな!」
クロト「それはありがたい、ならすぐに向かうとするか」
〇森の中
マイ「うーん、確か薬草が取れるのはこの辺だったよね・・・」
マイ「いや、もうちょっと向こうかな・・・?」
マイ「な、何・・・?」
ドール「やぁ!こんにちは!」
マイ「え、えっと・・・こんにちは」
ドール「ボク、ドールっていうんだ!君は?」
マイ「・・・僕はマイだよ」
ドール「そっか!マイって言うんだね!」
マイ「う、うん・・・」
ドール「ねぇ、君もボクのお友達にならない?」
マイ「え・・・?」
ドール「ねぇ、良いでしょ?友達になってよ!」
マイ「・・・う、うーん・・・急に言われても心の準備が・・・」
ドール「じゃ、素敵な場所に連れてってあげる! そこへ行けば、君の気持ちもきっと変わるよ!」
マイ「あ、ちょっと・・・!」
〇遊園地の広場
ドール「着いたよ!」
マイ「わぁ・・・」
マイ「驚いたよ・・・まさかグリーンフォレストの奥にこんな遊園地があるなんて・・・」
ドール「ここはボクが見つけた秘密の場所なんだ! この中なら、きっとマイも楽しい気持ちになれるよ!」
マイ「・・・うん、ありがとう」
ドール「どういたしまして!」
マイ「・・・そういえばさ、ドールはどうして一人であそこに居たの?」
ドール「ボク?うーん・・・君をここに連れて来たかったからかな!」
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)
自作の立ち絵(道化師の男)を使用して頂き誠にありがとうございます。🙏
ドールに導かれて遊園地へ……と思いきや森……!?
マイは無事に戻れるのか。そしてデュランとクロトの依頼はどうなるか。
楽しみにしてます。